そろそろシロアリの群飛の時期を迎えたようで、白ありのご相談を頂戴したので、お伝えいたします。
宮城に生息しているヤマトシロアリですが、5月中旬から、6月上旬にかけて、羽アリとなって別な場所を求めて飛び立つ(群飛)の時期を迎えます。(全部飛び立つ訳ではありません)
群飛するのは、雨上がりなどの午前中に多いと言われており、この時期、水回りや家の周りなど湿気の多い箇所の点検が必要です。(通常2.3日でいなくなります)
※ 飛べる距離は(風まかせ)、100mからせいぜい200m位で、飛んできた羽アリが、庭に飛び降りカップルとなり、地中にコロニー(巣)をつくる場合もありますので、近所から飛んできたシロアリは速やかに退治してください。
そして、家の中や基礎周辺などに、翅アリを発見したら、家が被害にあってる可能性が高いので対処が必要です。
また、黒ありをシロアリと間違えるケースも多いのですが、黒アリは、家には被害を及びませんので、あまり神経質にならなくてもOKです。
触覚の形・胴回りの体型・翅の前後の大きさなど、肉眼でもわりと簡単に区別がつきます。
いずれにしても、羽アリを発見しましたら、2.3匹捕獲の上、ご連絡いただければ点検させていただきますので、ご連絡いただければ幸いです。
※ シロアリの駆除業者には、必要以上の工事をさせられたり、無意味な換気扇をつけさせたり、危険な薬剤の散布により、健康被害を受けたりする場合もありますので、ご注意ください。
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シロアリの点検時期です。
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家づくりの目的は家族の幸せづくり
家づくりの目的は何でしょう。
住まい塾などでも、よくお聞きするのですが、きっかけを目的と混同している方も多く、家を建てることが目的になっている方も少なくないというのが正直な思いです。
家が狭いから・古いから・寒いから・結婚や出産・子どもの成長・親との同居・家賃がもったいない・金利や消費税等々、これらは、目的ではなく動機です。
そして、無理のない予算・使い勝手のいい間取り・お洒落な外観や内装・豪華なキッチンやバスといった要素もどういう家にしたいかという希望や要望であり、目的ではないはずです。
家づくりの目的は、夢や資産形成の実現や老後の安心など、人によって様々ですが、最大の目的は、やはり家族の幸せを実現することにあるのではないでしょうか。
そして、家族の幸せの源は何かといえば、日々健康に暮らすことが何より大事なことではないかと、私は思っています。
人は、誰でも病気になって寝込んだりすると、健康が一番と痛感するものですが、日々の暮らしの中で、どうしても忘れがちなのも健康です。
この健康という誰もが願う、一見当たり前のことをどこか忘れてしまい、予算や間取り・デザインや広さ・設備や素材といった部分を優先した家づくりを進めてしまっているユーザーが、非常に多いのです。
もちろん、予算や間取り・デザインなども、重要ではありますが、これらを満足させても、健康を左右する住み心地が悪いと、後々、様々なストレスや我慢を強いられ、結局は後悔するケースが多いのです。
日本で、健康の3大要素として、よく言われるのが、栄養・休養・運動です。
しかし、他の国々では、これらの他に、空気・水・陽光が、重要とされ、特に空気は何より先にあげられる大事な要素です。
一口に空気といっても、ピンとこない方も多いと思いますが、空気の清浄さ・室温や湿度、この全てのバリアのない家こそが、本物のバリアフリー住宅であり、私達の健康を支える一番重要な源となります。
なぜ、私がこんな話をするかと言えば、業界に長年身を置く、私も、家づくりの本来の目的を見失い、優先順位を間違い後悔した一人だったからです。
拙著では、前の家について、多少触れていますが、実をいうと、私は、これまで3軒の家を建てました。
そして、恥ずかしながら、20代で建てた1軒目も30代で建てた2軒目も、結局は失敗だったのです。
1軒目の家は、結婚を機に建てた親と住む二世帯住宅でしたが、限られた予算の中で、広さと間取りを重視した家づくりで、2軒目の家は、長女が小学校に上がる前に建てた家族4人の住む家でしたが、こちらも限られた予算の中で、外観や内装・設備や間取りを優先させてしまったのです。
どちらの家も、見栄えを優先させたので、見た目はそこそこで、他人から見ればいい家に見えるのですが、そこに住む人しか分からない、住み心地に関しては理想とはかけ離れた家でした。
しかし、かけ離れているとはいえ、そう感じるのは、省エネで快適な住み心地の家を知っている者だけであって、多少の寒さや暑さ・湿気や結露は、ある意味しようがないと思っている方が、非常に多いのも現実で、実に厄介な問題でもあるのです。
私とて、住み心地や健康と言った部分を、蔑ろにしたわけではなく、断熱に対しても、私なりに最低限、配慮したつもりでしたが、気密は、ほとんど考慮せず、結局は中途半端で、春や秋はともかく、冬や梅雨から夏にかけては、何かとストレスを感じながらの生活だったのです。
つまり、家づくりの優先順位を間違えると、広さや間取り・仕様をいくら吟味してお金をかけても、満足するのは初めのうちだけで、一番大事な住み心地の悪さで、後々後悔してしまうのです。
私の場合は、幸いにも、仕事上、不動産も扱っていることで、損失を最小限に抑えて、住み替えができましたが、正直いって一般のユーザーは、失敗したからといって、そう簡単には住み替えは困難ですので、何としても後悔しない家づくりを実現していただきたいのです。
よく、結婚生活は山あり谷ありで、楽しいことばかりでなく、辛い時や苦しい時もあると言われますが、家づくりも似ているものだと最近つくづく感じています。
家は、建てたら基本的に、一生住み続けなければなりません。
そして、日々めまぐるしく変わる気候の中、家の中で、人が心地よいと感じる期間は、そう長くはないのです。
結婚は、我慢できなければやり直しは可能ですが、家はそう簡単にはいかないのです。
断言できるのは、家の気密や断熱を蔑ろにしたり、ある程度とかそこそこにしては、絶対に住み心地のいい家にはならないということで、こうした家で住み心地を求めると、冷暖房や換気・除湿や加湿器などのイニシャルコストやランニングコストが膨大にかかるために、我慢するようになって、温度差のある暮らしを強いられ、暑さや寒さ・湿気によって、住む人の健康はもとより、家の耐久性までも阻害されてしまうのです。
理解していただきたいのが、屋根や外壁・内装や設備は、将来、やり直しや交換は可能ですが、住み心地や耐久性を左右するこ気密や断熱だけは、構造をスケルトンにしなければやり直しは出来ず、建替え以上にかかるこうした工事は現実的に無理なのです。
家の気密性や断熱性の低さによる、寒さや暑さは、体の丈夫な若いうちは、あまり気にならず、我慢や気力で乗り切ったり、冷暖房でも十分カバー出来るのですが、空気の汚れや部屋間の温度差や湿気は、徐々に身体の負担となり、年齢を重ねることでその影響は大きくなってくるのです。
また、子どもの成長に合わせ、家づくりを検討する方も多いのですが、免疫機能が発達していない乳幼児や小さなお子さんに与える空気と温熱の影響は、大人の何倍も大きいということを、真剣に考えて欲しいのです。
ナイチンゲールは、病気の回復を妨げるのも、健康な方が、病を引き起こすのも、その最大の原因は、空気の汚れと体の冷えであると、著書「看護覚え書」の中で説いています。
日本には、四季があり、朝晩の温度差も激しく、寒い日もあれば、暑い日もあり、湿気に悩まされる梅雨もあり、大雨や台風・時には大地震にも見舞われます。
そんな時でも、不安や不満・不快な思いを感じずに、家族の暮らしを守るストレスフリーの家が、本当のいい家ではないでしょうか。
また、私達は、寝不足や疲れなどから、よく体調を崩したりしますが、これらも室内の空気の影響が大きく、温度差を抑え、空気のきれいな家に暮らし、ぐっすり眠ることで、心身の疲れをいやし、自ずと免疫力も上がり、健康を守ってくれるのです。
そして、少ないエネルギーで、家中の温度差をなくし、きれいな空気に満たされた家を、これからの家づくりのスタンダードにしていくことは、家族の健康や老後の安心を叶えるばかりでなく、この国の抱える様々な問題の解消にもつながるのです。
これから家を建てようとしている皆様に、お伝えしたいのは、家づくりの一番の目的は家族の健康を守るということであり、その目的を叶えるには、家づくりの優先順位を間違いないことです。
何より優先しなければならないのは、その家の住み心地であり、人と建物の健康を守るための、空気環境と温熱環境で、見た目や広さはその次です。
そして、誰もが重視する予算にしても、見た目の建築費だけに捉われることなく、光熱費などのランニングコストやメンテナンス費用・将来の耐久性や資産価値にも目を向けた検討が必要なのです。
家は、いくら見栄えよく予算内に収まっても、気密や断熱・換気や冷暖房のバランスが悪いと、単に住み心地が悪いだけでなく、光熱費や医療費・生活費や家事労働費なども嵩み、結局は高くつくという認識が必要なのです。
特に、建築において、一番コストを削りやすいのも、気密や断熱・換気のコストで、一般のユーザーは、関心も低く・違いがわかりづらいために、結局は最高等級とかトップレベルという言葉だけを鵜呑みにしてしまい、知らないまま・知らされないままに家を求めてしまっているのです。
弊社で建てずとも、家づくりの目的は家族の幸せづくりということを念頭においた、家づくりを進めることが大事で、この順序さえ間違えなければ、家づくりの成功にぐっと近づきますので、是非、ご理解いただきたいと切に願います。
住まい塾などでも、よくお聞きするのですが、きっかけを目的と混同している方も多く、家を建てることが目的になっている方も少なくないというのが正直な思いです。
家が狭いから・古いから・寒いから・結婚や出産・子どもの成長・親との同居・家賃がもったいない・金利や消費税等々、これらは、目的ではなく動機です。
そして、無理のない予算・使い勝手のいい間取り・お洒落な外観や内装・豪華なキッチンやバスといった要素もどういう家にしたいかという希望や要望であり、目的ではないはずです。
家づくりの目的は、夢や資産形成の実現や老後の安心など、人によって様々ですが、最大の目的は、やはり家族の幸せを実現することにあるのではないでしょうか。
そして、家族の幸せの源は何かといえば、日々健康に暮らすことが何より大事なことではないかと、私は思っています。
人は、誰でも病気になって寝込んだりすると、健康が一番と痛感するものですが、日々の暮らしの中で、どうしても忘れがちなのも健康です。
この健康という誰もが願う、一見当たり前のことをどこか忘れてしまい、予算や間取り・デザインや広さ・設備や素材といった部分を優先した家づくりを進めてしまっているユーザーが、非常に多いのです。
もちろん、予算や間取り・デザインなども、重要ではありますが、これらを満足させても、健康を左右する住み心地が悪いと、後々、様々なストレスや我慢を強いられ、結局は後悔するケースが多いのです。
日本で、健康の3大要素として、よく言われるのが、栄養・休養・運動です。
しかし、他の国々では、これらの他に、空気・水・陽光が、重要とされ、特に空気は何より先にあげられる大事な要素です。
一口に空気といっても、ピンとこない方も多いと思いますが、空気の清浄さ・室温や湿度、この全てのバリアのない家こそが、本物のバリアフリー住宅であり、私達の健康を支える一番重要な源となります。
なぜ、私がこんな話をするかと言えば、業界に長年身を置く、私も、家づくりの本来の目的を見失い、優先順位を間違い後悔した一人だったからです。
拙著では、前の家について、多少触れていますが、実をいうと、私は、これまで3軒の家を建てました。
そして、恥ずかしながら、20代で建てた1軒目も30代で建てた2軒目も、結局は失敗だったのです。
1軒目の家は、結婚を機に建てた親と住む二世帯住宅でしたが、限られた予算の中で、広さと間取りを重視した家づくりで、2軒目の家は、長女が小学校に上がる前に建てた家族4人の住む家でしたが、こちらも限られた予算の中で、外観や内装・設備や間取りを優先させてしまったのです。
どちらの家も、見栄えを優先させたので、見た目はそこそこで、他人から見ればいい家に見えるのですが、そこに住む人しか分からない、住み心地に関しては理想とはかけ離れた家でした。
しかし、かけ離れているとはいえ、そう感じるのは、省エネで快適な住み心地の家を知っている者だけであって、多少の寒さや暑さ・湿気や結露は、ある意味しようがないと思っている方が、非常に多いのも現実で、実に厄介な問題でもあるのです。
私とて、住み心地や健康と言った部分を、蔑ろにしたわけではなく、断熱に対しても、私なりに最低限、配慮したつもりでしたが、気密は、ほとんど考慮せず、結局は中途半端で、春や秋はともかく、冬や梅雨から夏にかけては、何かとストレスを感じながらの生活だったのです。
つまり、家づくりの優先順位を間違えると、広さや間取り・仕様をいくら吟味してお金をかけても、満足するのは初めのうちだけで、一番大事な住み心地の悪さで、後々後悔してしまうのです。
私の場合は、幸いにも、仕事上、不動産も扱っていることで、損失を最小限に抑えて、住み替えができましたが、正直いって一般のユーザーは、失敗したからといって、そう簡単には住み替えは困難ですので、何としても後悔しない家づくりを実現していただきたいのです。
よく、結婚生活は山あり谷ありで、楽しいことばかりでなく、辛い時や苦しい時もあると言われますが、家づくりも似ているものだと最近つくづく感じています。
家は、建てたら基本的に、一生住み続けなければなりません。
そして、日々めまぐるしく変わる気候の中、家の中で、人が心地よいと感じる期間は、そう長くはないのです。
結婚は、我慢できなければやり直しは可能ですが、家はそう簡単にはいかないのです。
断言できるのは、家の気密や断熱を蔑ろにしたり、ある程度とかそこそこにしては、絶対に住み心地のいい家にはならないということで、こうした家で住み心地を求めると、冷暖房や換気・除湿や加湿器などのイニシャルコストやランニングコストが膨大にかかるために、我慢するようになって、温度差のある暮らしを強いられ、暑さや寒さ・湿気によって、住む人の健康はもとより、家の耐久性までも阻害されてしまうのです。
理解していただきたいのが、屋根や外壁・内装や設備は、将来、やり直しや交換は可能ですが、住み心地や耐久性を左右するこ気密や断熱だけは、構造をスケルトンにしなければやり直しは出来ず、建替え以上にかかるこうした工事は現実的に無理なのです。
家の気密性や断熱性の低さによる、寒さや暑さは、体の丈夫な若いうちは、あまり気にならず、我慢や気力で乗り切ったり、冷暖房でも十分カバー出来るのですが、空気の汚れや部屋間の温度差や湿気は、徐々に身体の負担となり、年齢を重ねることでその影響は大きくなってくるのです。
また、子どもの成長に合わせ、家づくりを検討する方も多いのですが、免疫機能が発達していない乳幼児や小さなお子さんに与える空気と温熱の影響は、大人の何倍も大きいということを、真剣に考えて欲しいのです。
ナイチンゲールは、病気の回復を妨げるのも、健康な方が、病を引き起こすのも、その最大の原因は、空気の汚れと体の冷えであると、著書「看護覚え書」の中で説いています。
日本には、四季があり、朝晩の温度差も激しく、寒い日もあれば、暑い日もあり、湿気に悩まされる梅雨もあり、大雨や台風・時には大地震にも見舞われます。
そんな時でも、不安や不満・不快な思いを感じずに、家族の暮らしを守るストレスフリーの家が、本当のいい家ではないでしょうか。
また、私達は、寝不足や疲れなどから、よく体調を崩したりしますが、これらも室内の空気の影響が大きく、温度差を抑え、空気のきれいな家に暮らし、ぐっすり眠ることで、心身の疲れをいやし、自ずと免疫力も上がり、健康を守ってくれるのです。
そして、少ないエネルギーで、家中の温度差をなくし、きれいな空気に満たされた家を、これからの家づくりのスタンダードにしていくことは、家族の健康や老後の安心を叶えるばかりでなく、この国の抱える様々な問題の解消にもつながるのです。
これから家を建てようとしている皆様に、お伝えしたいのは、家づくりの一番の目的は家族の健康を守るということであり、その目的を叶えるには、家づくりの優先順位を間違いないことです。
何より優先しなければならないのは、その家の住み心地であり、人と建物の健康を守るための、空気環境と温熱環境で、見た目や広さはその次です。
そして、誰もが重視する予算にしても、見た目の建築費だけに捉われることなく、光熱費などのランニングコストやメンテナンス費用・将来の耐久性や資産価値にも目を向けた検討が必要なのです。
家は、いくら見栄えよく予算内に収まっても、気密や断熱・換気や冷暖房のバランスが悪いと、単に住み心地が悪いだけでなく、光熱費や医療費・生活費や家事労働費なども嵩み、結局は高くつくという認識が必要なのです。
特に、建築において、一番コストを削りやすいのも、気密や断熱・換気のコストで、一般のユーザーは、関心も低く・違いがわかりづらいために、結局は最高等級とかトップレベルという言葉だけを鵜呑みにしてしまい、知らないまま・知らされないままに家を求めてしまっているのです。
弊社で建てずとも、家づくりの目的は家族の幸せづくりということを念頭においた、家づくりを進めることが大事で、この順序さえ間違えなければ、家づくりの成功にぐっと近づきますので、是非、ご理解いただきたいと切に願います。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
ウッドワンでの「住まい塾」 での質問②
昨日に引き続き、もう一つの質問を紹介させていただきます。
Q.セミナーありがとうございました。まだ住宅について、それほど詳しくありませんが今後の仕事に活かさせていただきます。
・宮城県の工務店ではまだ外断熱やソーラーサーキットが普及していないのでしょうか?
・そうした工務店様に、外断熱への取り組みを促す重要なポイント等あれば教えて頂きたいです。
A. ご質問の通り、ここ宮城でも家づくりの主流は、充填断熱であり、ソーラーサーキットはもちろん、外断熱の家づくりに取り組む工務店は、ごく僅かです。
正しい外断熱がシェアを伸ばしていくことこそが、日本の家づくりには必要不可欠だと、常々考えておりますが、私達がいくら声高に叫ぼうとも、オイルショック以降、長年続く断熱の考え方は、そうそう簡単には転換出来ないのは、周知の事実です。
住宅業界に限ったことではありませんが、この国の悪しき習慣や住宅関連業界の見えない力がはたらき、外断熱の急速な普及は正直いって困難です。
理解しなければならないのは、外断熱でなくても、充填断熱でも、コストや手間・工期をかければ高性能な住宅は出来るということです。
しかし、充填断熱では、熱橋の影響や湿気や結露による経年変化は、避けがたいのも現実です。
省エネで快適に、そして健康に暮らせて、建物も長寿命にするには、気密・断熱・換気・冷暖房のバランスが重要だということは、これまで再三お伝えしている通りです。
そして、ユーザー自身も、気密や断熱に対しての正しい理解に基づいた、日々の暮らし方の改善や工夫も必要なのですが、これまで慣れ親しんできた生活習慣もあり、暮らし方の改善は、そう簡単なことではありません。
しかも、造り手側でさえ、気密や断熱・換気の重要性を本当に理解しているのはごく少数で、どうしても、肝心な部分を曖昧にした従来の延長のような家づくりが続いているのです。
しかし、家の断熱や空気性能が、人々の健康に大きな影響を与えるという考え方が定着しつつあり、様々なエビデンスも揃ってきてる中、医療費の削減や健康長寿社会の形成の観点からも、家の高性能化が各方面で叫ばれるようになってきました。
また、車は燃費で選ぶのが当たり前の世の中になったように、住宅も燃費で選ばれる時代はもうすぐそこまできています。
これからの日本は、少子高齢化による社会保障費の増加や年金の支給年齢の繰り下げや減額・医療費や介護費用の問題・世帯数減少と空き家の増加に伴う不動産価値の低下を考えれば、30年後に家を建て替えられる方の層は、ほんの一握りではないでしょうか。
今後も長く、地元の工務店として、元請で住宅を手掛けていくのであれば、見た目の安さや売りやすさを考えた家ではなく、あくまで高気密・高断熱をベースにした高性能な住宅であり、次の世代に引き継げる本物の長寿命の家づくりなのです。
なぜならば、こうした部分が大手のハウスメーカーやローコストビルダーが一番手を付けたくない部分でもあり、手を付けようとしてもなかなか実現できない弱点でもあるからです。
私達の様に、地元に生かされている中小の造り手は、お客様の真の満足と信頼を得るためにも、光熱費を抑えつつ、しかも快適で健康に暮らせる家づくりに邁進していくことこそが、唯一生き残る道ではないかと私は思っています。
家中が綺麗な空気に満たされ、温度差もなく、湿度のコントロールされた、空気のバリアのない住まいが、本物のバリアフリー住宅であって、家族の幸せにとって、一番大切な健康な暮らしを実現するのです。
そして、暮らしにストレスを感じない快適な住み心地は、何十年経っても色あせることなく、お客様に心から喜んでいただける住まいとなります。
オイルショック以降続く、充填断熱が主流の家づくりは、完璧を求めれば求めるほど、実に多くの矛盾と弊害を抱えてしまいます。
その点、外断熱は、どこから見ても実に理に叶っており、その性能は実証もされているのです。
建築コストも重要な問題ですが、コスト以上の多くのリターンが得られるのが、外断熱での暮らしであり、こればかりは、誠意と信念を持ってユーザーに伝えていくしか方法がありませんが、少なくとも充填断熱で完璧を求めるより、経験を積むことで、逆にコストも抑えられるのが外断熱の家づくりでもあります。
世の中やユーザーの意識や価値観を変えるためにも、業界の内側から、変えていかねばなりません。
共に日本の家づくりを変えていくという使命感を持って頑張っていきましょう。
Q.セミナーありがとうございました。まだ住宅について、それほど詳しくありませんが今後の仕事に活かさせていただきます。
・宮城県の工務店ではまだ外断熱やソーラーサーキットが普及していないのでしょうか?
・そうした工務店様に、外断熱への取り組みを促す重要なポイント等あれば教えて頂きたいです。
A. ご質問の通り、ここ宮城でも家づくりの主流は、充填断熱であり、ソーラーサーキットはもちろん、外断熱の家づくりに取り組む工務店は、ごく僅かです。
正しい外断熱がシェアを伸ばしていくことこそが、日本の家づくりには必要不可欠だと、常々考えておりますが、私達がいくら声高に叫ぼうとも、オイルショック以降、長年続く断熱の考え方は、そうそう簡単には転換出来ないのは、周知の事実です。
住宅業界に限ったことではありませんが、この国の悪しき習慣や住宅関連業界の見えない力がはたらき、外断熱の急速な普及は正直いって困難です。
理解しなければならないのは、外断熱でなくても、充填断熱でも、コストや手間・工期をかければ高性能な住宅は出来るということです。
しかし、充填断熱では、熱橋の影響や湿気や結露による経年変化は、避けがたいのも現実です。
省エネで快適に、そして健康に暮らせて、建物も長寿命にするには、気密・断熱・換気・冷暖房のバランスが重要だということは、これまで再三お伝えしている通りです。
そして、ユーザー自身も、気密や断熱に対しての正しい理解に基づいた、日々の暮らし方の改善や工夫も必要なのですが、これまで慣れ親しんできた生活習慣もあり、暮らし方の改善は、そう簡単なことではありません。
しかも、造り手側でさえ、気密や断熱・換気の重要性を本当に理解しているのはごく少数で、どうしても、肝心な部分を曖昧にした従来の延長のような家づくりが続いているのです。
しかし、家の断熱や空気性能が、人々の健康に大きな影響を与えるという考え方が定着しつつあり、様々なエビデンスも揃ってきてる中、医療費の削減や健康長寿社会の形成の観点からも、家の高性能化が各方面で叫ばれるようになってきました。
また、車は燃費で選ぶのが当たり前の世の中になったように、住宅も燃費で選ばれる時代はもうすぐそこまできています。
これからの日本は、少子高齢化による社会保障費の増加や年金の支給年齢の繰り下げや減額・医療費や介護費用の問題・世帯数減少と空き家の増加に伴う不動産価値の低下を考えれば、30年後に家を建て替えられる方の層は、ほんの一握りではないでしょうか。
今後も長く、地元の工務店として、元請で住宅を手掛けていくのであれば、見た目の安さや売りやすさを考えた家ではなく、あくまで高気密・高断熱をベースにした高性能な住宅であり、次の世代に引き継げる本物の長寿命の家づくりなのです。
なぜならば、こうした部分が大手のハウスメーカーやローコストビルダーが一番手を付けたくない部分でもあり、手を付けようとしてもなかなか実現できない弱点でもあるからです。
私達の様に、地元に生かされている中小の造り手は、お客様の真の満足と信頼を得るためにも、光熱費を抑えつつ、しかも快適で健康に暮らせる家づくりに邁進していくことこそが、唯一生き残る道ではないかと私は思っています。
家中が綺麗な空気に満たされ、温度差もなく、湿度のコントロールされた、空気のバリアのない住まいが、本物のバリアフリー住宅であって、家族の幸せにとって、一番大切な健康な暮らしを実現するのです。
そして、暮らしにストレスを感じない快適な住み心地は、何十年経っても色あせることなく、お客様に心から喜んでいただける住まいとなります。
オイルショック以降続く、充填断熱が主流の家づくりは、完璧を求めれば求めるほど、実に多くの矛盾と弊害を抱えてしまいます。
その点、外断熱は、どこから見ても実に理に叶っており、その性能は実証もされているのです。
建築コストも重要な問題ですが、コスト以上の多くのリターンが得られるのが、外断熱での暮らしであり、こればかりは、誠意と信念を持ってユーザーに伝えていくしか方法がありませんが、少なくとも充填断熱で完璧を求めるより、経験を積むことで、逆にコストも抑えられるのが外断熱の家づくりでもあります。
世の中やユーザーの意識や価値観を変えるためにも、業界の内側から、変えていかねばなりません。
共に日本の家づくりを変えていくという使命感を持って頑張っていきましょう。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
ウッドワンでの「住まい塾」での質問①
先週、新しくオープンしたウッドワンさんのショールームにて、社員さん向けの住まい塾を開催させていただきました。
内容的には、お客様向けのセミナーとほぼ同じですが、同じ建築業界に属している方々でもあり、大分ヒートアップしてしまい、またもや3時間をオーバーした住まい塾になりました。
そんな訳で、予定では30分ほど質問コーナーを設けていたのですが、時間が取れずに質問はメールでとお願いし、早速5.6人の方から質問を頂きました。
何回かに分けて、寄せられた質問の内容と私の回答を紹介させていただきますので、よろしければお付き合い下さい。
----------------------------------
Q. 太陽光の売電価格が下がることで、やはり今後は、太陽光パネルの普及が下がると思うのですが、対応策等はあるのですか?またどのようにしたらお施主様に太陽光のメリットや必要性を理解していただけるのか教えて下さい。
A. セミナーでも、少し触れましたが、これまで、太陽光発電は投資的要素が強く、業界全体が、住宅を売る為の一つの道具として、推進していた傾向が強く、私自身は家造りの本質からはずれた、そうした風潮に常々、疑問を持っており、お客様の要望があれば対応しておりましたが、積極的なご案内は控えておりました。
しかし、電気料金の度重なる値上げに加え、再生エネルギー賦課金の上昇により、年々光熱費が上昇し、私達の生活を圧迫してきている現状の中、さらに上昇する可能性が強く、生活防衛という観点からも導入の必要性を感じている次第です。
ご質問への回答ですが、売電価格が下がっても、メーカーの企業努力によって、太陽光パネルの価格も下がり、電気料金や再エネ賦課金も上昇しているので、10年~12年となる投資回収年数は、基本的に変わりません。
また、今はまだ高価で、設置メリットの少ない蓄電池ですが、年々、コストダウンも進み、価格も下がっております。
来年には、FIT制度が始まって10年を経過し、固定価格での買取が終了するユーザーが出始めることもあり、蓄電池の普及も進むだろうと予測されており、FIT終了後の売電価格とともに、蓄電池の価格がどこまで下がるか注目したいところです。
ただ、今後の流れとして、太陽光発電は、蓄電池に貯めて使うことも含め、売るよりも使う方向に急速に変わっていくということだけは、間違いありません。
今はまだ、割高なEV車ですが、バッテリー価格が下がることで、遅くとも2025年には、ガソリン車同様の価格になると言われており、燃費に換算すると1リッターあたり60KMも走るEV車の需要は、急速に伸びてくるはずです。
また、現在は、深夜電力で充電して使う方が多いEVユーザーですが、売電価格が下がれば、太陽光で発電した電気を充電するのが当たり前の時代に変化していくのです。
つまり、昨今、国がZEH住宅を本腰入れて推進しているのも、自動車メーカーがEV車の開発を急ピッチで進めているのもこうした背景もあるのではないでしょうか。
また、エコキュ―トなどの電気設備も、現在は、割安な深夜電力で沸かしていますが、太陽光を搭載することで、日中、発電した電気で沸かすというのが、ごく一般的になってくるのです。
※ エコキュ―トの電力単価は、夜間電力と再エネ賦課金を併せると、KWあたり約14円ですが、仮に、買い取り期間を終了する時点で、売電価格が、7.8円になったとしても、電力単価もさらに上がり、最低でも、17円~18円にはなっていると予測されるために、売電しなくても、使うことで、十分なメリットになるのです。そもそも10年経過すれば、初期投資分はほぼ回収している計算となり、発電した電気は、ただで使えるという見方も出来るわけです。
つまり、売電価格が下がることで、太陽光の普及が止まるというのは、いささか短絡的な考えでもあり、これからは、発電した電気を上手く活用し、極力、電力のメーターを回さないことの方が、結果的に、省エネや節エネともなり、金銭的な負担も軽減するということをご理解下さい。
2020年には新築住宅の50%・2030年には100%の太陽光を搭載したZEH住宅の普及が国の掲げる目標で、今後、予想される炭素税などの導入に当たっては、それぞれのCO2の排出量に合わせて課税するなどの検討も始まっており、太陽光のあるなしで、大きな差が出てくるかもしれないのです。
※ だからと言って、必要以上の太陽光を搭載しても、日中発電した分を消費するには限度もあります。かといって、蓄電池がいくら安くなっても何台も設置する訳にもいかないので、あくまで最低限の太陽光で十分で、7KWも8KWも上げるのは、どうかと思います。
内容的には、お客様向けのセミナーとほぼ同じですが、同じ建築業界に属している方々でもあり、大分ヒートアップしてしまい、またもや3時間をオーバーした住まい塾になりました。
そんな訳で、予定では30分ほど質問コーナーを設けていたのですが、時間が取れずに質問はメールでとお願いし、早速5.6人の方から質問を頂きました。
何回かに分けて、寄せられた質問の内容と私の回答を紹介させていただきますので、よろしければお付き合い下さい。
----------------------------------
Q. 太陽光の売電価格が下がることで、やはり今後は、太陽光パネルの普及が下がると思うのですが、対応策等はあるのですか?またどのようにしたらお施主様に太陽光のメリットや必要性を理解していただけるのか教えて下さい。
A. セミナーでも、少し触れましたが、これまで、太陽光発電は投資的要素が強く、業界全体が、住宅を売る為の一つの道具として、推進していた傾向が強く、私自身は家造りの本質からはずれた、そうした風潮に常々、疑問を持っており、お客様の要望があれば対応しておりましたが、積極的なご案内は控えておりました。
しかし、電気料金の度重なる値上げに加え、再生エネルギー賦課金の上昇により、年々光熱費が上昇し、私達の生活を圧迫してきている現状の中、さらに上昇する可能性が強く、生活防衛という観点からも導入の必要性を感じている次第です。
ご質問への回答ですが、売電価格が下がっても、メーカーの企業努力によって、太陽光パネルの価格も下がり、電気料金や再エネ賦課金も上昇しているので、10年~12年となる投資回収年数は、基本的に変わりません。
また、今はまだ高価で、設置メリットの少ない蓄電池ですが、年々、コストダウンも進み、価格も下がっております。
来年には、FIT制度が始まって10年を経過し、固定価格での買取が終了するユーザーが出始めることもあり、蓄電池の普及も進むだろうと予測されており、FIT終了後の売電価格とともに、蓄電池の価格がどこまで下がるか注目したいところです。
ただ、今後の流れとして、太陽光発電は、蓄電池に貯めて使うことも含め、売るよりも使う方向に急速に変わっていくということだけは、間違いありません。
今はまだ、割高なEV車ですが、バッテリー価格が下がることで、遅くとも2025年には、ガソリン車同様の価格になると言われており、燃費に換算すると1リッターあたり60KMも走るEV車の需要は、急速に伸びてくるはずです。
また、現在は、深夜電力で充電して使う方が多いEVユーザーですが、売電価格が下がれば、太陽光で発電した電気を充電するのが当たり前の時代に変化していくのです。
つまり、昨今、国がZEH住宅を本腰入れて推進しているのも、自動車メーカーがEV車の開発を急ピッチで進めているのもこうした背景もあるのではないでしょうか。
また、エコキュ―トなどの電気設備も、現在は、割安な深夜電力で沸かしていますが、太陽光を搭載することで、日中、発電した電気で沸かすというのが、ごく一般的になってくるのです。
※ エコキュ―トの電力単価は、夜間電力と再エネ賦課金を併せると、KWあたり約14円ですが、仮に、買い取り期間を終了する時点で、売電価格が、7.8円になったとしても、電力単価もさらに上がり、最低でも、17円~18円にはなっていると予測されるために、売電しなくても、使うことで、十分なメリットになるのです。そもそも10年経過すれば、初期投資分はほぼ回収している計算となり、発電した電気は、ただで使えるという見方も出来るわけです。
つまり、売電価格が下がることで、太陽光の普及が止まるというのは、いささか短絡的な考えでもあり、これからは、発電した電気を上手く活用し、極力、電力のメーターを回さないことの方が、結果的に、省エネや節エネともなり、金銭的な負担も軽減するということをご理解下さい。
2020年には新築住宅の50%・2030年には100%の太陽光を搭載したZEH住宅の普及が国の掲げる目標で、今後、予想される炭素税などの導入に当たっては、それぞれのCO2の排出量に合わせて課税するなどの検討も始まっており、太陽光のあるなしで、大きな差が出てくるかもしれないのです。
※ だからと言って、必要以上の太陽光を搭載しても、日中発電した分を消費するには限度もあります。かといって、蓄電池がいくら安くなっても何台も設置する訳にもいかないので、あくまで最低限の太陽光で十分で、7KWも8KWも上げるのは、どうかと思います。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
リビング階段にカーテンはNG
子どもが家に帰ってきても、そのまま2階へ上がらずに、顔を合わせてから、二階へ上がるようにと、リビング階段を要望するお客様が多くいらっしゃいます。
しかし、断熱性能が低い家で、リビング階段を設置すると、リビングで暖房しても、暖気が2階へ上がり、熱の対流が起き、逆に冷たい空気が、階段から降りてきて、いつまでも暖まらずに寒さを感じたり、暖房費の上昇したりと様々なストレスが生じます。
昨今の新築住宅でも、こうした例は非常に多く、寒さや光熱費を抑えるために、画像の様に階段の上り口にカーテンを設置するユーザーが急増しています。
これは、これまでの生活習慣から、家全体を暖めるという感覚をもつ方が少なく、暖房費がもったいないとか無駄という考えが、根強いのが大きな要因でもあります。
もちろん、従来のような断熱性の低い家で、全体を暖めるには、多額の暖房費が必要となり、無意識の内に節約意識が働いてしまうのも、ある意味しようがないのかもしれません。
しかし、断熱性能の高い住宅では、家中を24時間温度差なく暖めても、これまでの暖房費以下で、快適な室内環境を創りだすことが可能となります。
ただ、省エネとは名ばかりの高気密・高断熱もどきの家を選択してしまうと、折角のリビング階段が、このように台無しになってしまうので、注意が必要です。
カーテンをつけ、多少寒さは和らいだとしても、後々、多くの問題が生じてしまうということを理解しなければなりません。
カーテンが垂れ下がった階段の上り下りは、結構なストレスを感じるものです。
そして、厄介なのが室内で発生する水蒸気の移動です。
水蒸気の粒子は10万分の2ミリと非常に小さく、温度の低い所へ移動する性質があり、いくらカーテンをしても、カーテンをすり抜けて温度差のある2階へ移動し、2階の窓や押入れの壁などに、結露が発生しやすくなり、寝具やクローゼットの洋服なども必然的に湿っぽくなってしまうのです。
そして、カーテンにも、常時、水蒸気が通過することで、湿気を帯び、室内のハウスダストが付着し、空気中の雑菌も増殖しカビも発生しやすく、生活臭も吸着することで、カーテンから異様な臭いを発するようになるのです。
レースのカーテンであれば、カビに気付きやすいのですが、こうしたカーテンは大体が柄物で、カビが生えてもなかなか気付かないために、洗濯なども疎かになりがちです。
こうして、臭いを抑えるために、芳香剤やファブ〇〇〇を頻繁に使用するようになり、アレルギー症状や、時には化学物質過敏症さえも発症してしまうという悪循環を招いてしまうのです。
折角の新築で、こうしたリビング階段によって、寒さや光熱費の増加を招き、健康までも害してしまうような住まいは選択してはいけないのです。
弊社の外断熱の家に限らず、断熱性能の高い家では、小さなエネルギーで家全体を万遍なく暖めてくれる住まいとなります。
リビング階段はもちろん、大きな吹き抜けでも寒さを感じず、しかも省エネで快適な住まいとなりますので、リビング階段にカーテンをつける必要はありません。
省エネ快適で、そして健康に暮らすためにも、家の断熱は重要だということをご理解下さい。
※ リビング階段 後悔とかで、検索するといろいろな記事がアップされています。リビング階段は、メリットもたくさんありますが、こうした寒さ以外にも、デメリットは多々あります。家族構成や生活スタイルなども考慮してご検討下さい。
http://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=2920152
しかし、断熱性能が低い家で、リビング階段を設置すると、リビングで暖房しても、暖気が2階へ上がり、熱の対流が起き、逆に冷たい空気が、階段から降りてきて、いつまでも暖まらずに寒さを感じたり、暖房費の上昇したりと様々なストレスが生じます。
昨今の新築住宅でも、こうした例は非常に多く、寒さや光熱費を抑えるために、画像の様に階段の上り口にカーテンを設置するユーザーが急増しています。
これは、これまでの生活習慣から、家全体を暖めるという感覚をもつ方が少なく、暖房費がもったいないとか無駄という考えが、根強いのが大きな要因でもあります。
もちろん、従来のような断熱性の低い家で、全体を暖めるには、多額の暖房費が必要となり、無意識の内に節約意識が働いてしまうのも、ある意味しようがないのかもしれません。
しかし、断熱性能の高い住宅では、家中を24時間温度差なく暖めても、これまでの暖房費以下で、快適な室内環境を創りだすことが可能となります。
ただ、省エネとは名ばかりの高気密・高断熱もどきの家を選択してしまうと、折角のリビング階段が、このように台無しになってしまうので、注意が必要です。
カーテンをつけ、多少寒さは和らいだとしても、後々、多くの問題が生じてしまうということを理解しなければなりません。
カーテンが垂れ下がった階段の上り下りは、結構なストレスを感じるものです。
そして、厄介なのが室内で発生する水蒸気の移動です。
水蒸気の粒子は10万分の2ミリと非常に小さく、温度の低い所へ移動する性質があり、いくらカーテンをしても、カーテンをすり抜けて温度差のある2階へ移動し、2階の窓や押入れの壁などに、結露が発生しやすくなり、寝具やクローゼットの洋服なども必然的に湿っぽくなってしまうのです。
そして、カーテンにも、常時、水蒸気が通過することで、湿気を帯び、室内のハウスダストが付着し、空気中の雑菌も増殖しカビも発生しやすく、生活臭も吸着することで、カーテンから異様な臭いを発するようになるのです。
レースのカーテンであれば、カビに気付きやすいのですが、こうしたカーテンは大体が柄物で、カビが生えてもなかなか気付かないために、洗濯なども疎かになりがちです。
こうして、臭いを抑えるために、芳香剤やファブ〇〇〇を頻繁に使用するようになり、アレルギー症状や、時には化学物質過敏症さえも発症してしまうという悪循環を招いてしまうのです。
折角の新築で、こうしたリビング階段によって、寒さや光熱費の増加を招き、健康までも害してしまうような住まいは選択してはいけないのです。
弊社の外断熱の家に限らず、断熱性能の高い家では、小さなエネルギーで家全体を万遍なく暖めてくれる住まいとなります。
リビング階段はもちろん、大きな吹き抜けでも寒さを感じず、しかも省エネで快適な住まいとなりますので、リビング階段にカーテンをつける必要はありません。
省エネ快適で、そして健康に暮らすためにも、家の断熱は重要だということをご理解下さい。
※ リビング階段 後悔とかで、検索するといろいろな記事がアップされています。リビング階段は、メリットもたくさんありますが、こうした寒さ以外にも、デメリットは多々あります。家族構成や生活スタイルなども考慮してご検討下さい。
http://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=2920152
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]