HOME > 大東住宅/社長ブログ

家はどこから腐れるか?

ご存知のように、弊社のモデルハウスには、地下室を設けています。

表向きの目的は、基礎外断熱だから出来る、床下の有効活用の提案であり、これまでも約25件ほどの地下室付きの家を建てさせていただいています。

手前味噌となりますが、おそらく、一般住宅において地下室の施工実績は、宮城県ならずとも全国でもトップクラスではないかと思います。

地下室の工事は、断熱はもちろん、地盤や地下水・結露対策など、クリアしなければならない問題と施工技術の蓄積と数多くのノウハウが必要であり、全てのお客様にお薦め出来ない部分もございますが、条件さえ整えば、10畳(5坪)ほどの広さであれば、250万から300万の費用で設置が可能となります。





採用いただいたお客様の多くは、収納として活用したり、セカンドリビングやシアタールームなどに活用し、皆様に大変喜んでいただいております。

しかしながら、地下室は、床下の有効利用とは別に本来の目的があって設置しています。

一般的に、床下は、じめじめして湿気っぽいとか、カビ臭いイメージがあろうかとおもいますが、モデルハウスの床下環境は、一年を通して快適な空間となります。

こうした床下の状況をお客様にご確認いただくことで、なぜ私達の造る外断熱の家が、住む人と建物の健康をいつまでも守るのかということをご理解いただくためのスペースでもあるのです。

ソーラーサーキットの家は、基礎を外断熱にする事で、地熱の効果を生かし、さらに季節やその日の温度・湿度によってダンパーを開閉する事によって、冷暖房をつけない自然室温で。15℃前後(真冬)から24~25℃(真夏)の一定した温度を保つ事が可能となり、夏も冬も快適で省エネな室内環境を実現します。

場合によっては、エアコンを設置して床下から家全体を暖めたり、夏場除湿することで室内の相対湿度を下げたりすることも可能となります。

そして、通気性を確保する事で、床下の結露やカビ・腐朽菌・シロアリの発生を抑え、良好な床下環境を実現する事も可能となるのです。

しかし、こればかりはいくら口でご説明しても、なかなかご理解していただくのは難しいために実際に地下室を造らせていただいているというわけです。

家はどこから腐れてくるでしょう?

シロアリはどこから侵入し、どこから食い荒らすでしょう?

床下が健康な家は「建物と住む人の健康」をいつまでも守ってくれるのです。

家を建てる前に是非確認したいこと。

それは床下であり小屋裏です!

冬の寒い時期や梅雨から夏にかけて、その家の床下を目で見て、臭いを嗅げば、その家の快適性や耐久性が大体分かるものですが、どこのハウスメーカーのモデルハウスでも、床下はまさにブラックボックスで、公開している会社は基本的にありません。

そして、ロフトはあっても、小屋裏の構造部分をオープンにしている会社もほとんどありません。

床下や小屋裏内部は、普段目にすることはありませんが、この隠された部分に、その会社の家に対しての考え方や職人さんも含めた造り手たちの良心がはっきり表れてくるのです。

木はよく生き物という表現がされますが、ご見学の折には、ご自身が木材になったつもりで、床下や小屋裏そして壁の中まで、目で見て肌で触れていただきたいのです。

完全な外断熱の家は、これまで家の外部だった床下も小屋裏も壁の中も、室内空間になるのです。

そうすることで、家の耐久性を阻害する最大の要因となる壁体内の湿気や内部結露をおさえ、住む人の健康はもちろん、家の耐久性を飛躍的に向上させるということをご理解いただければ幸いです。



「COOLCHOISE」事業にダブル採択

  • 「COOLCHOISE」事業にダブル採択
先日、ご紹介させていただいた環境省による「ZEH体験宿泊事業」のプレスリーリースが本日ありました。

今回の事業では、全国で13の企業が採択を受けましたが、東北では唯一、弊社のソーラーサーキットの体感宿泊モデルが採択を受けました。

本日より、環境省のHPで、受付開始となりましたので、お気軽にご応募いただければ幸いです。

https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/jutaku/zeh/2018/

そして、もう一つ嬉しいニュースが届きました。

今回、採択を受けた「ZEH体験宿泊事業」とは別に、公募されていた「断熱及び水回りでCOOL CHOICE体験・相談・情報発信事業 」に、弊社の利府ハウジングギャラリーのソーラーサーキットの体感モデルハウスが採択されたという通知がありました。



環境省が、全国に広く公募した2つの事業が、ダブルで採択になったことは、非常に光栄であり、大変名誉なことでもあります。

そして、長年、弊社が取り組んできた健康と環境にやさしい外断熱の家づくりが、認められた証でもあると素直に喜びたいと思います。

また、この喜びを弊社で家を建てていただいたお客様とも共有したいと思います。

弊社の外断熱のオーナー様は、紛れもなく、地球防衛軍の一員と言えますので、どうぞ胸をはって、周囲の方々に自慢していただきたいと思います。

今回の「COOLCHOICE」の事業の中で、東北の代表として、健康・省エネ住宅と断熱リフォームや省エネ設備の普及・啓蒙に努めて参りますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。





住まい方講座へどうぞ

  • 住まい方講座へどうぞ
今週の日曜日に開催される「名取市民の健康と環境を守ろう」と題した環境講座の1回目は、住まい方について、私が様々な視点からお伝えします。



まだ、若干席に余裕があるようです。名取市主催の講座ですので、タイトルは、名取市民となっていますが、どなたでもご参加いただけるようです。

ご家族の健康を守るためにも、日々の暮らしは、非常に重要ですが、間違った暮らし方によって、健康を害している方も少なくありません。

経済が優先される社会の中で、不都合な真実はなかなか消費者には伝わりません。

消費者保護の観点から、様々な施策が講じられてはおりますが、健康については、様々な要因が重なり、原因が特定されにくい側面があり、最終的には自己責任という認識も必要で、知らないまま・知らされないままに暮らすことで、生じる健康や環境へのリスクを是非知っていただきたいと思います。

今回の講座は、大東住宅としてではなく、(一社)東北住宅産業協会の社会奉仕の一環として、取り組んでおりますので、住宅のPRなどは一切ございません。

新築の計画がある方はもちろん、家の計画のない方が聞いていただいてもご満足いただける講座ですので、是非、ご興味のある方はご参加下さい。

弊社でも、受付させていただきますのでお気軽にお申し付け下さい。

エコチル調査のサポーター登録を

  • エコチル調査のサポーター登録を
妊婦さんや赤ちゃんを育てているお母さん達へ

「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」では、環境中の化学物質が子どもの健康に与える影響を明らかにすることを目的に、約10万組の親子から収集されたデータを解析し研究を進めており、様々な研究成果が公表されています。

妊婦さんや赤ちゃんの子育て真っ最中のママさんにとって、役立つ情報もたくさんありますので、ご興味のある方は一度ご覧になってみて下さい。

http://www.env.go.jp/chemi/ceh/results/publications.html

私も、もちろんしておりますが、エコチル調査のサポーター登録をすると、定期的にメールにて情報が配信されますので、全国のお母さん・お父さんの登録をお薦めします。



http://www.env.go.jp/chemi/ceh/supporter/individual.html


睡眠不足に注意

皆さんは、一日何時間睡眠をとっていますか?

2015年に、米国の学術誌「スリープ」に発表された研究結果によると、一日7時間以上睡眠をとる人に比べ、6時間未満の人は4.2倍・5時間未満の人は4.5倍風邪に罹患する人が多いそうです。

睡眠不足は、人間のもつ免疫力を低下させることで、単に風邪やインフルエンザにかかりやすいだけではなく、様々な病気や慢性疾患・交通事故や労働災害や仕事の作業性低下など、密接に関わっているそうです。

なお、実験では年齢やストレスレベル・人種・所得・喫煙や飲酒などの条件による差は全くみられなかったそうです。

朝晩の冷え込みが厳しくなって、いよいよ風邪やインフルエンザに注意しなければいけない時期になってきました。

人が風邪やインフルエンザに感染するのは、ウイルスによるものですが、体内に侵入するウイルスを退治するのは、自身の免疫力です。

そして、老化とともに免疫力は自ずと低下するものですが、免疫力の回復や免疫細胞の再生に欠かせないのが、十分な睡眠となります。

睡眠には質もあって一概に時間だけでどうこう言えない部分もありますが、先ずはしっかりと睡眠をとる習慣をつけましょう。