まだ、107リットルの冷凍庫にキノコとワラビが半々、満タンに入っている。
ワラビは、塩漬けしたものもと、漬け汁から上げ、一日陽干しして水分を軽く飛ばしたものが冷凍庫に入っている。
塩漬けの方は塩に漬かっているので凍らない。
味噌汁、ワラビ汁、パスタを楽しんだ。
この季節に、アツアツのワラビ汁はたまらん。
最近流行らしい「恵方巻き」
誰が言いだしたか知らんが、あんなのは知らん。
節分は節分で、どこかの習わしを真似る必要もなかろう。
ワラビでも引っ張り出しアツアツの汁を啜り、イワシの頭と尻尾でもあぶって飾っておけばいいのである。
ならば、豆でも思い切り壁に投げつけて、日ごろのストレスを晴らすのもよかろう。
太巻きを長いまま、みんなで同じ方角を向き、黙々と食すと言うのは、私の趣味に合わない。
太巻きは短く切り、旨い旨いと言いながら、喜悦と歓喜に打ち震え、日本酒の3合も流し込むのが良いのである。
しかしまあ、ネトネトするワラビは旨い。
一鍋を家族で1日で喰ってしまった。
そういえば、ワラビ汁の中にヒラタケも入っていた。
春と秋の饗宴である。
立春に、そういうものを喰う方が縁起がよさそうである。
しかしまあ、雪いじくりである。
今日は、ところどころブドウ園をほじくった。
棚に雪(積雪)が届いてしまった。
そのままだと、雪が沈んで棚が引っ張られて潰れてしまうので、雪と棚を切り離さなくてはならないのである。
雪だからそんなに力ある訳ないとお思いだろうが、沈む雪の粘りは鉄骨さえまげてしまうのである。
上手く説明できないのだが、雪に囚われた中空のものは、雪が溶け沈む折に、一緒に地面に向かい引っ張られ、相当な強度があるものでも潰されるのだ。
雪の重みでつぶれるのではない。
さて、ブドウ園から引っ張り出した雪をトラクターで飛ばすのである。
やっとこ針金をくぐり、スノーダンプで雪を引っ張り出す。
午前中みっちり。
雪の回廊は、車やトラクターのドアを開けられないだけ高く、そして狭い。
俺の頭の高さのトラクターのバックミラーも、ところどころで雪に擦る。
いやいや、大雪だ。
参った参った。