育成会ワンパクキャンプ(1、火起こし体験)

毎年恒例の、地区こども育成会「ワンパクキャンプ」が土・日とあった。
今回は、大人から見た「育成キャンプ」について記したい。



オイラは、地区の協力者と言う事で、過去に育成会役員をしてから毎年協力参加をしている。

というか、アウトドア全般に詳しいというか、経験があり、そういった知恵や力を求められての参加である。


大人が面白いと思うと、子供たちも面白いものである。
大人が、その準備や手配をつまらん、と思えば、子供たちも楽しさは半減であろう。

内容も、盛り沢山である。
雨の対策や、レクリエーションの準備、キャンプファイヤーの準備など大人の出番は多い。

育成会役員は、和田地区で21名。
子供たちの班に所属し、直接指導するカウンセラーという大人が2名づつ。
本部に属し、全般の指導や手配など行うものが十数名。

他に地区から、青少年育成委員や体育指導員や、役員の食事の準備などしてくれるご婦人の方などのほか、地区公民館が主催となる。

大人は、子供たちの安全や、生活指導やその他の準備を行う。

土日と言えど、仕事があり、それを休み参加して頂く方も多い。
年間何度かの行事があるが、その準備にかかる日数も多い。

会議から、準備、本番と、なかなかの負担があるが、諸先輩や多くの子供たちが経験してきた事であるから、今年だってがんばるぞ!!とい気概もある。


で、今時珍しいA型テントの設営方法を指導し、テント設営。

そして、オイラの目玉、火起こし体験。

コイツで火を起さなければ夕食の火種が出来ないのである。

コマの原理を利用した火起こし装置である。
「まいぎり」というそうである。

ほぼ組み立てるだけに加工(俺自作)した部品をあずけ、組み立てるだけにしてある。
中には、コマの芯が偏心していて、上手く回転しないものもあるが、そこは出来合いのキットじゃない長閑さと言うのもがある。


試に、オイラが火をおこして見せると、子供たちの目は光り出す。
まったくビックリするほどに光り出したのである。


材料を預けると、それぞれの班では、やりやすい場所や傾斜、風当たりなど全く考えず、すぐにその場で制作にかかり、火起こしに突入するのである。

オイラがやると1~2分で火がおきる。
キリのように、手のひらで棒をキリキリ回す「もみぎり」でも2分くらいで火は起きる。・・・・・のであるが・・・。


みっちり1時間。
超集中・・・・・。

大人も子供も真剣である。


材質的に、必ず火が起こる材料を提供できなかったので、マッチの発火点になったら火をおこせるようにマッチを5本渡した。
煙が出て、切粉が真黒になれば、マッチには簡単に点火する。
その火が切粉に点火。

そこから真綿に火を移し、さらに蚊取り線香に点火する。


予定時間いっぱいで7班中4班が成功。
残りの班は、成功した班から火を分けてもらうのである。



さて、夕飯の準備。
蚊取り線香から焚火へと火を大きくするのだが・・・・・。


これがなかなか難しい。
というか、もはやこれを出来る方は化石に近いと言わざるを得ない。
いや、重要無形文化財?人間国宝的である。

まあ、オイラは出来るんだが・・・・


その秘訣を教えてまわり、それでも結構な時間がかかる。
大人のカウンセラーの方が子供より熱心!!??


やはりどうしても起こせない班は、40分間、息をフーフーと吹き続け、目がチカチカ頭クラクラの健闘ののち、隣の班から火をお分け頂く結果となった。

辛くも何とかすべての班の焚火は起こり、古代米いりご飯の飯盒炊爨である。

焦がさないでうまく炊けるかな??

これも秘訣があるのだが、今回は全ての班を3回巡回し、秘訣をそれとなく教えたので、ほぼ各班とも上手に炊けた様子。

明日朝は、放っておくから、上手く炊けるかな??


 ・・・・・・・・・・・・・つづく・・・・・・


追記・・・・・しかし、オイラははしゃぎ過ぎて、グロッキーであった。
    やっと起き出しブログアップである。

2011.08.01:kuma仙人:[生活・地域]