涼を求めて

「涼を求めて」などと書くと、何やら文学的で、やせ細って病弱なワガハイが高原辺りに麗人を伴い執筆活動に出向く・・・。

などであれば、これはなかなか恰好良いものであるが、どうと言う事はない。
野良仕事は山程あるのだが、殺人的にあぢ~(・_・;)ので、仕事をおっぽり出し、ゴリラの様な暑苦しい体格のワガハイは、山の方へブヨ、アブに攻撃されながら、汗だくになり釣りに出かけた、というだけの事である。

それでも暑いのだが、川の周りはなんとなく涼しい。

おまけに、黒い毛むくじゃらの気配だらけで背筋の方が寒くなるくらいである。
沢に多い「サク」とこの辺で呼ぶ草をガシガシ喰った跡がそこらじゅうにある。
只今まで喰ってましたとばかりに、食べ跡が湿気ったものまであるからして、数分前までそこに居たのだろう。

そういえば、昨日米沢で、誰かクマに噛みつかれたとかニュースで言ってたなぁ(・_・;)


最近は、毛バリを巻く気力も視力も衰え、数年前の毛バリのストックの中から出来のよさそうなものを結び、フライを振る。
まともな良く浮く毛バリはなく、1度流せば沈んでしまうのだが、
それでも、獣の神経と勘で、あっという間に釣り上げる。

簡単だ。
毛バリが見えなくても、イメージで釣れちゃう。


良く餌をたべた、重くきれいな魚体のイワナを10匹程。
釣りの時間としては1時間未満である。

黒い毛むくじゃらがいるので、道路に近くて、車に近いところを選んで釣ったので、僅かな規模の釣りと言う事であるが、週末にやってくるタッシーに、フライで初のイワナをゲットするための下見である。

俺の言ったところに毛バリを落とせれば、あとは、俺の声と同時にあわせれば、イワナが引っ掛っていることになる。
まず間違いなくつれるだろう。


帰り道、ブドウ松茸ラインを走っていると、黒いものが道路に出てきた。
で、普通に道路を横断して土手を登って行った。
オイラも普通に、何気なく眺めて、車を止め、土手を登る黒いやつを写真に修めようとしたのだが、藪が濃く断念した。
昨日の噛みつかれたというニュースの現場の山の裏である。

ありゃぁ、コイツだな、噛みついた奴・・・

と、何気に車を発進し、帰路なのであるが・・・・
そういえば、世の中、こいつらを見かけると大変な事なのであるなぁ~
と言う事で、防犯協会に連絡だけしておいた。

しかし、最近は「クマ」を見かけても全然魂消なくなってしまった。
コワイけれど、魂消ないなぁ・・・変か??なぁ


釣ったイワナは、オイラのばあい catch & eat である。
catch & stomach と表現される方もおるのだが、吾輩はそんな上品ではなく、
ガシガシと齧るのであるから、eatという表現が似合っている。

まあ、俺は殆ど喰わんのだが、家族が皆、俺の釣ってくる魚が大好きなのであるから、年間数百と釣っても、その処理には困らないのである。

以前は、冷凍庫がイワナ、ヤマメでいっぱいだったのだが、最近はあまり釣りもしないので、その分というか、クマ・シカ・イノシシなどの肉が冷凍庫を占領している。


それにしても、酷暑であるなぁ~
ブドウが日焼けをおこしちゃってるが、どうにもならん。

今日も朝から太陽全開フルパワーであるなぁ~



2011.07.14:kuma仙人:[山・鉄砲撃ち]

獣の感

週末はオイラにも、伝授してけろね!
土曜日、10時前には到着予定です。
時間は合わせるので、遊んでくだされ!!
2011.07.14:タッシー

タッシー兄貴

伝授するデンジュする!!
直ちに伝授し酒及び宴会に入るための餌の確保を覚えなければならないのである!!
時間は、直ちに・・すぐに・・・今にでも・・であるが、
毛バリある??

あれば、形態・色・大きさは関係ない。
見えれば大丈夫。
浮けば尚よし。
2011.07.14:kuma仙人