組織の役員と言えば、会長、副会長、会計などである。
自治体とすれば、町長と、議会議員であるのかな?
暫く前の事であるが。
まあ、ある組織(子供育成会)の行事の打ち合わせに、地区一般協力者と言う事で、お呼び頂き、晩酌を休んで会議に参加した折の事。
当該組織の副会長さんにあっては、会議直前に入場され、
オイラを見つけると
「えっ、kuma仙人さん、なんでここにいるの?」
である。
え、俺、何でって・・・
お前は副会長なのに分からんのかい??
会議会場にいりゃぁ、別に勝手に無理やり参加する訳でもあるまい、関係者と言う事は明白だろうに・・・。
まずは、ご苦労様の一言あってもよさそうなもの。
組織の長や役員は、偉い訳ではない。
むしろ、一般会員より重い責任を負うのであるから、
そのリーダーシップなり統率力なり行動力なりが必要である。
意見の集約能力も大切である。
役員のワンマンぶりを見せつけられるのも厳しい。
そういう統率力なりの中で、会員や関係者を導くために、ある面偉そうに見える場合もあるかもしれないが、それは指導力と責任に裏打ちされた面であり、
役を引き受けたから、偉そうにしちゃうのは、お馬鹿と言うものである。
とある自治組織などにも見られがちである。
前者と後者には、マリリンモンローと、その骸骨ほどの差がある。
いや、今風に言えばAKB前田敦子とその骸骨と言う事かな。
数年前に、この組織の副会長を経験した。
それはそれは大変な事であった。
キャンプや登山など、子供たちを集め、その安全を確保し、保護者には子供の身の安全を保障しなければならない。
でなければ、保護者から子供を預かるなどもってのほかである。
相当な神経を使い、準備には万全を期す。
当然、会員ほか、ボランティアや地区協力者などの人員の能力や技能などを把握し、適任と思われる仕事を分担してこなして頂く。
それが、執行部、役員の役目である。
であるから、役を引き受けるに当たり、相当な責任を感じていた。
会議前30分には事務局に寄り、事前の打ち合わせをし、会議以外にもちょくちょく事務局を訪れては、事業の状況を確認したり。打ち合わせ内容を何度も確認した。
自分の仕事を、一部犠牲にしても、役員にはその責任があると自負していたものだが。
まして、自分の仕事を置いてでもそれを行う覚悟があるから、役を引き受けるのである。
役をうけたなら、また、ある程度、自分の仕事をおいてでも、という覚悟は必要であろう。
でなければ、なかなか任意組織の維持は難しくなる。
当の副会長は偉いらしい。
良く知った人間だが、役に当たると、偉いのだと勘違いしているようである。
そりゃ、あんた。
役を簡単に思うから、いくつも役を経験するだろうけれど。
能無しの役員だと、一般会員は大変さぁ。
役を多く経験したってさぁ、その大変さも分からんで、ひな壇で講釈打つのが仕事じゃぁあらんで、何とかせいや!
まあ、せめて礼儀くらいは知って欲しいね。
ガキの集まりじゃないんだから。