アルコールフリーの身体で床に就いたのではあるが。
眠られず。
眠いのに、眠れない。
やや大きめの地震が、北海道や東日本で発生と、PCが伝える。
カエルの大合唱は、ある時ぴたりと止む。
暫く置き、1匹が鳴きだし、そしてまた大合唱になる。
月がきれいな夜だった。
床に寝たまま見れる窓には星が2つ見える。
一つの星には、目を凝らせば、衛星に見えるかの小さな星がくっついているように見える。
星座の全体を確認しないまま、北斗7星の、ひしゃくから数えて5つ目の星と6つ目の星が見えているのかしら、などと考える。
昔、軍隊の視力検査で、北斗7星の6つ目の星がいくつに見えるかとう試験があったと聞く。
答えは、2つ。
6つ目の星に寄り添い、ほんの僅かな光を発する小さな星が寄り添う。
眠られず、家の外に出て眺めれば、
明るい月明かりに負けじと、北斗の7星が輝いていた。
未明まで意識はあり、本を引っ張り出したり、寝返りを打ちながら、やがて落ちる。
おかげで、今朝は、起きた瞬間から眠い。
末期的症状の、東日本震災後の政治、東電シンドロームに、感性がぼかされそうだ。
電気が足りない??
そうなの?
本当なの?それさえ本当なのかどうなのか分からない。
原発が必要であるという、電力会社の脅しとも言う人もいる。
民主党議員は、被災地を訪れ、ボランティア?をしたそうだ。
そして、切り盛りする人間が全然足りない、行っても無駄に過ごす時間が多いのだ。と言ったそうな。
交通事情の悪い中に、大型バスで乗り付け、小型車に分配、その采配に現地スタッフが手間取ったそうで、2~3時間の時間のロスは、そもそも自分たちの行動に原因があったことに気付いていないらしい。
何故か?
現地スタッフとのコミニケーションが無かったからである。
現地や、現場の話を聞かなかったからである。
当事者の話を聞く能力がなかったからである。
それが、現地に能力の高い采配者をもっと配置せよ。
という声になり、国会議員をして声高に騒いでいるようだが。
的がずれている。のである。
現地スタッフの言を借りれば、
スタッフの補充より、現地に慣れ、理解し、采配出来るスタッフや、ボランティアには、経済的な予算を考えるべきであると。
せっかく慣れたところで、経済的理由などで現場を離れなければならない。
そう、みんな自分の仕事を投げ出し、手伝いに来ているのである。
慣れたころ、帰郷となっては、それは効率が悪い。
赤十字に集まった義捐金も、未だ配分がなされない。
あそこには有能な常駐スタッフがたくさんいる訳であるが、
集まったお金をみて、そいつに恋心でも芽生え、手放しがたくなった訳でもあるまいが、行動が遅いのは否めないだろう。
この辺の葬式に行けば、必ず読まれる弔辞に、首長名を語る日本赤十字社からのものがある。
俺は、そんなものはどうでもいい。
そんな暇があるならば、どうか震災されている方々に、一刻も早く更なる手立てを講じて頂きたい。
弔詞など送付する金があるなら、それも、困った人に回してほしい。
自分の葬式に、赤十字からの弔辞が欲しいなんて人は、そうはいないだろうが、不思議と全てについて回る。
莫大な金額になろう。
何れも、金に群がる魑魅魍魎の類いのなせる業か。
眠れぬ夜に、
貧乏について考えたクマ仙人であるが。
が、貧乏は悪くない。心地いいのかもしれない。
金の亡者、権力の亡者は、あれはいかん。
人の信用を金で買うのと等しい。
議員とて同義である。
仕事せずして、議員風吹かせ息巻いてみても、
それは虚である。
さあ、天気も良いあさ。
仕事はじめるかぁ