ラジオから流れるニュースに耳を疑った。
「福島原発は想定外の事態。万全の体制のもと、それは神のいたずらとしか言いようがない。」
どこかの、外国の人の発言かとも思った。
或いは、軽蔑や批判の意思はないのだが、オイラの浅はかな脳みその認識では、アラーの神の定めのままに。
と、聞こえたような気がした。
繰り返し伝えるニュースに耳の神経を集中した。
与謝野薫・・・・と聞こえた。
もしかして、あの、与謝野晶子の孫の、与謝野薫か???
どうもそうらしい。
何とか大臣である。
この国の大臣から、神の仕業なる言葉を聞くとは・・・。
おお、そうかそうか、神風の吹く国よ。
国家は、神頼みなのかいな。
言葉を失う。
語る言葉を見いだせない。
おいおい、国がさぁ・・・、神がどうだのこうだの・・・・。
そんなら、天皇陛下の親戚の仕業って事かい???
あはは・・・、参るね・・・・。
与謝野さんの言葉には、思考回路の停止と崩壊の予兆が見れるね。
責任は神にあるというのかい・・・。
それは参った。まったく参った。
日本の大臣ともあろう方の言葉かいな・・・。
こりゃぁ参った。まったく参った。
こうなりゃ、すべてあり。すべてなし。
小沢さんの金問題も、神の導きか、思し召しだなどと言いそうだな。
参った、本当に参った。
大臣の言うべき言葉ではない。
まして、文学、詩人の日本の大家である与謝野晶子の孫たるべき人が言うべき言葉であってはならない。
そんな言葉が発せられるならば、それは炬燵の上でやっときなさい。
国家議員として、万民の前に立ち語る言葉ではないと、オラは思ってしまうのであるが・・・・・。
参った、
俺がスピード違反したら言ってやろう。
「神様がメーターを狂わせたんだ、俺は30キロしか出していない!!!」と。