全国にタイガーマスクが現れて、幸福のおすそ分けをしている。
いい事だ。
バカなくせに偉ぶって、自分の事しか考えていない政治家や、特に地方議員連中にその爪の垢でも煎じないでそのまま飲ませてやりたいくらいである。
しかし、オイラはちょっとスッキリしない。
テレビ、マスコミの扱いである。
ずっと前から人知れずこういった行為をしてくれている人がいる。
そんな人には、割とマスコミは注目しない。(そんな人こそ注目されるべきだし、初代タイガーマスクも結構長い間続けてこられたらしい)
単に話題性や面白みに欠けるからだろう。
であるから、マスコミなどと言うものも、下らん世界なのである。
何だか、熱病におかされた如く、タイガーマスクばかりがもてはやされ、
それをテレビで見た人が、似たようなかたちで真似たみたいに善意を行っているのだが。
悪くはない。が、しかし。
流行り廃りであってほしくない。
子供たちには、
「何人も、見ず知らずでよい。善行せよ。”剛毅朴訥仁に近し”。」
と教えるのだ。
”剛毅朴訥仁に近し”ごうきぼくとつじんにちかし・・・は、オイラが結婚した折に、お世話になった方から頂いたお言葉である。
「お前はこんな感じの男である」と言ってくれたのだが、剛毅朴訥かもしれないが仁にははなはだ及ばない。
今、タイガーマスクをやれば、それはマスコミに取り上げられるかもしれない。
しかし、それだけが美しい行為ではないのだよ。
むしろ、人知れず継続できる善意の方が、父は美しく思える。
マスメディアに踊らされるなよ、我が子たち。
道のごみを拾ったり、お年寄りに気遣いしたり、毎年小学校や保育園に採れた農産物を差し上げることだって、通学路の道草刈りをしてくれる人だって、少しもタイガーマスクに負けてないのだよ。
むしろ、給料をもらっていながら、「私がやってやりました」などと当然の事をいかにもお手柄のように吹いて回る議員さんみたいなのが世の中を悪くしているのだからね。
そういう事なのだ。
☆今日も屋根の雪下ろしアルバイト。
なんか、今日明日明後日くらい荒れそうで・・・・。
大変だろうなぁ~。
でも、まあ、屋根の雪下ろし依頼世帯は、多くが年寄世帯なんだよね。
それからお代を頂くのだから、有りがたく仕事させてもらってきます。