薪を割る

K氏のブドウ園周りの伐採と枝方付けが終了した。
倒して、運び出せる分の薪をもらい、家に運んで軽トラ4台。
量的にはさほどではないが、木が充実しているので目方がある。

ストーブに入る長さに切り、鉞(まさかり)で割る。
一切分の丸太、約30キロ。
これを割り台に載せて、セヤ~~ッ!と一太刀・・・・。
真っ二つに割れる。

気持ちがいいほどにスカッと割れるのである。

台に載せるとき、木の上下を見極めないと上手く割れない。そう、コツがあるのだ。
根っ子側を下、枝側を上に乗せること。玉切ってあるので、なかなか上下が分かりづらいのだが、軽く鉞で叩いてみると、跳ね返り方が違うのでわかるのだ。

割った順に積み上げる。
これがなかなか難しい。
角というか、一番端側は倒れないように井桁に組み上げる。
積み方が美しいと、おのずと倒れにくく、下手に積むとバ~~ァッと倒れたりする。
かみさんではなかなかうまくいかない。
やっぱり、割りながら、ちょうどいいのを気長に積むのが秘訣なのかもしれない。

積みあがった薪が、芸術的な美しさで積まれているのを見るとうれしくなる。
燃料であり、その家の人間の勤勉さであり、性格まで読み取れる。
そして、家庭の暖かさだって見えるだろう。

まあ、2度目、薪を割って暖かさを頂く。
薪は3度身体を温めてくれるというのであるよ。


毎日、楽しい事がいろいろありすぎて、ブログに書ききれない。
どうしよ~
2010.12.02:kuma仙人:[野良仕事]