automated external defibrillator
自動体外式除細動器という機器である。
わが、上和田地区は、高畠町消防より最も遠い位置にある。
正式な調査ではないが、地区の救急要請経験者の談によれば、
救急車到着におおむね20分弱の時間がかかる。
最近、身近な人が幾人も彼岸へと旅立ち、また、我が親友もいまわの際にある。
いずれも、AEDがあれば・・・という状況ではなかったのであるが、
豪士山、駒ケ岳の登山口に在り、また、消防署より遠い地区にもあり、
高齢者を多く抱える土地、若い人は町場へ勤めという状況である。
誰かが倒れ、救急車が来るまで指をくわえ待つのは嫌だ。
何かしたい。
民衆の草の根より、その民意をもって、我が地区にAEDの常備をしたいと考えている。
区長や、民生委員などを中心に、AEDの設置を行政に働きかけようと思う。
当然、それに伴い、地区住民にその使い方や、人工呼吸、応急処置などの講習も必要だろう。
俺たちに出来る事。
いのち を感じる事。
俺がする有機農業だって同じ。
いのち を感じているんだ。
か弱く、陽の光もろくに当たらず生きるをたすく。
俺たちの生きる意味でもあろう。
俺たちの地区のみならず、多くの救急搬送困難地域に、何らかの差し伸べるべき手だてを、俺たちは実現していきたい。
これはあくまでも、こういった行動をとり、手柄とすべき個人の、俺の名誉の為ではなく、
いのち というものに敬意をもち接するゆえの行動でありたい。