降り始めた雨は、
強い風と共に体感温度を充分に奪った。
寒いと感じた。
気温は幾度ほどだったろうか。
どうしても、野良仕事で絞られると険しくなってしまう。
今日は穏やかに・・・
田植えが半分と少し片付いた。
優しさに・・・そうありたいと願うのだが、
身体きつく・・・・農とはそんなもの。
人のリズムとは違うな。
自然、植物のリズムは、天気を素直に表現する。
それに付き合い、我儘を許して頂くのである。
農とは、人ではない。
農そのものである・・・自然。植物。人間の融合である。
そんなのに似ていて、私たちをいやすのがインディアンの言葉であったりする。
山の仙人志向のインディアン志向曰く
「あらぶれば、
地に片膝をつき、額に指を当て思い出せ。
君を愛し、君が愛したものたちは、その大地にかえったのである。
大切な思い出を忘れずに、君の宝にしたまえ。」
あらぶる魂は、いま俺の知りうる過去と融合し、平穏を模索するまでとなる。
平穏に、帰るのである。