コシアブラの振り掛け
ブドウ園での仕事のついでに、5分ほど林を歩いてきた。 コシアブラを採ろうと思ったのだが、でっかめのやつしかなかった。 半日くらいの仕事の余裕もなく、季節が一気に進んでしまい、タラの芽や、ゼンマイ、コシアブラなどの山菜が採れずじまいである。 で、でっかいコシアブラを一掴み採ってきた。 ご飯の振り掛けを作るのである。 正しい振り掛けの作り方は、うろ覚えである。 近所のばあちゃんが食べさせてくれるそれは、薫り高く、質素な味で、それでいて贅沢な山の精を鼻腔に充満させて、吐く息にも香りが漂うほどである。 サッとゆでて刻み、塩か醤油で味付。 ゴマやクルミを潰したものを混ぜて、あと、何か入っていたが、忘れてしまった。 で、今日のレシピは。 香りが飛んでしまうのだが、それでも美味しいやつ。 サッとゆでて、水にとる。 茹で加減は、茶色の茎が緑に変わるくらい。 水を切り、細かく刻む。 シラスを少量の油で、カラカラに煎り、おまけに鰹節も一緒に炒る。 カラッっとなったらコシアブラ投入。 色合いの紅ショウガの刻みをちょこっと。 醤油で味付け。 水分を飛ばし、最後に良く焼いた海苔を揉み落とす。 良く混ぜて出来上がり。 2度火を入れるので、香りが飛んでしまうが、それでも仄かに優しい香りは楽しめる。 味もしっかりしている。 さて、今夜はこれでご飯ですなぁ。 しかし、今日の天気と言うか、空は何だったのだ? 黄砂??? もや~っと、最初は雨が降るのかと思ったが、 目がゴソゴソするので、これはやっぱり黄砂かな。
2011.05.13