山から授かるもの
昨日で雪下ろしアルバイトが終了した。 最後の仕事をしている夕刻、友達から電話がきた。 「いのしし獲ったから、解体すてけろ~」 山の神様から4頭のいのししを授かったらしい。 仕事が終わり、仲間の所へ向かうと、4匹の初めて見る毛の生えたイノシシがあった。 早速解体の仲間に加わり足を外し、腕を外し、ロースなどの肉を外す。 この時点で7時を過ぎ、その日はそこまでである。 山の神様に感謝し、獲物に感謝し、猟に参加した者、解体に参加した者とも味噌仕立ての牡丹鍋を頂き解散する。 ん~、旨い。 食事制限のワタクシは、さっと1杯しか頂けないのであるが、肉はやわらかく、そして癖もなく、旨いのである。 大根、白菜、ネギ、ごぼうがよく合う。 豆腐を入れるとトン汁ですな。刻み昆布もいいかもしれない。 しかし、食事制限はつらい。ほんの1杯しか喰われんものなぁ。 明けて本日、朝から肉を細かく分ける。 足を分解し、骨を外し、肉を分ける。 お昼まで作業し、昨晩の汁にうどんを投入したボタンうどんで閉める。 おいらは、解体だけしか手伝っていないから、遠慮して弾の当たった部位などが含まれた肩中心の場所を頂いた。 それでも結構な量がある。 家に帰り精肉を行うが、結構な量なので草臥れた。 ちょっとグロテスクな写真であると思われるかもしれないが、これが山からの感謝すべき授かりものであり、肉というそのものなのである。 目を背けるべきものではないのだ。 骨や、あばらなども貰ってきたので、アバラはオーブンで焼いてチビ助たちに食わせる。旨い旨いと骨にしゃぶりついておるし、シシ汁も旨いのであった。 ワタクシは少々の玄米ご飯にワラビ汁で質素な夕飯であるのだ。 只今は、シシガラをコトコトと煮ているところである。 うまいシシ骨スープを作る算段である。 一日中肉いじりで、腕は疲れ腰もしんどい。 頭もしんどいので、もはや寝るだけである。 ん~、コメントくださった方々にお返事をと思ったが、もう限界なので今夜は寝ちゃいます。
2011.02.08