SAKO L691 300WIN MAGNUM

  • SAKO L691 300WIN MAGNUM
ちょっと気取った横文字のタイトルである。

今回は少し理屈っぽい事を書くので、面倒な方はさらっとどうぞ。




意味の深い横文字ではなく、これは、固有名詞である。

フィンランドのサコーと言う会社の、モデルL-691 ぶっ放す弾は30口径(7.62MM)で、マグナム火薬をたらふく詰め込んだ薬きょうから撃てる鉄砲である。という表示である。

弾頭の初速は2900/fps 打ち出した弾の速度は2,900フィート/秒
だいたい30.48㎝×2900=88,392㎝・・・・毎秒884メートルの速度で飛び出す訳である。
音速が331.5m/秒であるので、音速の2.6倍の速度である。

早い・・・・!!

まあ、鉄砲玉だから早い事は早い訳であるが、1秒で884m飛ぶ計算である、が、実際には空気抵抗などで、発射の瞬間から速度が落ち始め、計算上では880m飛ぶのに1.428秒かかるらしい。
しかし、充分に早いのである。
目に見えない程早い訳である。

そして、その鉄砲玉は4000m以上も遠くに飛ぶ訳で、扱いには細心の注意が必要である。
4000m飛んだ後でも、人間に当たれば殺傷するだけのエネルギーは残っている。
計算では4000m飛ぶのに17秒弱かかり、速度は500フィート、エネルギーは111.7ft-lbs(111.7フィートから1ポンドの重りを落としたエネルギー)も残っている。
最新の空気銃でも、そのエネルギーは40ft-lbs程であるので、えらい事である。
警察の最新式自動拳銃の威力はだいたい350fp-lbsであるから、4000m飛んだあとのエネルギーとしては恐ろしいものである。

この銃は、結構古いタイプの鉄砲である。
が、名銃である。

とある方から譲り受けしたのである。


吾輩、散弾銃1丁と空気銃1丁を手放し、銃ロッカーを整理し、装薬銃の経験を10年積み、射撃試験に至る申請や審査を経過、そして試験を受け合格し、公安委員会の審査を通過し、晴れてこのような銃(ライフル銃)を所持できるようになった訳である。

そして先日受け渡しの儀を済ませた訳である。


銃にはクマさんのマーク(だと思う)が組み木細工みたいに入っている。
おまけに、鹿のマークも入っている。
なかなか可愛げなマークである。
このマークがついていると、沢山クマやシカを逃がしてしまい、喜ばれそうなほんわかしたイメージがなくもない。


銃身の裏には何やら刻印されているが、なんだか分からん。


遊底(ボルト)という奴を引っこ抜くと抜けてくる。
これがないと銃は撃てないで、ただの鉄棒になるので、保管の場合は保安のため銃から外して別々に保管するのである。



遊底をはずした穴から中を覗くと(写真では分かりづらい)映画「007」のタイトルだったか「ルパンⅢ世」だったかのタイトルに出てくるような、ライフリングというグルグル巻きの溝が切ってある。

弾は底をグルグル回り、回転しながら発射される訳である。
コマのように回転する事で、安定した飛行を得る訳である。
なので、この回転がライフル銃の精度と威力の保持の最大のポイントなのである。

そして狙いをつける道具。
スコープである。
よく映画などに出てくるあのバッテンの望遠鏡である。
ニコンのモナークというブツである。
俺の持ってる双眼鏡も、ニコンのモナークというのだから、レンズとか兄弟なのかもしれない。
覗くとこんな風に見えるのである。



まあ、これから、これを使い山からの授かりものを与えて貰えるかもしれないのである。

事故無いように、安全と操作に充分留意して、そして山や自然に感謝を忘れず向かうのである。

今日は、これから山へ行こうかな~
散弾銃もって、ヤマドリ獲りに・・・・・・
獲れるかな????



それから、午前中は、子供の為にアマゾッた「人生ゲーム」をカミさんと二人で試しにやってみた。
現実とは違い、オイラは大金持ちになって終わったのであるが。
あの、ちょっと安っぽいお金でも、いっぱいたまると嬉しいのである。
2012.01.24:kuma仙人:[道具]

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