湯船ででかいキュウリを食む

今まで読んだ文章の中で、風呂場ででかいキュウリを食むというものがあったろうか。

裸になり、湯船に浸かる訳である。

タオルも歯ブラシも、カミソリも何も持たない。

右手にでかいキュウリ。

味噌など付けて、風呂に落とすと何とも気分が悪いので、

冷蔵庫で冷やしたままの奴を握って湯に浸かる。

で、しっかり耳元まで湯に浸かったなら、そいつに噛り付くのだ。

40歳を超えて初めて聞く音が新鮮に身体を走る。

皮を食い破る食感。

同時に耳とも、脳とも、身体にとも言えない第6の器官に響く「パリッ」という響き。


そして、仄かな酸味。

ビタミンCなのか、抗酸化物質なのか、それともクエン酸の醸すものなのか、酸味が広がる。


パリパリ齧れば、低音域は脳に直接響き、冷たい塊は水の如く食道を流れおちる。



そこいらのrestaurantでは味わえない、素朴と高貴なのである。



願わくば、うら若き乙女などと、月など眺めながら楽しめたなら、これはたまらぬ業であるが、

早乙女でなくとも、ススキなどを脇に置き、月を眺めながら、露天風呂にキュウリを齧る男女の図、と言うのも悪くはない。

・・・・・・ような気がする・・・・・・。
2011.08.31:kuma仙人:[ぼやき・つぶやき]

疲労困憊

おっつー…

月夜に露天風呂に胡瓜?

河童………

カッパッパ?

2011.09.01:麦チョコ:[編集/削除]

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