時の総理大臣

今朝の新聞、
一面の見出しに大きくこう書いてあった。

”首相、再稼働決断へ”

大飯原発再稼働の事である。

”私の責任において、再稼働したい”旨の発言である。

安全やら危険性やら云々の話しがあったが、何が安全なのかさっぱり分からない。

放射能が危険な手におえない物質であることが明白なのはみんな知っている。

何が起こっても原発は壊れないから安全だと・・・・またそんな事を言っている。
地震も、津波も大丈夫・・・・・・

そんな事を言ってきて、福島は事故を起した。
あれは、震災や津波などの自然災害ではない。
自然を甘く見た原子力推進行政や東電、学者のミスである。

原子力船「むつ」も放射能漏れを起こした。

その福島の始末も、或いは実のところ”終息宣言”したはずの原子炉や燃料プールが、いつくすぶり出すかもしれないのである。
まったく始末がついていないのである。

電力会社やお国は、もう、福島原発を忘れてしまったのだろうか。

喉元過ぎれば熱さを忘れる、というやつか。

或いは、ただのおバカであるのか。

いずれにしても、こういった事故。
こういう塩梅のお国では、いつかまた繰り返すのだろう。

諸外国のように、さっさと脱原発を実行している国もあると言うのに。
ドイツ辺りで石油がとれるなんて話も聞いた事がないのだが、資源のない国でだってがんばってるのに。

いつか、住めなくなる日本であるなら、そんな可能性のある電気をおこすのなら、いっそ、原発で発電した電気は全て無料とでもしたらよかろう。
命や未来と引き換えならば、けっして高い訳ではなかろう。
2012.05.31:kuma仙人:[文学的な考察]

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