春を迎えようにもこの吹雪。
寒くて外に出る気がしないものだから、かれこれ半日、書斎のPCの前に張り付き、目玉の調子が良からぬところをいじめている訳である。
稲の種をぼちぼち水に浸漬したいのだけれど、ちょっと寒すぎる。
平年は今頃行う行事だが、今後の天気予報などを参考に様子を見ている。
新聞紙面には、相も変わらず無責任な仕事ゆえ、罪のない幼い命を奪ってしまったなどという悲しいニュースが載っている。
可愛い子を失った親の心中察するにあまりある。
俺の農業スタイルは、有機的、或いは有機農業と言う事なのだが、こう言った言葉はお国で定めるJASの認証を得ないと使って悪いとか言うので、農産物に有機の表示はしていない。
しかし、やっていることは全く同じである。
何が違うか・・・・
下らんアホらしい決まり事に縛られるのが嫌なので、書類を提出しないと言うだけの事。
この国、事実よりも書類が大切な訳である。
なので、原子力保安院だの安全委員会だの、彼等はその書類に不備がないか、矛盾がないか見るだけである。
現場がどうであるとかは、あまり・・ほとんど・・関係ないのである。
良く言う「机上の云々」である。
さて、オイラの農業も少しばかり、というかかなり影響ある記事があった。
輸入のお米。
これが安い。
日本人向けに品種改良され、食味を工夫して、異常な安さで輸入される。
関税があっても安い。
これで関税がなくなったらいったい幾らで販売できるのだろうか。
TPPの問題とか、間違いなく日本農業は危機を迎える。
工夫すれば生き残れるというが、それはほんの一握りの勝者(この言葉が適切かはわからん)である。
勝者と言うのではなく、強かな者と言った方が似合っているかもしれない。
俺(日本)の米は高い。
それでさえ、税金の計算などしていると青ざめてしまうのだが、お米を作って所得をあげるなんて至難の業である。
今のお米の販売額は、限界か、限界を下回るレベルである。
燃料、機械、その他もろもろの経費に、人足(俺とレディーカカァの日当)は含んでいない。
しかし、まあ、有機栽培モドキなので、それなりの販売単価であるが、これは、普通栽培と違い、農薬や化学肥料を使わない分の手間(鴨を飼ったり餌を毎日食べさせるための燃料代とか)と諸経費の分高い訳である。
そして、俺の農業は未来に対する保険的農業手段である。
今の経済状況であれば、保険を受けるために保険料分の値上げをしなきゃならないかもしれない。
この保険、まあ、環境問題など多岐に渡る思慮がある訳だが、もう一つ重大な附則があるのだ。
有事の際、何処からもお米などが入手できなくなっても、俺のお米を食べてくれていた皆さんには、自分の食い扶持を削ってでも可能な限り提供する。
燃料がなくても、背負って届ける。
各地が暮らせない程の状況なら、俺んちに来い。
そして共に自給生活を送ろうではないか。
そう、顔の見える付き合いと言うか、友達の付き合いと言うか、繋がり、「絆」だね。
そのために、俺に保険をかけて頂く訳ですね。
ず~っと農業続けられるように。
以前からそんな事を考えていたのだけれど、なかなか仲間の理解が得られず言葉にした事はなかったのだが。
未来に掛ける保険。
こういった商売を狙う奴は、すぐに飛びつきそうだけど、原案は俺だからね(笑)
タッシーにホームページ作ってもらって、そういった考えを表明して、俺んちの細やかな農業・生活スタイルをしっかりしたものにしていきたいなぁ~と考えているのである。
俺の農業とは、俺と誰かしらの口と「いのち」を結ぶものだ。
そこには、未来という先の事が考えられ、そして俺の考えを、食を通し強要し咀嚼し理解していただくモノと思っている。
安全・安心・喰って旨いなど当然の事であり宣伝する事ではない。また、俺がどう言った苦労をしているかは問題でない。
全ては、明日の、未来の血となり肉となる保障である。
糧である。
いのち そのものなのである。
さて、雪が舞う。
春休み一群と、レディーカカァはお出かけである。
お昼は何を喰おうかなぁ~
熊殿の米
お世辞や掛け値なしに旨かった
「つやひかり」
もしくは
「こしひめ」(娘達は「こしひめ」って呼ぶのがお気に入りだった)
麦家では、譲って頂いた30kgが瞬殺されたよ(泣)
麦娘達は、米大好きすぎて、家計を預かる母ちゃん、ハイペースの米消費は、ちょっと困るかもよ~(笑)
かける手間隙はもちろんだけど
作り手の気持ちや信念って
確実に作物に影響すると思うんだ
朝早く田畑に出て、朝露のかかる作物を眺めてる親父の背中が好きだったな
ま、12月の農協通帳を見る時や、3月の領収書と格闘する姿は、大変そうだったけどね(苦笑)
ニュースや新聞を見るたびに思うんだ
日本は、いつから、若い衆が憧れない、農業一本では食っていけない国になったんだろう?って
消費者の買い叩きが悪い?
農家の努力が足りない?
政治が悪い?
たぶん、私の頭では及びもつかない複雑な事情やら理由やらがこんがらがって
今に到るんだろうけどさ
なんだか、悲しいな
「つやひかり」
もしくは
「こしひめ」(娘達は「こしひめ」って呼ぶのがお気に入りだった)
麦家では、譲って頂いた30kgが瞬殺されたよ(泣)
麦娘達は、米大好きすぎて、家計を預かる母ちゃん、ハイペースの米消費は、ちょっと困るかもよ~(笑)
かける手間隙はもちろんだけど
作り手の気持ちや信念って
確実に作物に影響すると思うんだ
朝早く田畑に出て、朝露のかかる作物を眺めてる親父の背中が好きだったな
ま、12月の農協通帳を見る時や、3月の領収書と格闘する姿は、大変そうだったけどね(苦笑)
ニュースや新聞を見るたびに思うんだ
日本は、いつから、若い衆が憧れない、農業一本では食っていけない国になったんだろう?って
消費者の買い叩きが悪い?
農家の努力が足りない?
政治が悪い?
たぶん、私の頭では及びもつかない複雑な事情やら理由やらがこんがらがって
今に到るんだろうけどさ
なんだか、悲しいな
この記事へのコメントはこちら