彼の礎・・・・毛皮

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昨年、秋から初冬にかけ熊を狩った。

幾つかの命をこの手で絶った。

今までもそういった命を絶った事がある。

その度に、山への感謝は形骸であったとしても、我ながら神妙に心の底から礼を尽し、黙を祷したのではあるが。
自然と言うものの深さ、偉大さ、そして厳しさは雄大であり壮大である。


人が死ぬと、石の墓を築く。
名前を刻み、血統の礎になるのだろうか。


初めてなのであるが、断った命を形にして残した。
1つは仙台に行った。

そして、今回、仲間が残してくれた。

山を巡り、時を旅し、我が手により命を絶たれた骸は、俺たちの血や肉となり、
そして、その姿は、姿を変え我が家にやって来た。




大きな熊だったが、猟仲間が、その大きさに敬意を抱き、形を残す手だてを踏み、そして我が家へやって来たのだ。



悪趣味と言う方もあろうが、この姿に、わたしは畏敬を抱く。

山の神の化身の様でもある。
少なくともわたしはそう感じた。


わたしの業の象徴ではない。
山の象徴、自然の深さの象徴であろう。


私たちが、自然への畏敬や感謝を忘れずに暮らせるように、彼等はその姿を留めた。
これもまた、礎であろうか。


その美しくも、断った命に、それを育む大地に、改めて頭を垂れ、穀を捧げる。


感謝
2012.01.12:kuma仙人:[山・鉄砲撃ち]

大きくて立派ですね

お子さん二人のせてもまだ余裕があるのですね。
立派です。月の輪の白がっくきり見えます。
2012.01.13:mim:[編集/削除]

mimお姉さま

大きなクマでした。
これほどのツキノワグマにはそうそう出会う事はできません。
素敵な生き物です。その命を絶った事に何の感傷もない、とは言えません。
我が家で大事にしたいと思っています。

自然は美しいです。
そして、津波や地震のように激しく厳しくもあります。
山であれ、人の命など簡単に奪われ、それをして山や自然は動じません。
そんな中に生き抜ける幸せを改めて痛感するのです。

願わくば世界中が、優しく美しい自然の懐にて、共にあらん事が願われますね。
2012.01.13:kuma仙人:[編集/削除]

こりゃデカイ!

ヒロ坊のモノよりかなり大きいよね。
今度拝見させてくだされ~
2012.01.17:タッシー:[編集/削除]

タッシー兄貴へ

でかいよ~
あの、抱きついて写真撮ったやつだから。
結構最大級サイズのだよ。
もしかすると・・・ヒロ坊のところに行くかも????
2012.01.23:kuma仙人:[編集/削除]

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