昨年、秋から初冬にかけ熊を狩った。
幾つかの命をこの手で絶った。
今までもそういった命を絶った事がある。
その度に、山への感謝は形骸であったとしても、我ながら神妙に心の底から礼を尽し、黙を祷したのではあるが。
自然と言うものの深さ、偉大さ、そして厳しさは雄大であり壮大である。
人が死ぬと、石の墓を築く。
名前を刻み、血統の礎になるのだろうか。
初めてなのであるが、断った命を形にして残した。
1つは仙台に行った。
そして、今回、仲間が残してくれた。
山を巡り、時を旅し、我が手により命を絶たれた骸は、俺たちの血や肉となり、
そして、その姿は、姿を変え我が家にやって来た。
大きな熊だったが、猟仲間が、その大きさに敬意を抱き、形を残す手だてを踏み、そして我が家へやって来たのだ。
悪趣味と言う方もあろうが、この姿に、わたしは畏敬を抱く。
山の神の化身の様でもある。
少なくともわたしはそう感じた。
わたしの業の象徴ではない。
山の象徴、自然の深さの象徴であろう。
私たちが、自然への畏敬や感謝を忘れずに暮らせるように、彼等はその姿を留めた。
これもまた、礎であろうか。
その美しくも、断った命に、それを育む大地に、改めて頭を垂れ、穀を捧げる。
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