雪に責められ、暇な時間は薄ら暗い家の中で静かに過ごす。
漬けこんであった鹿の肉を、一度塩抜きして、ソミュール液(味の元になる調味液・塩や胡椒その他好みの野菜や調味料などで作る)に漬けこんで一週間くらいたったので、そこから引きだして、さらしにギュウギュウ詰めにして、タコ糸で更にキツキツに縛り上げる。
そいつを、ドラム缶の燻製器にぶる下げて、下から煙を当てる訳である。
この煙の温度、ドラム缶の中の温度が上がってはいけないので、古い鍋で火鉢を作り、灰の中に炭をうずめて、その上に楢の木を乗っける。
そうすると、市販のチップや燻煙材を使わなくても上手く燻煙できる。
俺の場合は3日くらい燻煙する。
鹿のスネなど筋肉が細かくついている部分などもあり、肉が小さいので、小さい肉は一つのさらしの包みものに、何本も入れて縛り付ける。
筋肉の膜(筋膜・筋など)をきれいにはがしていると、出来上がった時に結構うまく結着して、1本のハムになるのだが、今回は面倒くさいので、筋膜がついたままやっちゃった。
どうなるのか良く分からんが、おそらくバラバラになって、食べる時には歯の隙間に引っかかるのだと思うのである。
モモなどの、でっかい肉も数本あるので、それなりのハムも出来ると思う。
今年の震災直前にも作ったが、あれは旨かった。
PCで当ブログご覧であれば、右の検索から、ハムとか燻製とか検索頂ければ、出てくるかもしれないのである。
が、ちょっと写真を削ってしまったので、写真が見れないかもしれないのである。
で、3日くらいした奴を、今度は65度のお湯で2時間ほど茹でる。
取りあえず、今回は、試食用に2本だけやってみた。
残りは更に燻しこむ。
一週間くらい燻煙する予定なのである。
おまけに、まだ、さらしで包みきってない肉が樽の中にあって、忙しいのである。
いっぺんにドラム缶に入りきら無い訳なのだ。
さて、ここで温度を上げたら台無しになってしまうので、薪ストーブの優しい火で、じっくりと温度を監視しながら煮る訳なのだ。
2時間茹でたら、一晩冷まして出来上がり。
フレッシュなハムである。
色はハムの色。
しっかりした塩漬けがないと、いい色が出ないのである。
なんだか、まだ水っぽいのだが、数日寝かすと、しっかりした市販のハムみたいになるから良いのである。
試食・・・・・・う・うっ・・・・
ま・・・
まずくない・・・・うまい
やっぱり結着が悪くて、バラバラになってしまったが、旨いもんだぁ~
さてさて、残りの肉を樽から取り出して、作業しなくちゃ・・・・
でも、冷たいからなぁ~
さらしで巻かないで、そのままやっちゃおうかなぁ~
上手く出来るかな???
こんな仕事がまだまだあるのだが・・・・・
明日から雪下ろしの仕事が入ってしまった。
忙しい忙しい・・・のである(*^_^*)
イイねえ
旨そうだね!
雪下ろしで疲れた身体に、
赤ワインとコレで極上のクマ仙人の出来上がりだわ(笑)
雪下ろしで疲れた身体に、
赤ワインとコレで極上のクマ仙人の出来上がりだわ(笑)
この記事へのコメントはこちら