試験を受ける

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写真は、南陽市赤湯から見た、俺んちの方の山並みである。



年の瀬。
大雪の朝、早くに起き出し、除雪をし、朝食をしっかり摂り、そしてトイレでもしっかり用を足す訳であるが、いつもよりきちっと締めた朝である。

試験があったのだ。
44歳にして受ける、講義と試験に少しばかり緊張もあるのかなとも思ったのだが、まったくそういう事はなかった。

やっぱり雪が多いので、かなり早くに家を出る。

家にしつらえた、山に感謝する徴に頭を垂れてお出かけである。

南陽市にある、ライフル空気銃の射撃場。

まあ、そういった類の銃を持つための検定試験とでも言おうか。
であるからして、10年前に鉄砲の試験を受けて以来の試験である。

その間、何か試験など受けた事もありそうなのだが、思い出さないところをみると、何も受けていないのだろう。

講義を3時間ほど受け、その後実技試験である。

講義では、銃と言うものの危険性や所持の心得、マナー、事故の例、事故防止、狩猟やその考え、社会的な責務など多岐に渡るのを享受するのであるが、本日の試験はオイラ一人であり、まったくのマンツーマンなのである。

講義終了後、実技試験に入る。

ここまで、警察署やら何やらに何度も出向き、家族構成から近所の評判などなど、オイラみたいな者に、物騒な道具を持たせて大丈夫なのかどうなのかと言う調査などが行われ、晴れて講義、試験(教習射撃資格認定)が受けられるのである。
実技を合格しても、所持まではまだまだ日数もかかるのである。

さて、いよいよ実技試験なのであるが、これは、22口径のライフルを50発程撃つのである。
22口径とは、0.22インチ=5.56mmの弾丸である。
小さな弾であるが、的も小さい。

というか、黒点=的の黒い部分がだいたい15センチくらい(良く分からん)の紙が、50メートル先にあって、それの中心を撃つのである。

50メートル先の黒点は、見かけ上マッチの頭より小さい。
針の孔くらいに見えるのである。

そして、初めて手にするライフル銃である。
皮で出来た身動きできないみたいなコートを着込み、銃とコートと腕がベルトで固定される状態になる。

筋肉モリモリのオイラが着ると、もはやどこもかしこもきつくて動けない。
動けないから、銃がぶれなくて当たるという理屈らしいが・・・

「はい、まず練習ね。撃ってください。」
・・・・・・・・
スコープも何もないので、裸眼で小さな穴からのぞき込み、的の黒い部分を重ねて発射するのだが、なにせ的が小さい。

何処を撃っているのやら、的の紙(紙は40㎝四方くらいある)にさえ当たったのかどうかも分からない。

下に当たった事が分かれば、その後上を撃てばいいのだが、5.5ミリの穴など見えるはずもない。

やたらと寒い本日あたり、フリースの服を着ているとコートがきつくて着れないので、Tシャツになりその上にコート。寒い。

まあ、むやみに引き金に触らぬよう注意し、事故がおきないように細心の注意をしながら撃ち込むだけである。

練習に20発撃ったのだが、その時点で教官から、「あなた、合格だわ」と・・・????
ん・・・・????

試験は、20発で合計100点以上だそうだ。
平均5点と言う事だが、練習でそれを越えたらしい。
最初の1発目が0点。
以降は全てまあまあのところに当たったらしいのである。

残りは、気分を落ち着けて、楽に撃ってくださいとの事。

しかし、服はきついし、ベルトもキツイ。左手の感覚がなくなってくるのである。
吐く息は真っ白である。
さ・・寒い・・・

何とか50発を撃ち終えた。

「初めて撃ってこれでは、上等すぎますね~。」だそうである。
まだ、オイラは的の紙を見た訳でもないので、どんな状況なのかさっぱりであるが、どうにか合格したようである。

教官が、合格の証明書を発行してくれる。

そして最後に、オイラの撃った的を持って来てくれた。

お・・・お・・お、思った以上に当たってる。
というか、あんなんで当たるんだ。
だいたい、的が見えてないのに何故当たるのであるか???
みたいな感じである。

黒点圏外は、50発中1個だけだった。
他も、ライフルを撃つには十分な要素を供えていると言って頂いた。
弾がちらけずに規則性があるので、まだまだ当たるようになるそうだ。

恥ずかしながら、記念に50発の的を公開しちゃうのである。
写真は上から順番に10発毎の標的である。
30個目頃は神経が疲れ集中が途切れてきたころの様だ。
つまらん写真だが、お付き合い頂きたい。






これが、国体選手とかだと、同じ条件でやって、殆ど10点、真ん中に命中し、たまにはずれて9点が出るくらいだそうだ。
まあ、すげ~のであるが。
いや、まったく凄いのである。


しかし、帰宅後、ゴリラクマオヤジであるが、やっぱり人並みに神経使ったらしくて、ぐったりとなり、1時間ほど寝込んだ訳である。

いや~、いかったいかった。
お世話になったみなさんありがとうございました。
2011.12.24:kuma仙人:[山・鉄砲撃ち]

お疲れ?っす

う~む…

よくわからん…よくわからんが…
見事に当たっているではないですか!

うん!ずげぇっ!

オラにはきっと無理な射撃…
ってか、オラには鉄砲持たせちゃダメ気がするよ

して…、改めて知った熊殿の年…
ありぃ?そんなに離れてたっけ?

うわぁぁ…
オラ、すんげ~失礼の数々を…ひらにひらに~
2011.12.26:麦チョコ:[編集/削除]

麦チョコさま

よくわからんが、当たったのである。
もしかしたら、天才かもしれない・・・・そんな訳ないが(笑)

危ない人が鉄砲は持ってはならんのである。
であるから、麦さまは、いけないかもしれないのである(笑)

俺は、年とってるのである。であるから老眼な訳である(笑)
2011.12.27:kuma仙人:[編集/削除]

横入り

すげ~(≧∇≦)!
なんで見えないのに当たるの?すげ~(≧∇≦)!

麦さま、kuma仙人さんは若く見えるでなぁ
2011.12.27:みっちの大好きだづ:[編集/削除]

ほほお~

さすがでござるね!
ホント、何で見えないのに当たるんだ!?
日頃の鍛練の賜物、野生の感…

まんずスゲエ!!
2011.12.28:タッシー:[編集/削除]

みっちさま

コメントしないまま、年を越してしまった(・_・;)

まあ、一応老眼であるから、近くよりはましに見えてるって事で・・・・、
これが当たってるんだか、人並みなのかも良く分からんが、国体レベルじゃ全然ないって事は事実であるよ。
南陽高校の射撃部の方が上手いよきっと。
でも、彼等は空気銃しか撃てないのだよ。

俺は若く見えるか!?
嬉しいなぁ~~~(*^_^*)
2012.01.02:kuma仙人:[編集/削除]

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