みぞれ模様の24日。
25日今日は雪。外は雪が積もり真っ白である。
今年ペンキを塗りなおした屋根から、夜中の間中「ゴ~ッ」と雪が滑り落ちる音がしていた。
天気が悪い24日は、久しぶりに家で過ごした。
それでもお客さんが何組か訪れる。
俺と言う人間は大した人間でもないし、権力や財力などの欲にも乏しいどころか全くなく、なにか特段の能力などある訳でもないのだが、ひっきりなしにお客さんがやってくる。
まあ、変わりモノなので、付き合いにくいのだろう、近所の人はあんまり来ないのだが(笑)
だいたい、こんな山間に住んで、山の方ばかり見て暮らす人間は、そういった地域の人から見れば変わりモノなのだろうし、ここら辺の人はみんな川下に目が向いているので、話も合わないのかもしれない。
さて、導きによって得たクマであるが。
そこから得るものも多い。
肉は当然であるが、脳、臓腑、胆のう、油、毛皮、骨・・・・・
昔なら捨てる所はなかったそうだ。
その血液まで飲んだと聞く。
骨は煮込み大根汁。
臓腑はY地区I君専門のモツ焼き持つ煮込み、ブレインの踊り食い。
胆のうは、「クマの胆」と言って有名な秘薬・・・・これは薬事法とかで問題があるそうなので、門外不出の家庭の宝とする訳である?
毛皮の需要もなく、欲しい方に生皮を差し上げている。
なめし代金もバカにならない値段なので、稼ぎの悪いオイラには手が出ないのである。
そして脂。
筋肉についている脂肪と、メタボみたいに内臓につく「内油」というのがある。
何れも民間療法などで、何々に効くとか言われているが、何々に効くと言えば薬事法に抵触するらしいので、何も言わない。
まあ、スプーンですくって食べるもよかろうし、ラードの様にも使える。
顔に塗りたくるも、手に擦りこむも自由だろう。
詳しく知りたい方は、ネットで「クマの脂」と検索するのもいいだろう。
20グラムほどで3500円とかで販売しているのでビックリである。
さて、我がクマの脂であるが、より高級で貴重と言われる内油を取った。
通常販売されている油は、外側の筋肉についた脂肪のはずである。
内油は、猟師だけが得られるそれはそれは貴重なものなのである。
内臓周りの白い油を、鍋に入れて溶かし出し、濾して瓶詰めしたのである。
この作業はガレージで行う。
けっこうトンカツ屋さんみたいな匂いが充満するのである。
100キロのクマから贅沢に2.6キロしか取れなかった。
瓶詰。
仲間から、俺にもとっておいてくれ、と頼まれているので、分けやすいように瓶詰めにした。
200グラム入りの瓶が13個
日付を書いて、kuma仙人ブログのシールを張り付けた。
内油は常温で溶ける。
今朝の寒さにも、トロ~りするだけで固まらない。
素晴らしい油である。
動物からとったのに、植物油みたいな感じである。
今回はちょこっと温度を掛け過ぎたのか?ちょっと香りがある。
ジコ姉ちゃんは、美味しそうな匂い~と言っていた。
確かに旨そうな匂いかもしれない。
今日も雪降りなので暇だから、外脂とろうかなぁ~・・・・・・・
あ・・・冷凍しちゃったから・・・・切れるかな???
油を取り切った後のカスが、これがまた旨いんだよなぁ~
へえ~
内油ねえ…
以前わけてもらったのは、どこの油だろう?
内蔵ダップリの中華鍋、旨そうに見えるのはオイラだけ!?(笑)
以前わけてもらったのは、どこの油だろう?
内蔵ダップリの中華鍋、旨そうに見えるのはオイラだけ!?(笑)
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