どじょう だってさ

  • どじょう だってさ
新しい大臣は、泥鰌だそうで。
泥臭く、泥をかぶって、地味に行動する旨の様である。
しかし、泥鰌を良く知った人には、どうも胡散臭く感じるのではないか。

だいたい、掴めない。
掴んだと思っても、ノラリクラリと手の隙間、指の隙間から逃げ出す。

手の中でも激しい抵抗を見せる。

そして、どんな泥の中でも、奴らは泥なんかかぶっていない。

泥の中で、その泥をはじき、ちゃんと「泥鰌」の模様やら姿やらを泥まみれにしたりしない。

衰弱したその時、乾いた泥や砂に紛れて初めて、片栗粉をまぶした唐揚げの準備状態になる訳で、活きのいいうちは決して泥に潜るが、泥にまみれたりしないのである。

水から上げても、まるで陸の生物のように、草に潜り、地を這い、水路に逃げ延びる。
なかなか、小さな子供の手には負えないという狡さというか、力強さも持ち備えている。

まあ、政治家だ。
どんなもんだろう。
オイラは、頻繁に変わる不良品如き内閣に、関心が薄れてしまった。


しかし、朝からガチッとした太陽が、これでもかぁ~と陽光燦々とわし等を照らすのだが、もはやどうって事ないよ、全然負けないもんね。
というような、日差しは強いが、暑さは感じない太陽になってきた。

ついこの前まで見えていた、飯豊山系の残雪も、ここからは見えなくなった。
山の沢にはまだ残っているだろうけれど。

しかし、間もなく新しい雪が、化粧するのだろうな。

故郷の方の、オリジナルの音頭であるが、
「あ~ぁ~あ~ 何で白樺~♪ おしろい~つけたぁ~♪・・・・・」
という、絶妙な表現の唄があったのであるが、

秋になると、紅をさし、やが、ておしろいをつけるなど、山の擬人化で一ひねり詩でもひねり出してみるのも楽しそうである。
2011.09.07:kuma仙人:[文学的な考察]

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