昨日の告示に始まり、選挙戦が始まった。
選挙戦と言う言葉は嫌いである。
これは、戦(いくさ)ではない。
市民が頼れる、市民の声を聴き実行力のある、判断力に富んだ代表人選を行う機会なのである。
立候補した人間の祭りではない。
どうも、あの喧騒を垣間見るにつけ、候補者サイドばかりが盛り上がり、
選挙カーでお互いの事務所前を通るときなど
「○○です。お願いに上がりました。△△議員のご検討をお祈りします。」
などとやっている。
ママゴトじみた、下らんサル芝居を見せられては、これで大丈夫なのか、
という不安と、馴れ合いの所詮仲間内の仲間切り、傷の舐めあいに、無理やりつきあわせられる気分である。
市民の声の代弁者たるべきが、他者に自分の意見を強いる如きでは、一応の政治家の端くれをもって、そこのところが悪代官という塩梅であろう。
それを理解して頂かなければ、この町の議会とて、今の国会・・。
以前、反戦を声高に語る候補者がいたが、それは悪くない。
が、頭に日の丸の鉢巻。「必勝」と書いてある。
選挙カーを「選車」(せんしゃ)と呼び、
この戦いは・・・という言葉を使う。
特攻隊にでもなったつもりなのであろうか。
あなたのそういう思想、姿が結局のところ戦争を生むのではないか?
そう思ったものである。
顔ぶれは、最年少で52歳。
60前後が多い。
地域の中心で、未来、子供たちを想い、老人に思いやりを持てる視野を維持しながら、より広い視野で、他者の意見を聞きながら責任を果たしていけるのは、30~50歳代くらいだろう。
それより年上の方々は、自分でやろうとしないで、そういった若者、若輩者にアドバイスする役目を負えばいいと思うのだが・・・。
これは、年配者が選挙に出るな、と言う意味でなく、若者や後継者、未来を育てるために、自分が手を出したくても我慢してみたらどうだろうと言いたいのである。
60歳くらいの現職さんが幾人かおいでだが、
中には、初当選したのが40歳前半の方もおられる。
いまや、40歳代の俺たちは、彼から言わせれば子供・・・、お前らに任せてはおけん・・・である。
でも、自分を思い起こしてほしい。
貴方は、僕らと同じ年頃、相当に出しゃばりでしたよ。
当時と違い、国の情勢も、体制も不安定で、安定した国家を責める事、立ち向かう事が俺たちの使命である、なんて思想は通用しませんぜ。
よほどの能力を持つか得るかして、相当に勉強しなきゃなりませんぞ。
カチカチの脳みそで、自分の言いたいことを言い放ってたって、どうにもなりませんぞ。
まずは、市民の声に耳を傾けると言う、議員の議員たる基本に立ち返って欲しいと願うのですな。
と、まあ、国会にもそんな方が居られよう。
どうでも良かろうが、責任を持ち、身を粉にして市民、国民の為、最善を尽くすことが彼らの仕事であるから、偉くなったとでも勘違いしないで、立派に市民の為の仕事を行ってもらうまでである。
が、期待するだけ損・・・・か・・・・
過去の実績を見れば・・・・・・・・・・・・・
むなしいものである。
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