俺は一年中夕暮れも、あけぼのも、夜も好きだから・・・・・。
角瓶、ロックを傾けながら西の方角、飯豊山を抱き込む夕暮れを眺めるのが心地よい。
低い雲に映える夕焼けが、時間とともに高層の雲の夕焼けへと変化する妙は、
これやこの、何処かの山小屋でのひと時を彷彿させるのである。
なかなか山へ出かけ、小屋に泊まるという行動が出来なくなってしまった。
百姓仕事をぶん投げて出かけてしまえば可能だが、
弱小農家は毎日コツコツと仕事をこなさなければ、めんこいチビ助たちに不自由をかけてしまいそうで・・・・。
熊がやってきた。
やってきて、ブドウ園のまだカチカチの全く旨くない(まずい)ブドウを2房だけ味見していった。
まあ、あの広いブドウ園から2房、クマが齧ったブドウを見つけるのも大変なものであるが、作業中に藪からブドウ園に向かう、クマの僅かな足跡(そくせき)に気が付いたので、それの行く先をもしやと思い観察してみたのである。
あのブドウ・・・、齧ったら「ビィエャッ!!」となったべなぁ。
スッパシブイというか、旨くない。不味いのであるから、さすがのクマもちょこっと齧ってあきらめたんだろう。
まあ、サルの被害やクマもやってきた事なので、急きょ電気牧柵をブドウ園周りに設置した。
これでまずは一安心なのだが、鳥の対策・・・網張もしなくちゃいかん。
なかなか、いろんな仕事があって、農家は楽しいなぁ~。
蒸し暑く、眠れぬ夜を過ごし、布団に人型の汗のあとを残し・・・・
今朝はきれいな朝顔が数輪咲いていた。
携帯のカメラで、きれいな色が出せないが、
紫・バイオレットの式部が美しかったかどうかは知らんが、朝顔は可憐で美しい。
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