春の野のモノ。
ワサビやアイヌネギ、シイタケなどが育ってきた。
庭のブナの木も花を持った。
みんな俺が手掛けた物である。
農家だが、販売用ではない。
自家用。
俺の酒の友たちである。
以前にも書いたことがあるが、ワサビとアイヌネギには特別な思い入れがある。
まず、美味しい。
そして、深山の象徴みたいな感じがして、老練なマタギの庭に大切に育てられ繁る姿を想像しては、「ん~、老練、ろうれん、ロウレン。」と西部劇のテーマソング風に、煙草を燻らせ眺め楽しむのである。
なかなかこの辺の山では簡単に手に入らない代物なので、貴重な感じもする。
それこそ、マタギの独り占めみたいな代物である。
今では、休みの度に、平気でゴミを散らかし、車を道の真ん中に止め、あるもの根こそぎ採って行ってしまう、あこぎな日曜山師もどきキチガイファッション的赤ズボンジジイ、原色緑ズボン覆面ババアなどに荒らされ尽してしまいそうである。
質素な、清冽な、儚い植物たちであるので、遠慮というものを知らないと、忽ち全滅してしまう。
その後には、ペットボトルや飴玉の包。弁当の食べかすなどが代わりに置いてあったりするので、見つけたら山の上の方から1メートルもあるようなでっかい岩でも転がしてやろうかと思うのだが、なかなか行き当たらない。
と言う訳なので、山で見つけた折にはほんの少しだけ頂き、庭に植えるのである。
翌年には沢山生えてくるので、山から頂くのはホンの少しでいいのだ。
そして、2~3本を食べるくらいである。
シイタケもボーボー出てきた。
このくらい出ると、ホダ木も終わりだろうなぁ。
送りに菌を打った木があるのだが、失敗したのか菌が回っていないようだ。
管理が悪く、乾燥したからかもしれない。打った菌が死んでいたかもしれん。
で、まあ、こんな美しくも豊かな写真に満足まんぞく。
苗代もきれいに出そろって、2枚目の葉っぱが出始めた。
モグラがミミズを喰いにやってきて、箱の下をほじくり回り、その対策に難儀しているのだが・・・・。
いろいろ試しているがどうにも止まらない。
今日は水をたっぷりかけて、水攻めをしたら、気づかぬうちに1匹のモグラが出てきて、足跡だけ残し逃げられてしまった。
あ~、そうそう。
放射線検知器、「ガイガー・ミューラー管もどき」を作ったのだが。
約1センチの空間に電気をスパークさせる電源がない。
フィルムケースを利用したモノなので、電流が高いと燃えてしまうので、どうしたモノか。
うまいコンデンサとかあれば、昔のラジオやカメラのフラッシュなんかから取り出して使えそうだけど、今のにはそんなものはついていない。
ん~~~、「映るんです」のフラッシュの電源使おうかなぁ。
だいたいうまくいくかどうか分からん工作に、「映るんです」をぶっ壊して使うのは高価すぎる気がする・・・・・
しかし、どうにもならん政治家と、東電幹部と、まったく危険で保安の役に立たない安全・保安院、原発再開に熱意を燃やす中部電力、おまけに汚染されたホウレンソウ売っちまう馬鹿な農家(風評被害って違うぞ、そりゃ犯罪だよ)なんかが、まかり通る世の中なので、
だいたい子供とこんな工作しなきゃならんなんて。
世も末だね。
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