オキタマの盆地のふちの高いところに住んでいるので、朝起きて山を眺めると、天気のいい日はたいてい県境までスッキリ見えるのだが、後ろを向いてオキタマ盆地方面を眺めると、下から霧が迫ってくるのである。

まあ、下界のつまらんものが見えなくなり、美しいばかりであるが、お勤めの皆様はあの霧の中に突進し、その中でお仕事されるのかと思うと気の毒な位である。
まあ、たいてい２時間もすれば霧は消えてなくなるのだが。
その境目がわりとくっきりしていて面白いものである。

今回は２軒下の家まで襲いかかり、そこで足を止め、我が家は飲まれずにいたのであった。

お天気はよく、気持ちがいい陽光に包まれていたのであるが、いろんな小さな用事があり山の方へは行けなかったが、米沢には出向いた。
娘の携帯が７月２４日の地デジ化完了の日と同時に使えなくなるので機種変を致せとのお達しがあったので携帯交換、ならびに俺の携帯も買い増しである。
帰りの車からは月山や蔵王、あらゆる山がくっきりと美しく見えるのだった。

お昼には「とろろおろし野菜ジュースかけ納豆キムチそば・海苔トッピング」を喰った。
塩分なし、野菜たっぷり、炭水化物たっぷり豆類充分、もはや豚の餌状態のブツだが、おいらはこういった素材のぶつかり合いが好きだ。

（とろろ芋が上等で粘り気たっぷりなので、混ぜたものが上手く混ざらないのである。スパゲティみたいであるが「そば」なのである。次の日の昼には、これにヨーグルトが加わったのだが、うまい）

夕刻にかけて、春から塩漬けしてあったワラビの塩抜きをして、味を調えた醤油漬けに漬け返した。お茶うけやご飯のおかずにばっちりである。
さらに残ったのは、程良い塩加減のまま真空にして冷凍である。
春にワラビが生えてくるまで充分楽しめるだけの量がある。
夕べも今夜も、お汁にはワラビが入っていた。

とってすぐ食べるワラビもいいが、こうやって熟成したものはやはり特別に旨い気がするのである。