雪降りにじっと佇む
9日の朝は。
連日の雪に山を動き回る気力を折られ、家でゴロゴロしている。
窓から外を眺めては、「ん~」とか「はぁ~」とか。
家の周りの除雪をし、ブドウ園の雪をおろし、ついでに隣の老夫婦の家の屋根の雪を下すのを手伝う。
毎朝、彼の宅の除雪をしているのだが、屋根の雪おろしは地区の若者会の有志がやっているのを見つけて、慌てて参加した。
「言ってくれれば手伝ったのに」というと「山へ行って家にはいないと思ったから連絡しなかったんだ。」と、やっぱり俺は山の獣と思われているらしい(・_・;)。
このところ体調が変である。
致命的な変調があるので、医者には行かないが、山へ行くのも控えていたのである。医者に行けば、煙草と酒はやめるように・・・・と言われて、数種類の一度飲んだらやめられなくなる薬を処方されておしまい。であろう。
煙草と酒・・・言われなくても分かっておるのだよ。
8日土曜の事であるが、暇だし、一人で山へ行くにも・・・など思い、福島のS姉さまを、「ヤマドリ撃って食わんかい?」と誘うと、行きたいとの事。早速土曜の晩から酒飲みがてらお越し願った。例の如く蝦夷鹿のタタキ。日本鹿のしぐれ煮、朝はヤマドリのお雑煮などで楽しんでもらい、体力をつけ山へ・・・・。
が、雪・・・多すぎ。で、昨日の日曜日は退散、午前中子供たちの子守りをしていただき、福島へお帰りになられてしまった。
ヤマドリを撃つ妙技神業を見せられんですまんすまん。
幾日か、何とも非生産的な生活が続き、身体がモゾモゾする。
10日 今朝は、山もいつもの通り真っ白である。
松も杉も、雑木も白い雪を沢山くっつけて、枝がしなっている。
少し気温が上がると今度はドサドサと落ちてくる。
そうなると獣たちは歩かない。どこかで静かにじっとしている。
山へ行っても出会えないだろう。
腰ほどある、重い新雪をおして、少し様子を見に行ってこようかなぁ。
鉄砲持たないで、道をこしらえてこようかしら。
3時間も歩けば結構奥まで行けるだろうし。
さて、行って見るか!
2011.01.10:kuma仙人:[生活・地域]
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