たまには文学的になりたいものだ

朝から軽い雪が舞っている。
今日は山へ行っても何にも歩いていそうにないし。
子供たちは保育園と学校に行っていないし、かみさんは実家でじいさんとお昼食べてくると言って出掛けたし。ポチは雪の中で丸くなってる。
猫シロがたまにまとわりついてくるだけの静かな日である。

薪ストーブの前で、ご飯とみそ汁、鹿のしぐれ煮を喰う。
う~ん、しぐれ煮が美味い。おつまみのマグロの煮たやつ、銀紙に包まれたサイコロくらいの四角い奴、あれと似ている仕上がりで、お茶受けにも酒の肴にもいいなこれは。

暖房のもとが薪ストーブなので、家の中で全く音がしない。
時計のチッチッという音と、ノートPCのファンとハードにアクセスする音しかない。

こんな日は、文学的に過ごしたいものだ。
ちょっとしたブンガクを読んだり、ブログもブンガク的な事を書きたい。
が、文学でなくブンガクなのである。それもままならない。ブンガクらしき戯言にもならない。ダメだ~。
しあわせすぎるのである。
そして、身体を動かす時間も環境も理由も整いすぎる。
こんな時は、感傷的にも或いは文学を咀嚼する気分にもならない。

しかし、無理をしてどうにか電気炬燵のスウィッチ(スイッチでないところが無理やりブンガクである)を入れ、しづかにPCに向かう。チラリホラリト舞い落ちる雪の華などを眺めながら、煙り頂きが見えない山を眺める。
炬燵にタクアンと灰皿と、何度やってもつかないライターと410円もする高価な煙草が乗り、つまらんのか下らんのかどうしようもない浮世の妄想じみた新聞記事に吐き気がする。

ウサギが増えて困っているという話があった。
ペットの捨てウサギだそうで、動物愛護の決まりにより、捨てると50万円以下の罰金だそうである。そして、拾ったら警察に届けなければならないらしい。遺失物の扱いになるからである。もし、拾って飼ったり、胃袋に納めてしまったら遺失物横領と言う事か。

アホらしい。そんなもん捕まえて喰っちまえばいいじゃないか。
世の中には、今喰うべき食料もない人が沢山いて、この5分の内に何人餓死しているのか。
だいたい、ペットを捨てた時点でそれは断じてペットではなくなるのである。物になるのである。だから遺失「物」なのである。
世はいったい何を考えて動物を飼っているのであろうか。
可愛いから・・・ならば捨てるな!
飼えなくなったから・・・・・ならば最初から飼うな!
ステータスや見栄えや一時の慰みに生き物を飼うな!!
捨てるくらいなら喰え!!
生き物ってのは、人間も含め、生から死まで付き合わなきゃならんもんで、ゲームじゃない!!

朝日新聞の正月の記事には、自分の子供の育て方、接し方が分らん親が出ていた。
旦那19歳、妻20歳。子供6カ月。共に両親の離婚を経験し虐待等受けて育ったらしい。
旦那は悪さを繰り返し、保護施設から世話になった大工の親方に怒られその車をかっぱらってパクラれ少年院。出所して、似た環境の二人はめぐり合い直ぐに打ち解け妊娠・・・・だと。そんで子供の育て方が分らないから社会が面倒見よう・・という趣旨の記事だったみたいだが。
たまらんね。だいたい子供の面倒のみかた分らなけりゃつくるな!!!あまえてるんじゃぁねえ。
誰だって、分って作ってるんじゃないのであるし、けれど、子供と共に育ち親になるんでないのかい。
甘すぎる・・・・・・・。

この国、大丈夫じゃないね。こんな考えが記事になって、当たり前のように俺たちの目に入って、それが当たり前になってしまったら終わりだね。

人間もペットも同じになってるね。つくっておいて、いらなくなったら捨てるか殺す。程度がいい所で熊本辺りの何とか病院のコウノトリだかペリカンの揺り篭とかいう窓口に置いてくる。
たまらん・・・怒り悲しみに震えてしまう。

上和田の我が家の近所にも捨てペットが多い。
猫、犬、ニワトリ・・・他鳴かない動物は捨てられてても分らんが・・・。

こんな看板をたてようと思う。


    告

ペットはこの辺に進んで捨てるように。
犬、猫、ニワトリ、ウサギからあらゆるペット大歓迎

見つけ次第とっ捕まえて、ひっぱたき殺し、放血し、皮を引っ剥がし、
頭と足としっぽをちょん切りその辺にぶん投げて、
その身をおいしく頂きます。数量が豊富な折にはペット肉まんにして販売致します。
どうか皆様、進んで御不用なペットを置き去りにしていってください。
隠れて捨てても大丈夫、当方優秀な猟師也

それから、ちょっと前にsamidareユーザーのshidareoさんのブログで盛り上がった似たようなフレーズもコピペする。

   告

ここに進んでペットを捨てるように。
  見つけ次第 直ちに殴り殺し、皮をはぎ、血を絞り
 鉈でぶつ切りにして、鍋に煮込んで頂きます
 はいはい、どうか貴方が可愛がったペットを
     この辺りに進んで捨てるように。
 尚、当方、この辺りから山にかけて散策するのが趣味でして、
    これより奥の捨てられたと思われるものは
        全て腹に収まるものと思うべし。
       
                山の仙人 
2011.01.07:kuma仙人:[文学的な考察]

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