12/19晴れ 山へ

  • 12/19晴れ 山へ
日曜日で天気が好いとなると、鉄砲撃ちの面々がやってくる。
「山はどうなってる?クマ見たか?」
「しょっちゅう行ってるけど、足跡も姿も全く駄目だなぁ」
「○○の方じゃ何匹もいるらしい」
「△△では獲ったらしい」
いろんな情報が飛び交うが、ここら辺は全然だめだ。
俺がこれほど歩き回り、足跡も姿も見ない年は、鉄砲免許取ってから丸9年、一度もない。

それでも山へ行く。
最近の俺は、自虐的になり、より厳しく険しい藪を好んで登る趣味が出来てしまい、今日は□□から登ろう、と言うと、一瞬本日の同行者は”ゲッ”という顔をしたが、そこは鍛えた山の強者。大丈夫、平気さってなもんである。

一気に山の高台へ出る長く急なルート(そこは一応山道がある)を一気に登る。
どう言う訳か、全然疲れないから楽しい。もっと急でもいいなぁ、などと想いながら後方を見ると、ゲッ・・・やばい、早すぎるか・・・。

尾根に出てちょっと散策。雪の上にはテンとヤマドリの跡が1つずつ。
他には何もない。

それから、少し藪漕ぎをして、お昼ご飯である。
木の枝に積もった雪が解けて、ピタピタ落ちてきて快適ではない場所。
おにぎり3個とカップめんを食べ、早々に歩き始める。
かなり藪が厚く、また人跡未踏状態の急な尾根を歩くから、早めにスタートである。
のこぎりで藪を切りながら歩く。
切らなければ前へ進めないのである。平均傾斜は35度くらい。両脇は45度を超える。まあ、普通に言えば崖に柴がある状態。最大斜度は60度以上だろう。
藪があるから歩ける場所だ。何もなかったら怖くて歩けない。

それでもおいらは軽々、体力余裕あり。
身体は軽い。

ん~、山の仙人にならずして、山の獣になりつつあるな~、確実に・・・・。

自宅から見えてはいるのだが、いまだ行ったことがないピークのてっぺんに立つ。
周りは藪で何も見えないが。それでも気持ちよくて、満足(#^.^#)
他2名はかなり疲労度が高い様である。


下りがまたきつい。
防火帯を歩くから、藪ではないのだが、傾斜がキツイ上に、5センチの積雪、一番滑りやすい。
途中、膝が・・・膝が・・・と何度か休む。
オイラと言えば、下りは下るだけだから楽な事この上ないのである。
足は全く何ともない。やはりケダモノ化している。

下りの辛さは登りよりひどいものがある。
登山をされる方はよくお分かりだろうが、昔たまにしか登山しない頃は、登山後和式のしゃがみ便所で用を足すことが出来なくなったりしたものだ。
しゃがんでしていると、突然足がびょ~んと伸びちゃったり、がくがくしたり、
そりゃ~大変だった。
きっと、他2名は明日朝の便所で、足がプルプルしてるんだろう。

しかし、写真のE氏は、写真を撮るたびに目を閉じているもんだ。
今日の装束はポッケが少ないベストだったので、リックにカメラ。
だから、写真を数枚しか撮れず、まあ、こんな写真しか撮れなかった。
おまけに、なれ雪でびしょびしょである。
2010.12.19:kuma仙人:[山・鉄砲撃ち]

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