ヤマドリ撃ちにご同伴である。
車から1時間。
廃道になり、猟師しか歩かない道を行き、さらにそこから沢歩き。
クマが騒ぐ年は危なくて連れていけない場所だが、
急な崖あり滑あり藪ありを、黙ってついてくる。
発砲ある場合に危険が及ばないように後ろを歩かせ、
もちろん銃には装填しない。
奥深い山の手つかずのケヤキ、楢の穴場に連れてゆく。
こんなところには誰もやってこない。
獲物はなし。
少しのナメコとエノキタケ。
”おもしろいか?”
”おもしれ~”
何が面白いか分からんが、信頼する父ちゃんとこんな山まで一緒に来れることがいいのかもしれない。
一人前ではないが、それでも猟師の子分としてのデビューだからな。
たまにオンブで崖を登ったり下りたり、川を渡ったり。
普通の6歳じゃ経験できんだろうな。
この記事へのコメントはこちら