さて、今日は剪定や、ブドウ園のナイロン片づけをしなきゃいかんなぁ~、
と、のんびりコーヒーを楽しんでいるところに、電信コール・・電話ですな。
はいはい、なんだべ?
小学校ですが、校庭にクマのうんちらしいものがあるんですが、みてもらえませんか?
ん??わかりました。今行きます・・・・。
校庭には地区公民館や学校の先生方。
おお、黒い物体・・・まさしくクマのうんちですな~。
子供たちがグランドを走り回った後なので、足跡までは特定できないが、昨夜夜半前の落し物と判断した。
尋常でない状態、いわゆる危険な状態かもしれないと判断せざるを得ない。
いや、そこに関係する誰もが不安を感じ、助けを求める状況である。
私の持つ、特技とやらを駆使し、状況を判断する。
2頭、親子。あるいは2頭以上。
子が一頭であれば、2年子の雄と、若い母親の可能性が高いと判断。
フンの内容物から、クマが行動したと思われるたトレースをたどるのだが、想像以上に長い時間滞在したと思われる形跡などを見てとることになる。
ありゃ~、こりゃ、近くにいるなぁ
先輩猟師と二人、観察で終わりにするには危険を排除できかねる、ということで、行政と相談。作戦を練る。
まずは、小学校近くからクマを排除(追い出す、あるいは場合によってはその行動を絶つ)すべく行動を行うとなった。
テレビとか新聞が来たりして、何やら大騒ぎである。
午後1時地区公民館に猟友会集合。
クマを追うとなる。
ありゃ~、今日も一日仕事つぶれたなぁ~ってなもんだけど、みんな気のいい仲間である。10月も下旬に汗が出る陽気にもかかわらず、藪漕ぎが始まった。
こんなところにクマがいる。そこには栗の実や、カボチャなど残飯などがある。
街中と言えども、クマの餌になりうるので、残飯などの処理には気を使うべきである。
後方は和田小学校、指さしは、分かりづらいだろうけれど、クマのトレースである。今回の作業で、想像以上のクマのトレースを確認し、ちょっと~おいおい、なんだこりゃ~となってしまう。多いのである。
で、まあ、結果は、小さなクマを山に追いやることには成功。
そのいるとおもわれる親については未確認。
先に逃げたのか、残っているのか。
仕事の閉めに、クマの道となっている要所要所に石灰をまいてくる。
明日の朝、クマが活動して、道路を横断すれば、白い足跡を道路につけるはずだ。
出ないことを願うばかりではあるが、
そして、最悪、人身被害がないことを願うのであるが、
クマに来るなと言っても聞くものでなし、鎖でつながれているものでなし。
各人、十分な注意をもって、行動すべしとしか言いようがないのである。
どうか、不幸な事故がありませんように。
交通事故、自殺、その他いっぱいあるが、何人にも不幸たる不幸がありませんように。
私の持つ特技
その特技の話、もっと聞きたいですね。
石灰蒔く話だけでも、ホホオ~なるほどって感じです。
何事もなく済むとイイですな。
石灰蒔く話だけでも、ホホオ~なるほどって感じです。
何事もなく済むとイイですな。
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