昨夜は、米沢のファミレスに行ったのであるが、
普段あまり上和田から出歩かない仙人志向にとっては、異次元というか、異国の地であるような気がした。

昼でさえ、たまに用足しに出かけるだけという、健全な生活を送っている吾輩が、夜間に出歩くなどかなり珍しい事である（昔はよく飲み歩いたが）。


レストランに入って驚いたのは、
頭がジライヤ（爾来や）のようになっていて、怒ったみたいな顔をしている高校生。

３年も頭を洗わず、砂や泥をすり込んで、金髪に染めようかと思ったが途中でやっぱり普通にしておこうかと、ドライヤーで縮れて煙が出るほど乾燥させてしまったかの様な、もじゃもじゃ頭の若者。

刈り上げを中途半端にやめて、モヒカン刈りにしようかと思ったがそれも途中でやめ、ちょんまげをして、何を塗りたくったのか、妙にテカテカ頭の成人。

などなど、山の仙人志向に至っては、米沢でなく、どこか遠い国に流されてしまったかのような気分である。

そして、何故かみんな不機嫌そうな顔をしているみたいで怖い。


また、そこに現れる娘たちは、皆まつ毛が異様に長く濃く、ハワイか南国で着るような派手派手の衣装に、股ぐらまでつりあがっている短パンや、
はかなくても、どうでもいいほど短いスカート等をお召しになり、
これもまた、どこかおかしな人跡未踏の地よりやってきたかのような奇抜な髪のお姉さま方がおる。

しかし、唯一の安心は、聞こえる言葉は「米沢弁」である。


土人かフーテン、或いは愚連隊の真っただ中に、山から出てきた家族がぶち込まれたみたいで、目のやり場に困り（おかしな髪型や格好の人を見ると、ヤバイ人に見えてしまう）、落ち着いて食事など出来る状況ではなかったなぁ。


たまに夜出かけると、行く場所を選ばんと、なんだか怖い中に入りそうで、
ビビるなぁ～。

しかし、相手方は、俺の顔と体格見たら、もっとビビるのかも知れないなぁ～。

足も、腕も、胸板も、首の太さも、みんな彼らの倍以上はありそうだものなぁ～