我が家のツバメの子供たちが、
今日初めて羽ばたき空を掴んだ。
5匹が飛び立ち、空間という自由を得たのだ。
我が家には4組のペアが巣をかけたが、
巣をスズメに数度乗っ取られ、子孫を得られなかった組が2ペア。
つい数日前、ネズミにヒナを襲われたのが、1ペア。
そして、無事育ったものは、元祖の巣を引き継いだペアだけだった。
でかくなり、飛び回る事が出来るようになったヒナに、親はトンボを与えていた。
世間ではスズメが減った、とか言われているし、
スズメは益鳥であると言われているが、どうもそうは思えない。
水稲に与える被害や、果樹などに与えるそれは、害虫を捕食するそれよりも大きいのではないかしらと、推察する。
都会の、学者様には悪いが、君たちは何を検証し、スズメの功罪を判断しておるのだろうかと、その能力や判断を疑わざるをえない。
ツバメは、純昆虫食である。
農民からすれば、益鳥そのものである。
渡りの鳥であるが、なにやら、スズメの方が可愛がられているのではないかしら、
などと思う世間である。
彼らがいなければ、スズメがいないよりも、大変な事になってしまうのではないかと、思う次第である。
地球の環境には、ツバメ君の方が弱そうだ。
食が限られ、穀物を食せない以上、スズメより弱い存在ではないのかと思うのである。
スズメも、我が家に巣をかけるが、仙人志向はそれを排除する。
可愛い姿をしてそれは、人情や義理に欠けると・・・・・人間的にはそう思える存在である。まるで、あらゆる国・地方議会の議員のようである。
美しく、滑稽でもある若いツバメの姿に、
梅雨の緑とともに癒されるのである。
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