料理は脳がつくる

今日は、ワラビ園から10キロの収穫があった。
長くて 太くて 粘りが強い 旨そうなやつ。

桶にワラビを入れ、薪ストーブの楢の灰を入れて、熱湯をヒタヒタにし、
今晩一夜 アク抜きである。

一本漬けにしようと思っている。

秋あたりから引っ張り出して、チビリちびりと流し込む算段である。



採ってきたら、カミサンから露骨に嫌な顔をされた。
彼女は、調理師と栄養士の資格を持つ。(ワシが結婚の決心をしたのは、彼女がその様な勉強を積み、うまい料理が出来るからであろうと考えたからである。)

が、はっきり言う。
料理が下手である(天ぷらだけは脱帽)。
全く、話にならん。
彼女の持つ資格に騙された・・・・。



料理は、食材や器具、レシピがつくるのではない。

生きた人間の、想像力・・・脳が作り上げるのである。

偏見であろうと理解した上でここに記すが、
料理上手は賢い。
或いは、フロンティアスピリッツに富む。
創意工夫に意欲を燃やし、何事にも立ち向かう力を秘めている。
失敗を恐れず、共にいて楽しい。

ある面で、美食家とも相容れる。
知識に深厚で、博学でもある。


もし、独身の方がこのブログを目にとめたなら、
料理上手を射止めたまえ。
男女に限らず歳に関わらず。

友もまた、食を探求する御仁には、特別に観察したまえ。
きっと変ちくりんなこだわりと趣味を持っているものである。


ささやかな材料を、華やかに見違えらせ、驚きと満足を演出するのが料理である。

日々の糧を、ただ口やお腹に入れるだけの芸では、
そりゃ~食事というだけのものなんではなかろうか。

おこめ一つでも、ささやかな知恵や工夫で見違える程に旨くなるのですぞ。
常にご家庭にある、ほんの日常的なものであっても。


------美しく清冽な空気と水を味わいなさい
      その清冽は きっとあなたに
     新しい味覚を知らせてくれるかもしれない----Kuma------

2010.05.26:kuma仙人:[喰いモノ]

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