アライブ 生きてこそ
だったかもしれない。
ご存じの方も多いと思う。
アンデス山中に墜落した飛行機から 17人の人間が72日ぶりに救出されるという、事実を基に制作された映画だ。
もう、かなり以前に見た映画だが、
今日、たまたま「世界まるみえ」でやっていた。
飛行機墜落 乗員4名 乗客50名くらいだったか、
テレビを何気なく見ていたので 正確な数字忘れた。
この後記す数字に誤りがあるやもしれないが、ご勘弁を。
墜落時 18名死亡 32名生存
その後、傷病者が8名死亡
10日目24名が生存していた。
食料は底をつき、医学生の提案で、死者から糧を頂く事に。
が、また雪崩に遭い、17名を残し死亡。
救助の頼みが切れた事を知り、60と数日目に救助を求め、3人が立つ。
9日か10日目に、チリの牧童に発見され、72日目全員救助。
壮絶 であったろう。生存者の平均年齢は22歳 男性のみ。
人の肉を食べた事については、世界中の机上で話題になり、議論されたことは言うまでもない。
この事について、誰かと議論する気はないが、思った事を記したい。
この、映画の人たちはじめ、それ以外のすべてに、
俺たちが、生きるにあたり、貴重な経験をされた方々、また、図らずも命を失った人々が、惜しみなく俺たちにその経験を分け与えてくれるという事に感謝したい。
そして、生きるという事を考える知恵を持ち生まれた事に感謝したい。
人間の根源みたいな物語のあと、清く廻り始めた脳に
今の世界 日本 俗世 の現実を見ると
まるで、ねばねばした泥をかき混ぜて そいつが 旨そうなのかそうでないのか、
そんな事を炭酸ガスと、汚れた脂と、放射能と、汚物とその混沌の中で、美しい空も見ぬまま、ただその泥沼だけを見つめているような気がしてならない。
欲である。金欲 物欲 地位を得んとする欲。
ここで、最高の地位に昇りつめ、巨万の富に抱かれ、溢れんばかりの贅を尽くす邸にあって、いったい何が美しいのだろうか?
比べるなら、
極寒の地で、いつ果てるとも分からない己が命の火と友の火を絶やさんと、禁忌・タブーを冒して死者の肉を喰らい生き抜く人間の、純な生命への欲には美しささえ感じる。
あまりにも、下らん世界が見えてしまう。
なんだ、ありゃ・・・。
誰かが副幹事長をクビにしたとか、某相が毎日言う事が変わるとか、
誰かが誰かを殺したとか、金を盗んだ強盗だ・・・。
まあちっと素敵な話題もありゃしませんか・・・
ってなもんで。
ああ、こんな事書いてたら明日の朝になっちまうから、
煮え切らないけど やめよ。
あ~ねるじゃ
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