雷 地震 の他にまだ恐怖があった。
風 強風が怖いのである。
山の頂にある、登山小屋などに泊って、夜半に轟音と共に、山小屋をすっ飛ばしてしまうかのような強風に見舞われたものなら、
お他人さまはスヤスヤと眠っているのに、その見ず知らずのお他人さまに抱きつきたくなる。
たとえ、地獄の醜女であっても抱きつきたいのである。
かなり、おっかないのである。なぜかわからんが、家を揺さぶるほどの風にはいたたまれない恐怖を感じるのだ。
昨夜も吹いた。
かみさんの蒲団にもぐりこみたくなるのであるが、
「だでー!ったく~、なに考えてるんだ!あっちいけ!!!」
と、やられるのである。
別に、何やら営みをたくらんでいる訳ではないのだが、
若かりし頃は細身の、スタイルがよかった彼女の
豊満になりつつあり、ある部分は十分に豊満になって もうこれ以上は・・・
という肉にしがみつきたいだけなのであるが・・・・。
彼女は、風 怖くないのだろうか。
一人蒲団にヤマネのように小さく丸っこくなり、眠れないまま朝を迎えるのだ。
前日の、御神木伐採時のドラムの音と女神主の発する祝詞の音が、頭の中をグルグルまわり、何やらおかしな興奮状態のまま朝を迎えた。
冬になってた。
冬ですな~ こんな日は、「鷲コーヒー」でも淹れて、ゆっくり読書がいい・・・
が、今日は昼から生コンいじくりである。
それの、準備とお手伝いして下さる方々の賄いの準備である。
さて、と、するか!!
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