池上七福神めぐり

新しい年を迎えまして、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

お正月といえば、おせち、初詣、お雑煮、お年玉、おみくじ、初夢、
…などなど色々と縁起の良いものや事柄が目白押しです。
初夢は1、富士 2、鷹 3、なすび
なんて言ったりもしますが…そんな夢見るもんですか??(^^;)

それはさておき!
宝船に乗った七福神も、
福をもたらす縁起のいいものとされていますよね。
全国各地で信仰されている七福神ですが、
朝市でお世話になっている池上にも七福神めぐりなるものがあったので
先日私も巡ってきました。

七福神めぐりとは、七福神の社を順にまわり、
縁起を呼び込むお参りだそうで、
池上では各寺院にそれぞれの神様の判子かあり、
それらも順に押していきます。

こういった親切な地図もあるということで

これに沿ってまわっていきました。

池上の駅からぐるっと歩いて、
だいたい2~3時間でまわりきれるとのこと。
軽い運動になりそうです。

①布袋尊
布袋尊は福徳、円満、忍耐を授ける彌勒菩薩の化身神。
彌勒菩薩というのはインド仏教の菩薩だそうで、
布袋さまはその化身とされており、中国に実在したとされる僧侶なのだとか。
なんのこっちゃ頭がこんがらがってきますが(^^;)
大きな太鼓腹と大きな袋をしょった姿で描かれています。

曹禅寺


こちらのお寺では七福神めぐり用の色紙を購入できます。
(地図ももらえます)



お参りをして、さっそく色紙に判子を!
判子が古くてなかなかうまく押せないところもあるという
前情報を聞いていたので、
周りが欠けないように前後左右に圧をかけながら慎重に押します。





よし、綺麗に…



チャームポイントのへそが…ありません…。

▽綺麗に押せるとこんな感じ。


たかが判子…しかし難しいです。
周りが欠けないようにしようとするとへそが消えてしまいます。
判子に均一に体重をかけて押すようにすると比較的うまくできました。

スタンプ難易度 ★★☆☆☆
(参考までにこんな評価もしてみました^^;)


②毘沙門天
威光と財宝授与の北方守護の武神。
もとはヒンドゥー教の神さまなんですね。
インドでは四方を守る神がいて、毘沙門天は北を守る神なのだそう。
ここから仏教に取り入れられ「四天王」というのができたらしいです。
右手に槍、左手に宝塔を持ち、怒った顔をしています。武神だから?

微妙庵
「びみょう」庵ではなく「みみょう」庵と読むそうです。


最初の曹禅寺から10分程度でしょうか。

こちらは判子が円刑で少し大きい…。



肝心のご尊顔が……。
結構真ん中って綺麗に押せないものですね。

▽綺麗に押せたほう

やっぱり怒っています。

スタンプ難易度 ★★☆☆☆


③大黒天
米俵をふまえる有福の台所守護神。
ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラが元となっている
神さまだそうです。七福神…意外に多国籍…。
米俵うえに乗り、打出の小槌と福袋を持った姿で表されています。
「大黒柱」という言葉が大黒天から由来しているという説もあるそうです。
農業の神さまでもあるとか。

馬頭観音堂



池上警察署の近くということですぐに見つけられたのですが、
住宅地の少しびっくりするようなところにありました。

ここは七つの中で判子が一番大きく、
そして結構長~いこと使っていそうな品だったので
なかなか綺麗に押せませんでした。



まわりが欠けてしまった。

▽うーん。


ちなみに「参拝」という小さい判子も一緒に押すべきなのだそうです。
(観音堂の方?に教わりました~)
皆さん大黒さまだけ押して行ってしまうんですって。

スタンプ難易度 ★★★★★
ここは難しい!


④弁財天
芸術、弁舌、才智、財宝を司る女人神。
…ということだったので
ここには多めにお賽銭を入れることにしました。
七福神の紅一点で、もとはヒンドゥー教の女神さま。
琵琶を持っており音楽の神でもあるそうです。

厳定院


馬頭観音堂から結構歩くのですが、
道がわかりにくかったです。
近道しようとして少し迷子に…。

判子は、持ち手は古かったのですが
判子の面は新しいようで綺麗に押せました!


スタンプ難易度 ★☆☆☆☆


⑤福禄寿
福と禄と寿命を授ける老人神。
人の幸せはこの福(いわゆる“幸福"でなく家族・子宝・人間関係全般)
禄(財産のこと)
寿(命を含めた体の健康)
に集約されており、その三つを具現化したもの。
南極星の化身ともされているそうです。
長い頭に長いひげを生やし、杖を持った老人の姿で、
傍らに鶴が伴って描かれるみたいです。

本成院


こちらは池上本門寺のすぐ近くにありました。
なぜがドラえもんの像が置いてあります。

私が判子を押しているところに他のお客さんがやってきたので
急いで押したのですが、すごく綺麗にできました。



スタンプ難易度 ☆☆☆☆☆


ここで、残すところ2つ。
せっかくなので池上本門寺にも寄ってみます。





元旦に出店があったのでしょうか?
屋台が残っていました。

ついでにおみくじも引いてみることに。



え?

…おみくじに凶なんてあるんですね。
初めて見たので少し動揺してしまいました。
よく読まないで結んでしまったのですが
「反省しなさい」みたいなことが書いてありました。
なんのことかわかりませんが反省します。

それにしてもこの場面で凶を引き当てるなんて
すごい強運です。
今年も良い一年になりそうです。

さて、七福神めぐりに戻ります。


⑥樹老人
寿命と学を授ける南極老人神。
中国の伝説上の人物で、南極星の化身。
福禄寿と同一神とも言われているそうです。
一般的に「寿老人」と書くようですが「樹老人」と書かれることもあり、
樹木の生命力から長寿を象徴しているのだとか。
長い頭に長いひげを生やし巻物をつけた杖を持ち、
鹿を従えて描かれるそうです。

妙見堂


こちらも本門寺から近く、
ながーい階段を登ったところにあります。
ご年配の方が休み休み上っておられたので
ここは若者の意地だ!と一気に上ったところ…
苦しいくらい息切れしました…。

そして判子ですが、





うっすい!!!
どう頑張っても薄い。
色が出ません。
判子自体は新しくて綺麗に押せそうなものなのですが…。

スタンプ難易度 ?????
スタンプ台持参してください(^^;)


⑦恵比寿
とうとう最後になりました。
商業、漁業繫栄、家庭円満の福の神。
商売繁盛といえばやっぱり恵比寿さまという感じがしますよね。
釣り竿を持って鯛を抱えたおめでたい姿をしています。
七福神の恵比寿さまは日本古来の神さまですが、
由来や経緯については諸説あるようで、同じ「えびすさま」といっても
祀られる神が違う場合もあるそうです。なにがなんだか…。

養源寺


樹老人の妙見堂からは数分で着きました。


最後のポイントだからなのか、
あっつあつのお茶が用意されていました。
安らぎます。

最後の判子。
これもなかなか年季がはいったもので
くっきりと押すのが難しかったのですが。





まあ、こんな感じでしょうか。

スタンプ難易度 ★★★☆☆☆


やっとこさ七福神制覇!
だいたい2時間で周りきることができました。

▽結構いい感じに押せてますよね??


皆さまも散歩がてら、新年の七福神めぐりはいかがでしょうか?(^^)v

・・・・・・・・
池上七福神めぐり地図(引用)
寺社関連の豆知識
語源由来辞典
出町.jp
福禄寿のお話
いい供養.jp
2012.01.11:jibaume:[●スタッフ日記]

七福神

七福神巡り 楽しそうですね
二、三時間で周れるので グー!
スタンプ台 持って 行きたいです
でも 判子とか 押すの 下手だから どうしよう

ところで 色紙は 何枚購入したのですか?
(何枚か押した形跡が・・・・・)
2012.01.12:ニャンコ先生:[編集/削除]

ニャンコ先生 さま

コメントありがとうございます。
ぜひ行ってみてください(^ー^)
綺麗に押せなくてもそれはそれで(^^)v

私は6枚ぶん押しました。
観音堂の方によると20枚持っていた
ツワモノもいたそうです…。
2012.01.12:地場産東京事務所:[編集/削除]

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