突然ですが皆さま、雑色って読めますか?
“ざっしょく”じゃないですよ~。
答えは…
“ぞうしき”
関東の私鉄、京浜急行電鉄の駅名です。
現在駅付近に雑色という地名はないのですが、
かつて駅の所在地である仲六郷のことを雑色と呼んでいたようです。
雑色とは、9世紀頃の日本で天皇の秘書的役割を果たした
蔵人(くろうど)の見習いのことを言うのだそう。
また、特殊な手工業の技術をもったいくつかの身分の人々のことを
雑色人と呼んでいたという記載もありました。
しかし、駅名や地名がこれらに由来しているかどうかは不明なもよう。
ミステリアスです。
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さて、今回なぜ雑色駅に降り立ったかといいますと、
実はこういったものがありまして…
大田区観光協会が作成しており、
大田区内、池上や馬込、田園調布など
地域ごとの案内マップをホームページ上で
閲覧できます。
(送料負担で郵送もしてもらえるようです)
ということで、今回はこのマップを頼りに
六郷を歩いてみました。
(よろしければ大田区観光協会のマップと
2窓でご覧ください…^^;)
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東京事務所の最寄り駅、
梅屋敷から横浜方面の電車に乗り
ふた駅目の駅が雑色です。
改札を出るとすぐ雑色アーケードがあります。
…というより、駅自体雑色アーケードの一部なのでしょうか。
(踏切を渡って反対方面には
アド街ック天国でも紹介された
雑色商店街があったようです。
梅屋敷ぷらもーるにも
引けを取らぬ賑わいだということで
気付かなかったことに後悔…!)
第1京浜の横断歩道を渡って、
水門通り商店街をずっと歩いていきます。
道幅が広く車でも割と通行しやすそうです。
八百屋、花屋、駄菓子屋にお惣菜、
豆腐屋、畳屋、パン屋、米屋、
食事処から眼科美容院ピアノ教室…!!
おそらくなんでもあります。
ここの商店街もなかなか
規模が大きいところなのかもしれません。
さすがは150の商店街を有する大田区です。
商店街を過ぎると今度は
住宅地といったかんじのエリアが見えてきます。
桜が綺麗な南六郷緑地。
▼平和な光景です。
公園を通り抜け、
第1のポイント六郷水門に辿りつきます。
現在使われることはありませんが、
下水道が整備されるまでの間
六郷用水や周辺の生活用水を
多摩川へ排水するために機能していました。
▲裏側。落書きでしょうか?
水門の向かって右手から
多摩川に架かる六郷橋までの
河川敷一帯が多摩川六郷橋緑地です。
遊具や野球場があり、敷地はかなり広大です。
この日はすばらしい天気で
歩いているだけで楽しい気持ちに。
▲きれいに整備されています。
▲桜がこんなに近くに。
追いかけっこしている子供たち、
写真を撮りにきている人々、
桜の下でお昼休憩中の方もいました。
土手沿いの道はこのあたり定番のルートなのか
ジョギング中の多くの人とすれ違いましたね。
満開の桜を眺めながらの運動は気持ち良さそうですね!
土手沿いをずっと歩き…
▲サイクリングロードと歩道がわかれています。
離れがたい景色ですが、次の目的地に向かうため
階段を下りて、京急の線路がある方へと戻ります。
(土手から下りる階段を間違えてしまい
道に迷ったので、この辺はマップ通りに行けませんでした。
住宅地となにか工場の横を通った気がします…)
そして、第2のポイント、六郷神社に到着。
六郷神社は源家や徳川家康と縁のある神社です。
裏手に六郷幼稚園があり、
私が行った頃がちょうど閉園の時間だったのか
子供たちが境内で元気に遊んでいました。
それにしても自転車が多いです。
毎年1月7日には七草こども流鏑馬祭という
男児の開運・健康・出生祈願の行事があるそうです。
鎌倉時代から伝わる伝統的な行事で
東京都の無形民俗文化財に指定されています。
六郷神社を出まして
第1京浜沿いを川崎方面に向かって歩き、
六郷土手駅へ着く手前の路地を左手に曲がると
最後のポイント、北野神社(北野天神)があります。
徳川8代将軍の落馬を止めたという由縁があり、
別名落馬止め天神と呼ばれています。
受験生や政治関係、競馬関係者などが
“落ちませんように”と
お参りが盛んなところなのだそうです。
あいにくこの日は私以外誰もおらず
ちょい怖だったもので
写真を撮ってそそくさと退散していまいました。
空襲で唯一残った手水石や
長寿を祈願し“鶴さん”“亀さん”と親しまれる
千年石・万年石など見どころが色々とあった
ようなのですが…。
「落馬止め」から「悪いことを止める」にも転じて
病気、痛み止め祈願もされているようです。
(私が止めたいものはやはりスギ花粉ですね。
今も鼻がむずむずしています。)
毎月25日が縁日だそうで、縁日には等身大の木馬に乗って
祈願する習わしが江戸時代から伝わっています。
・・・・・・・・
六郷ウォークのゴールは六郷土手駅。
無事駅に辿り着きました。
言わずもがな、六郷川(多摩川の下流をそう呼びます)の
土手の脇に設けられたことが駅名の由来でした。
ホームからの眺めもなかなかのものです。
▼ホーム先端
鉄道好きにも人気のポイントだそうですよ。
今回歩いた距離は約3㎞。スニーカー必須です。
私としては初めて行く場所ばかりでしたので、
新発見ばかりで再発見とはなりませんでしたが…。
まだまだ隠れポイント沢山あるようなので
次に行くときが真の大田の魅力再発見…になるかもしれません。
ということで、<続?>
・・・・・・・・
参考文献
大田区観光協会HP
六郷神社HP
PORTAL TOKYO 東京ガイド
北野天神HP
大田区の公園
InfoAtlas
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Wikipedia
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