長井のこと、大田区のこと

こちらに通うようになって一週間が経ちましたが、
まだまだ知らないことばかりです。

長井と大田区をつなぐ東京事務所ですから
今回は長井市と大田区について調べ、
自分なりにまとめてみようと思います。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」と言いますしね!
(戦はしませんが・・・)


長井市って?置賜って?



長井市は山形県南部にあり、人口は約3万人の市。
山形県は庄内地域、最上地域、村山地域、そして置賜地域と
大きく4つの地域にわけられます。
それぞれが特有の文化を有しており、
また、方言も地域や年代によって違ってくるそうです。
なんだかイギリスみたいです。

置賜地域は長井市のほか、米沢市、南陽市、
飯豊町、小国町、高畠町、川西町、白鷹町の3市5町から成り、
各々に豊かな自然とおいしいものがたくさん!
米沢といえば米沢牛!ですが、食べたことはありません・・・。
あこがれです。
ちなみに東京事務所のパソコン、
“おきたま”で変換できないので
「置く 賜物」と入力しています(^^;)


長井という地名は「水の集まるところ」に由来するそうなのですが
それだけでは???です。
そこで[長井市 地名の由来]で検索していたところ、
まさに今私が利用している地場産東京事務所ブログ記事がでてきました。(!)
臨時駐在員の“鈴木さん”の記事です。

長井の由来

これによると長井の「井」が「水の集まるところ」
という意味だそうです。なるほど。
(「長」は「奈加」→「蛇」などの推察をされています。ぜひご一読!)

最上川舟運の港町として栄えたという歴史もあり、
8月上旬に行われる水まつりという
水を利用したイベントもあるようで
昔から現在に至るまで、
清らかな水とご縁のあるところなのですね。
水と緑と花のまち長井”というスローガンもうなずけます。

市の花であるアヤメ、市の木ツツジ、推奨木のサクラなど
自然にまつわる催しも多く、なかでも国指定の天然記念物、
樹齢1200年にもなる久保桜は、毎年遠くから見に来る人も多く
とても有名な桜なのだそうです。1200年とは、長生きですよね。

不伐の森条例”という、緑を育て、守っていくことを目的とした
条例も制定され、
そういった、地域の自然保護する活動が盛んなようです。

農業で注目したいのがレインボープランというもの。
これは家庭から出た生ゴミを堆肥として活用し、
その肥料を用いて農産物をつくり、
再び新鮮な野菜や果物になって
家庭に戻ってくるという仕組みです。
自分の家庭から出た生ゴミが栄養となって
循環し、また食卓にあがると思うと
消費者の方も愛着が湧きそうですね。

こうした自然にあふれ、環境保護に積極的な一方で
町工場が集積し、工業で発展してきたという側面もあります。
産業ロボットの製造に携わっている企業が多く
こうした地元企業と地元工業高校が連携して
地域でものづくりを盛り上げていこうという
動きがあり、注目を集めています。

調べてみると、様々な面で地域の協力体制が
整っているように感じました。
市民参加型のイベントが多数あることからも
その団結力がうかがえますね。


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大田区ってどんなとこ?



人口約69万人。東京の特別区のひとつで、23区の一番南、
神奈川県川崎市と隣接しています。
大田区は前身である大森区の大、蒲田区から田を取って
1947年に誕生しました。知ってました?
私は知りませんでした・・・。

高級住宅街“田園調布”がある調布地域、
羽田空港を有する糀谷・羽田地域、
かつて主要な海苔の産地であり
現在は町工場が集まる大森地域、
そして、区役所や産業プラザなどが存在し
大田の中心地域とも言える蒲田地域にわけられます。

田園調布、海外ハイブランドのジャージを着た婦人が
犬の散歩をしているようなことが日常茶飯事らしいのですが・・・
気になります。

私ども、置賜地域地場産業振興センター東京事務所が入っている
産学施設も蒲田にあります。

大田区には約4,000もの町工場があり
「モノづくりのまち」として知られています。
そのほとんどが金属部品の加工を主としている工場です。
すべての工程を一つの工場でやるのではなく
一つの工程を一つの工場で行い、
出来上がった製品を次の工程の工場へ持っていく
“仲間まわし”という体制をとっています。
多くの工場が集まる大田区だからこそ
できることなんですね。

それぞれが専門分野で力を発揮し、
近くの工場どうしが協力し合う大田区は
「モノづくりの達人が集まったまち」と言われているそうですよ。おお~!
また、住まいと工場を共存できるように
騒音や振動の対策を工夫していること、
従業員が9人以下の企業が82%を占め、関係が密接であること、
近くの工場どうしで切磋琢磨しあうことで生まれる高度な技術が
「達人」と言われる所以なのだそうです。

工場と住居があるところでは商業も栄える、ということで
大田区には150の商店街があり、
住民の生活に欠かせないものとなっています。
地場産東京事務所のすぐ近くにある梅屋敷商店街は
特に活気溢れ、毎日多くの人が利用する場所です。
チェーン店が店舗前に小さい出店を置き
お客を呼び込む様子が見られるのは
商店街ならではのことなんでしょう。

2010年10月には羽田空港の国際線ターミナルが開業し、
地域交流、観光交流にますます期待が募ります。
まさに“地域力・国際都市おおた”ですね。

町工場が多いところ、
商店街ではイベント・お祭りなどが活発なところもあり
そのあたりは長井との共通点かな?と思います。

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さて、3月に大田区のダイシン百貨店で行われた
長井フェアを手伝わせていただいたときに
「これおいしいのよね」
「今回は○○持ってきてないの?」
とおっしゃるお客さまが居たり、
「おいしいからあなたも買ってみてよ」
と他のお客さまに勧めてくださる方が居たりして、
長井の物産が大田区のダイシンのお客さまに
浸透しているんだな~と感じました。

今後も物産はもちろん、
両地域力をいれている“ものづくり、そして人と人、
様々な面での交流が広がるといいですね。

ところで皆さん、目が疲れませんでしたか?
最後まで目を通していただきありがとうございます。


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参考文献
長井市ホームページ
山形県ホームページ
おきたまジェーピー
NAGAIロボットプロジェクト
大田区ホームページ
Wikipedia
※東京23区の画像は無料地図素材ねっとからお借りしました。

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2011.04.09:jibaume:[●スタッフ日記]

変換

おつかれさまです。
確か自分が臨時で事務所のPC使っている時に、「おいたま」で変換できるよう辞書登録した気がします。あと「ななぽーと」なども。
もしかすると設定変更で無いかもしれませんが、よく使用する語句は辞書登録しておくと便利ですよー。
2011.04.10:臨時:鈴木:[編集/削除]

ありがとうございます。

「おいたま」で置賜出ました。菜なポート。
なるほど、ありがたいです…。
記事も参考にさせて頂いてます。
また何かありましたら、宜しくお願いします!
2011.04.11:地場産東京事務所:[編集/削除]

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