本日、梅屋敷商店街の梅屋敷コミュニティセンターにて
山形大学による第4回 やまがた「愛」セミナーが開催され、行ってきました!
↑演題は
「ヤマブドウって普通のブドウとは違うの?」~栽培技術と加工利用について~
「地元食材に愛をこめて、麺にこめて」
↑開演10分前には部屋がいっぱいに。
ヤマブドウ
ヤマブドウは普通の西洋由来のブドウとは異なり、
・日本の気象・土壌に適しているが、
・雌株と雄株に分かれているため、受粉管理が重要だそうです。
(自然環境では、杉のように風に花粉を乗せて受粉し、
また、雌株の蜜が少ないためミツバチなどによる受粉はほとんど行われない)
そうした研究により、ヤマブドウの生産量は高まったのですが、
知名度が低いため、需要が伸びないのが悩みだそうです。
そこで、ヤマブドウを加工したジャムを製品化したとのこと。
開発のポイントは「大それた施設を必要としない」「無添加」「酒石酸の結晶は健康に良いのであえて残す」だそうです。
↑糖度45%を目安に作られていて甘さはスッキリ、ブルーベリーに近い風味と、やや強い酸味でした。
地元食材・麺
こちらは大学ではなく、真室川町の庄司製麺。
ヤマト運輸の宅急麺では人気No.1にもなった製麺屋さんです。
庄司製麺では、普通のラーメンだけではなく、
真室川町の特産品の梅を練りこんだそうめんや、里芋をつなぎにした蕎麦、
キムチブームの2年前に戸沢村のキムチと村おこしに作ったキムチラーメン、
そして米粉を使ったラーメンをも開発したとのこと。
特に米粉ラーメンはラーメンの味にうるさい山形県民に認めてもらうため、
ただ米粉を使った珍しいラーメンではなく、客の目線に立って、
ラーメンとしておいしい米粉ラーメンを目指して作ったそうです。
確かに、試食してみると、米粉商品によくあるもちもち感はなく、
つるっとコシのあるおいしいラーメンで、米粉と聞かなければ分からないほどでした。
この2つの講演を聞いていて、勢いのある地場産業というのは、
時代の後を追いかけたり、奇抜をてらうのではなく、
素朴さを武器に、地味でもお客にとって良いものを作ることなんだなあ
と思いましたね。
あと、先日のおおた工業フェアに写真を載せたので良かったらご覧下さい。
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