松山さんのこと

松山さんのうちは三田にあった。
隣のお屋敷はかなり大きい所で、3~4歳のころ隣の庭に紛れ込んでたら、若奥様が”お隣のお坊ちゃん、おせんべい食べます?”とおせんべいを持ってきてくれたけど、当時偏食だった松山さんはいらないと断ったら、”このおせんべいは鶴さんも食べるのですよ”と言われ、食べた。鶴のようになれるのか、すばらしいなあと思って食べたそうだ。それで偏食もだんだん治ってきたとのことでした。