お墓づくりは愛する人へのプレゼント。

神奈川県鎌倉市のご寺院様の改修工事に伴う束石の制作中です。

大きく見えますが4寸角ほどしかありません。

その側面が小叩き加工ですのでかなり細かな作業内容です。

この製作にすでに何日も掛かっていますがいまだ完成しません。

この後はほぞ穴の加工や溝加工が待っています。

 

 

この職人の反対側で工場長も取り掛かっていますが

声を掛けづらい雰囲気を醸し出しています…。

先日、6月11日に福島県まで原石を調達に行きました。

 

 

花塚みかげを採掘している（株）はなつかまで。

 

白御影石でも吸水率が低く以前から使用していましたが最近は

墓石材の出荷が少なく当社の展示場にも１基しか飾っていませんでした。

今回は亡き奥様の出身地の石を使いたいとの施主様のご要望から

石塔、外柵すべてを花塚みかげで作成致します。

 

採石場に到着。

 

 

これから重機でトラックに載せてもらいます。

 

 

今回だけではもちろん運びきれませんので次回の運搬の目星をつけて。

 

 

うちのトラック、まるで子供です。

 

３回から４回は運ばなくてはいけませんので次回は大型で運搬になりそうです。

７月いっぱいの完成を目標に工場では加工に勤しみます。

今年は工場の加工が忙しい感じの年です。

午前中、専務が芝刈りをしてくれました。

 

当社は約10年、展示場をプチリニューアルしました。

その際、道路側にあったつつじの植栽を移動し芝生を張りました。

芝生の管理は想像以上に負担にはなりますがそれでも綺麗な状態は

通行する車でも目に入りますし、こちら側も気持ちがいいものです。

 

昨年の3月に全面張り替えをし2シーズン目に突入しました。

今まで以上に水やりと追肥に気を遣い、まめに芝刈りなどの手入れを心がけています。

 

日にちを決めたり朝礼で指示をしたり、日常の会話の中で芝が伸びたことに触れるなどで

店頭の美化は保たれると思っています。　

弊社は余剰人員がいませんので一人あたりの作業内容が増えることにはなりますが

一人一人が多能工になっていますので様々な作業をしなければなりません。

それは販売だけではなく、工場での作成や取り付けなどの現場、車輌の整備や

機械類の修理、そして芝刈りや掃除など…。

 

当社の前には100円ショップ。目と鼻の先には家電量販店。

 

店頭の美化という意識が欠如していると思います。

店内改装でたくさんのスタッフの応援などがあったにもかかわらず

誰一人草むしりはしません、家電量販店も…。

うちの向かいのお店は極々たまにしか社員さんは来ていないようです。

それが原因なのは明白。

 

人のふり見て・・と言い聞かせつつもあまりにも気になります。

今週もこのままならばやってやるしかないかと本気で思っています。

 

今日、明日と彫刻がたて込んでいる工場です。

彫刻は基本的に社長である私の担当でありますので
お客様の訪問や来客対応、図面作成と見積りの予定と
にらめっこし、『この日！』 と決めて行っております。

今日は洋型のお石塔と和型のお石塔の彫刻、
磨き直し後の彫刻の段取りまででした。

写真は磨き直し後の彫刻の段取りです。
手加工(手磨き)時代のお石塔ですのであらかじめ
とっておいた拓本を当てそれまでと同じ様に彫刻です。

浅かった家紋は磨き直しで完全に消えましたので
最初から改めて彫刻ですが同じ家紋が紋帳にもなく、
なかなか手強い相手です。

お墓の彫刻は明日も続きます。

田植え休みの工場長も戻り

大口径の切削機が今日も音をたてて稼働中です。

 

昨日の山形新聞の『これぞ老舗』に掲載されたため

昨日、今日とお電話をたくさんいただきました。

全て今までのお客様などで、うちの3代目の祖父をご存知の方は

涙をながしてお喜び頂きました。　　感謝です。