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ハモコミ通信2015年11月号

  • ハモコミ通信2015年11月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎和の力

 八月三十日、アメリカのペンシルベニア州において、第六十九回リトルリーグ世界選手権大会の決勝戦が行なわれました。

 日本代表の東京北砂(きたすな)が、米国代表のチームに十八対十一で勝ち、見事、世界一となりました。

 東京北砂は一回に二点先制したものの、その裏に十失点して完敗ムードが漂いました。その点差を逆転して、劇的な優勝を飾ったのです。

 リトルリーグに所属するのは、九歳から十二歳までの少年少女で構成された野球チームです。東京北砂の強さの秘訣はどこにあったのでしょう。

 そのチーム方針は、1三振をしない、2ファーストストライクを狙う、3積極的な走塁、4簡単なゴロ・フライを確実にアウトにする、の四つです。

 皆が基本を大切にする、チームワークの良さが勝利につながったのでした。

 スポーツの秋です。自分でやるのもよし、観戦を楽しむのもよし。

 個人競技、団体競技、それぞれに魅力がありますが、特に「和」を大切にする日本では、団体競技の応援には力が入るものです。

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<コメント>

 チームワークとひと口にいいますが、この事例はとてもわかりやすいですね。

 つまり守るべきことが明確で具体的であるために、誰もが実行しやすく、徹底的にそのとおりにやることを目指す中で、ベクトルが合ってくるのでしょう。

 集合天才、という言葉があります。

 一人ひとりは凡人であっても、あるいは偏った能力だったとしても、それぞれの個性がうまくつながっていったとき、その組織が大きな働きをする、という考え方です。

 ハモコミ(ハーモニーのあるコミュニティづくり)という言葉も、少しニュアンスは違いますが、その路線です。

 ただ、集合天才のほうは発揮する成果を重視していると思われますが、ハモコミは、そこに集う人たちの充実感、満足感をより重視した考え方です。

 


 

◎エジソンの前向き思考

 発明王エジソンの逸話は、現代でも多く語り継がれています。

 すでに名声を得ていた六十代の時、工場で火事が起きて、実験用の施設が炎に包まれてしまいました。

 その際、エジソンは落ち着いて、「これは、もっと良い設備に変えるチャンスである」と前向きに捉えたのです。

 電球の試作に一万個失敗した際も、「うまくいかない方法を一万通り見つけただけだ」と、気にしませんでした。

 一般的にはピンチといえる厳しい状況に見舞われても、エジソンは意気消沈することなく、逆に前向きに受け止めて、対処してきました。

 とかく人は、目の前で起こる現象の一面ばかりに心が奪われ、一喜一憂しがちです。その動揺から、対処の仕方をも誤まってしまうことがあります。

 一般的な評価という固定観念に縛られて、自らの可能性を閉ざしてしまうことはないでしょうか。

 起こった出来事を受け止めつつも、そういう時こそ勇気百倍、次なる一手を考える心の柔軟性を持ちたいものです。

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<コメント>

 この逸話のことは以前にも何かで読んだことがありましたが、改めてその状況を想像してみると、やはり並み外れていますね。

 そもそも試作に何回失敗したらあきらめるでしょうか? 

 私だったら10回か、せいぜいがんばっても20回かな、と思います。いや、1回2回であきらめることも少なくありません。

 100回でも十分すごいですが、10000回とは ! 

 絶対できるはずだ、という確固たる信念の賜物ですね。

 ケンタッキーフライドチキンの創始者カーネルサンダースさんも自身が開発したフライドチキンの調理法を売り歩いたとき、断られたのが1009社 ! そして1010社目で見事採用 !

 あきらめない力のすごさを感じます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 那須の藤城清治美術館を訪ねました。御年91歳。今でも現役のアーティスト(影絵作家)です。

 ちょうど紅葉も見頃だったため、作品のすばらしさもさることながら、美術館の森全体がアートでした。

 作品に対しての本人のコメントの中で印象に残ったのは

「夕日は世界で一番美しいと思う」

 那須には見どころがたくさんありますが、藤城清治美術館もぜひ覗いてみてくださいね。

 仙台市宮城野区の「かまぼこの鐘崎笹かま館」の2Fにも氏の作品展示があります。

こちらは無料です。

2015.11.12:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2015年10月号

  • ハモコミ通信2015年10月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎ 問題点は改善点

 Yさんは新人時代、上司から叱られるたびに、自信を失くしていました。

  《 自分はこの仕事に向いていないのかもしれない 》と落ち込み、その悩みを親しい先輩に打ち明けると、「期待されている証拠」だと言われました。

 そして、次のようにアドバイスをもらったのです。

 「誰でも最初はうまくいかないもの。今できないことは自分の伸びしろだよ。叱られたことを自分の問題点と受け止めるのではなくて、より良くなるための改善点と受け止めて努力すれば、きっとうまくいくよ」

 人は誰でも、得手不得手があるものです。時には苦手なことに取り組み、失敗してしまうこともあるでしょう。

 しかし、苦手の中にこそ、自己成長の可能性が秘められているのです。

 先輩のアドバイスを受けてからというもの、Yさんは、上司の忠告を前向きに受け止め、改善への努力につなげられるようになりました。

 今では、上司から、とても頼りにされています。

 

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<コメント>

 問題がある(多い)、と思い悩む人は多いでしょう。でもその問題点が「伸びしろ」だと思えたなら、気分がまったく変わることでしょうね。問題が多い=伸びしろが大きい、ですから !

 Yさんのように、先輩からのアドバイスを素直に前向きに受け止めて、改善の努力につなげられる人は伸びますね。

 私も営業マン時代、「自分は営業に向いてないのではないか」と何度も思ったことがありましたっけ。あまり落ち込みはしませんでしたが(笑)。

 


 

◎ 一流の「リズム」

 スタジオジブリのアニメーション映画の音楽を数多く担当した作曲家の久石譲(ひさいし じょう)氏は、「一流とは、ハイレベルの力を毎回発揮できること」だと述べています。

 そのため、作曲の作業に入っている時は、生活のリズムを規則的に保つようにしている久石氏。

 気分が乗っているからといって、食事抜きで頑張ろうとすることはなく、常に一定のペースを崩さないよう努めているそうです。

 私たちの業務においても、体調や感情の起伏などのコンディションによって、その日の仕事内容に影響が出ることはあり得るでしょう。

 調子の良い日ばかりが続けばよいのですが、当然、調子の悪い日もあるものです。

 常に自分の力を発揮するためには、まず生活習慣を整えることが大切です。例えば、起床時間を一定にする、始業前に掃除をする、体操をするなど、人それぞれ、良いリズムを生む生活習慣があるはずです。

 一流を目指すためには、仕事の技術を磨くことも大切ですが、まずは生活リズムを一定に保つことから始めましょう。

 

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<コメント>

 確かに調子の良い日も悪い日もあるのが人間ですね。その波を小さくするためには、コラムのように習慣のコントロールは一番いいと思います。

 弊社は「様々な状況にマッチする脇役ツール」を提供することにより、波のある生身の仕事人が「現場でイキイキ」パフォーマンスを発揮できるようサポートすることを使命としています。

 1 に習慣、2にツール !

2015.10.01:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2015年9月号

  • ハモコミ通信2015年9月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎ ゴミと挨拶

 世界的なアルピニスト(登山家)として知られる野口健氏は、自然環境の保全や登山者のマナー向上にも、精力的に取り組んでいます。

 その一つが、エベレストや富士山で、置き去りにされたゴミを拾う「清掃登山」です。

 野口氏によれば、標高の高い所ではモラルが行き届き、ゴミは見当たらず、登山者同士がすれ違う際はたいてい挨拶を交わすそうです。

 ところが、下山して標高が下がると、挨拶が途絶え、ゴミが増える傾向にあるといいます。

 こうしたことから「挨拶の途切れ目がゴミの始まり。ゴミというのは人や社会の姿をはっきり映し出している」と、著書に綴(つづ)っています。

 この話は、割れた窓をそのまま放置しておくと、ゴミが捨てられ、その地域の治安が悪化するという「割れ窓理論」にも通じます。

 周囲の環境と人の心は、それだけ密接に関連しているといえるでしょう。

 私たちの職場においても、整理整頓の徹底から環境を整え、明るく爽やかな挨拶が交わされる環境を、自ら作っていきたいものです。

 

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<コメント>

 ゴミと挨拶を関連づけられるのは、長年それを意識してやり続けた証ですね。私も山登りをしますが、言われてみれば確かにそのとおりかもしれません。

 仕事柄いろいろなお客様の会社を訪問させていただきますが、整理整頓が徹底しているところは、そこで働いている人の心も整っているような気がしてなりません。おっと、自社の整理整頓をせねば(苦笑)。

 


 

◎ 「捨てる」と「創る」

 インターネット広告やゲーム関連の事業を手がける株式会社サイバーエージェントで、いっぷう変わった会議が開催されました。「捨てる会議」です。

 会議は「うまく機能していないものを一度ゼロにリセットし、まったく新しく創ろう」という目論(もくろ)みで行なわれました。テーマは「破壊と再生」です。

 会議の結果、ほとんど実施されていない事業や、三か月以上貼られているポスター、個人のゴミ箱など、三十二の項目で捨てるものが決まりました。

 「単に惰性(だせい)や世の中の慣性で続けていたものもたくさん見つかった」と、同社の藤田晋社長は、会議の成果を振り返っています。

 どのような会社でも、時代に応じて、新しい業務や施策が生まれていきます。

 しかし同時に行なえることには限りがあります。増やすと同時に、減らすことも意識する必要があるでしょう。

 新たに「創る」ために、何かを「捨てる」という発想で、私たちも職場を見直してみてはいかがでしょう。

 

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<コメント>

 出せば入る、という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。お金も喜んで差し出すと必要な分だけ還ってくるということ。

 いや~、出っぱなしだ、という方もいらっしゃるかもしれません(笑)。ポイントは、意味のあるお金の使いみちを持ち、喜んで出す、ということだそうです。

 また、順番も大切だそうで、漢字の通り、出入りは出るが先、エレベーターなどでも出る人が優先ですよね。出すものは喜んで出しましょう。

2015.09.07:壱岐産業:[事務局ノート]

空調服=熱中症対策+ハチ刺され対策

  • 空調服=熱中症対策+ハチ刺され対策

日本気象協会のHPによると、

今年8月22日以降の向こう1ヵ月間は、北日本・東日本では、平年並みまたは

やや暑い日が多い、となっていました。

 

期間の始め、つまり今ですが、それは平年より低めの予想。確かに当たっています。

つまり期間後半から暑くなってくることを予想しており、残暑はまだ終わったわけでは

ありません。

 

今年は山でハチ刺されと毛虫刺されが多いと聞きました。

やはり山作業となれば、暑い日でも長袖ですね。

 

毛虫は長袖の服を着ていれば大丈夫でしょうが、ハチは服の上からも刺してきます。

弊社では蜂対策として、ハチ防護ネットとハチガードウェアを推奨しております。

さらにハチ防護手袋を組み合わせればバッチリなのですが、実は欠点がありました。

 

暑い盛りにはちょっとしんどい、という点です。ハチ防護ネットだけならまだしも、

ハチガードウェアを真夏に着用すると、短時間で玉のような汗が湧いてきてしまいます。

 

そこで弊社がおススメするのが、表題の空調服との組み合わせ技です。

 

 

この写真は、弊社大下がまずハチガードウェアを着て、その上から空調服を着たところ。

撮影日もかなり暑い日でしたが、空調服のファンのおかげで快適だった、と本人談。

 

ハチガードウェアを仮に着用しなくても、服の空気による膨らみにより、

蜂に刺される確率はグッと小さくなると思われます。

 

2015.08.27:壱岐産業:[事務局ノート]

戦後70年と小学校同級会 その2

  • 戦後70年と小学校同級会 その2

戦後70年の総理大臣談話が注目を集めましたが、どのようにお聞きになったでしょうか?

いい悪いは別として、専門家が吟味を重ね、ずいぶん多方面に配慮した内容だったなぁ、

というのが私の感想です。

それに対して天皇陛下のお言葉はとてもわかりやすくて心がこもっていましたね。

 

むずかしい=心ではなく頭で考えている、と言えるでしょう。

わかりやすく話せ、というのは、心を伴って話せ、という意味も含まれているのかも。

 

さて、その終戦記念の日に小学校時代の同期会を卒業後41年経過して初めて行いました。

120名中、その実家にはがきを出せたのが40名。うち14枚は転居先不明で戻ってきました。

 

声がけが1か月前だったこともあり、5名くらいでいい、と思っていましたが、

なんと14名が参加してくれました。

そのうち3名は中学校は地元を離れたり、私立中学校に行った人だったので、

やっぱり小学校にこだわってよかったなぁ、と思いました。

 

90歳に手が届きそうな担任の先生も参加してくれたのは何よりでした。

電話の感じでもかなりシャキシャキしていらっしゃいましたが、胃袋を含め、

大変お元気で、教え子の成長を2時間中座することなく楽しんでくださいました。

 

友人達はこぞってシニアグラス。

当時比較的おとなしかった人も、社会人として揉まれてきた中で饒舌となっていたり、

それはそれは楽しいひとときでした。

 

ゲマインシャフトとゲゼルシャフトという言葉をご記憶でしょうか?

たしか中学校の歴史の授業で習ったような気がします。

私は時々、この2つの違いに思いを馳せます。

 

ゲマインシャフト=共同体組織は、構成員一人ひとりのために存在する組織。

最小単位は血縁組織であり、町内会や出身校のOB組織、スポーツや文化のサークル等が

それにあたります。つまり、今回の同期会はもちろんこれです。

ゲマインシャフトでは構成員の満足感を高めることが一番大切なこととなります。

 

一方、ゲゼルシャフト=機能体組織は、目的的集団のこと。

組織は目的を実現させるために人材やその他の資源を集め、役割分担や指揮命令系統の

整備を行っていくのです。代表的なゲゼルシャフトはいわゆる民間の企業です。

 

目的追求に熱心になることは、組織の性格上あたりまえのことです。

でも、自分の組織だけの利益を考えすぎるあまり、あるいは短期的な利益を求め過ぎる

あまり、たくさんの不都合が生じ、その極端な例が、戦争ではないかと思うのです。

 

戦後70年、私たち企業人の心のあり方として、ゲマインシャフトのような構成員の

満足度を高める部分とゲゼルシャフトの目的追求の上手なバランスが求められていると

小学校の同期会を通じて改めて感じました。

2015.08.20:壱岐産業:[事務局ノート]

戦後70年と小学校同級会 その1

  • 戦後70年と小学校同級会 その1

戦後70年の節目にあたる今年。

戦争反対とかそういうことではなく、自分で身近にできることはなんだろう?

そう問いかけてきて、その答えが見つかったのは小学校の友人と飲んでいた時。

 

戦争とは、そのほとんどが利害の対立、つまり経済的理由から起きていることを

戦後50年のときに調べてわかりました。

 

私たちは、対立という言葉を何気なく使いますが、「対して立する」あるいは

「対(ツイ)にある」ということであって、世の中のいろいろなものは対立して

存在しているのです。

 

陰と陽、男と女、前と後、表と裏、天と地・・・

 

問題なのは対立ではなく、それが敵対という関係に陥ることなのです。

 

つまり対立という微妙な存在、異質なものをどう受け入れるか、それがうまくいくと、

同質同士よりももっとすばらしいものが産み出されるわけです。

 

国と国、人と人も同様に、対して立するのは当然で、隣同士、よく知ること、

お互いのいいところを認めつつ、相手の悪いところは責めない、というスタンスでいれば

敵対関係になどなりえません。

 

でも、同時にそれができないのも人間の弱さであり、いじめがなくならないのも、

負の連鎖を断ち切れない人間の弱さからきていると思っています。

 

小学校中学校は高校や大学と違い、ほとんどの人はその学区に住んでいるから、という

単純な理由で通うので、社会の縮図のようなものですね。

 

中学校の同級会は、卒業して数年後と15年くらい前に2回行われたのですが、

小学校のはなんとゼロ。

 

今回、東京で一緒に飲んだ友人も小学校中学校とも一緒だったのですが、

上記の理由から小学校の同級会をやろう、ということに落ち着きました。

 

とはいえ、連絡を取り合っている人はほとんどおらず、まあ、5人でもいいからやろう、

という気楽な構えで声がけし始めました。

 

120名の同期卒業生。アルバムの後ろに住所記載の名簿がついているのは時代ですね。

しかし困ったことに、半分くらいが公団アパートや県営アパートに住んでいたということ。

 

そのほかにすでに引っ越したの明らかな人もおり、結局はがきを出せたのは40名。

8月15日の終戦記念日に集まってくれるのは、果たして何名か?

2015.08.13:壱岐産業:[事務局ノート]

米谷仁「おバカ販促」という本より ⑦

  • 米谷仁「おバカ販促」という本より ⑦

 

久しぶりに、この本についてまたふれてみたいと思います。

 

今回は、「名刺編」。

とりあげるのは、いわき湯本温泉「こいと」の女将こいとふみえさんの名刺です。

 

とても美人でもあるのですが、一番の特徴はその「お茶目ぶり」なのだそうです。

 

一所懸命で動いているのにいつもズッコケる。

優雅にいきたいのに、常にあたふたバタバタ。

本人は大マジメなんだけど、まわりでは涙を流し腹を抱えて大笑い!

 

「私、本当は”凛”とした女将になりたかったのよ・・・」

本人はそう言うけど、・・・

 

ということでとっても面白い名刺の出来上がり。

掲載できないのが残念ですが、「お見事!」と言いたくなる内容です。

 

ちなみに私の名刺もこの本で紹介されており、それは自分のなので公開しちゃいます。

 

 

これは2つ折タイプで、開くとこの面がでてきます。

ポイントは、人気(ひとけ)です。人が登場することで温かみが増す、と。

2015.08.06:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2015年8月号

  • ハモコミ通信2015年8月号

今月の「まちネタ」は読者からの投稿コラムです。どうぞお楽しみください。


 

◎ 他人を育て、他人から育てられる

 最近我が息子が都会の勤務を辞めて田舎に帰って来て、自宅での生活になりました。田舎は車が無いと生活できない環境であり、初めて愛車の購入をすることになりました。祖父や祖母が車代を援助をし、私も少しばかり援助をしました。

 しかし、合計金額までには至らずに残りは自分で何とかするように息子に言って、支払いを車屋さんに早く行くように話をしました。

 ところが、子供はなかなか行かなかった。(後から知ったこと) お金を渡して、約1ヶ月後に車屋さんに行って、お金が足りないことを車屋さんに息子は話したようです。

 その場で車屋さんから電話をいただき、事情を聞き初めて状況を理解できました。

 親は何も知らず、子供からの相談もありませんでした。こまった時に解決できず、時間だけ過ごしてしまう対応をしてしまった子供に育てたのは私です。

 反省するとともに、車屋さんには振込先の金融機関を聞くように子供に話をし、早急な入金を行うことで解決しようと考えました。

 ところが車屋さんから意外な返事が帰って来ました。

 「このまま親が処理すれば、私はありがたいのですが、子供のためにならないのでは?」

 全くその通りだと感じ、支払いが遅れたことを陳謝し、考え方に共感いたしました。

 その後に車屋さんから提案があり、「毎月いくらかでも、自分で支払うように、私(車屋)と息子さんで約束をして息子さんに自覚を持たせてはどうか?」 とてもありがたく、涙が溢れてきました。

 車屋さんは私自身が昔から、顔は知っていましたが付き合いや、会話はほとんどしたことがありませんでした。

 私の父親と商売で取引があったみたいで、父からの勧めでその車屋さんから購入することになっていた)

 車屋さんに、是非そうさせて欲しいことと、感謝の気持ちを伝えました。

 この車屋さんは、車を売って商売をしていますが、売っているものは車だけでは無いことを感じました。

 その後に、私の周りのいろんな人が、この車屋さんにお世話になっていることを耳にし、私の父がこのような人との付き合いをしていることに、さすが父だと感じました。

 私はサラリーマンですが、仕事で沢山の方々と付き合いはありますが、このような付き合いができる人はなかなかいません。

 車屋さんのような大きな器の人間になりたいと感じました。

 

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<コメント>

 車屋さんのご厚意、できそうでできないことですね。

 コミュニティの力が弱くなっているなどと言われたりしますが、昔だってこの車屋さんのような方ばかりではなかったと思います。ただ、いい意味でのお節介な人の割合が減ってきているということでしょうか。

 

 まずはこちらからの「良い話大募集」のリクエストに、ご自身の体験談をご自身の言葉で綴ってくださったことに心より感謝申し上げたいと思います。

 まだまだ募集中ですので、こんないい話を読んだよ、とか、こんないい話を聞いたよ、というお話がありましたら、ぜひご一報くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。

 

◎「六つ知らず」(江戸のこころ)

 先日、「江戸しぐさを今学ぶ意味」 と題する講話を聞きました。

 てっきり「こぶし浮かせ」 「傘かしげ」 「うかつあやまり」 などの仕草や行為そのもののお話と思いきや、日本人の伝統的思考などを古事記からさかのぼって、とても興味深く拝聴しました。

 その中で、「六つ知らず」 というものを教えていただきました。

 数を数えるとき、指を一、二、三、と内側に折っていくと、五で握りこぶし(握りしめた状態)となりますね。

 六からは、七、八、九、十と、内側に折った指を開いていく形となります。

 それは、握ったものを少しずつ手放す=それまで得てきたことを社会に還元する、ということを象徴していると江戸の人たちは捉えたようです。

 五で留まっている人(=自分の利益だけを考える人)は「六つ知らず」と呼ばれ、軽蔑されたそうです。

2015.08.05:壱岐産業:[事務局ノート]

あずさ2号は実は・・・

  • あずさ2号は実は・・・

私のカラオケの十八番と言えば、「あずさ2号」

その場にいる誰かを狩人弟に仕立て、自分は狩人兄となって熱唱します(笑)。

 

♪8時ちょうどの♪ あずさ2号で~♪ 私は私はあ~な~た~から♪ 旅立ち~ます~♪

 

先日、新宿発7時半のあずさで松本に行ったのですが、

残念ながらあずさ2号じゃなく3号でした。

 

勝手にこんな想像をしました。

 

当時は便数が少なくて、例えば1号が7時、2号が8時、今は便数が増えて、

1号が6時半、2号が7時、3号が7時半、ということなんだろうな、と。

だから今は8時ちょうどはあずさ4号なのだろう、と。

 

ところが調べてみたら全然違ってました。

鉄道ファンなら常識なのでしょうが、奇数は下り線、偶数は上り線につけられるようです。

現在のあずさ2号は、塩尻6:17発東京行き。

 

しか~し。

それはおかしい!

 

なぜなら、歌詞の内容からすると、

8時ちょうどのあずさ2号に乗って、春まだ浅い信濃路へ、

あなたの知らない人と2人旅に出る、となっているからです。

 

やっぱり調べてみるものですね。

昭和53年国鉄時代のダイヤ改正で、上記のとおり、偶数号と奇数号を

上り線と下り線に割り当てることが決まったようです。

 

そう考えると、あずさ3号が当時の2号に相当するんだな、と感慨に浸りました(笑)。

2015.07.30:壱岐産業:[事務局ノート]

蜂防護服ラプターⅢ

  • 蜂防護服ラプターⅢ

 

これまで自由な内容のブログだけでしたが、

今回初の試みで、1週間みんなで同じテーマでブログを書くことにしてみました。

 

ラプターⅢ

関係ない人にはまったく興味のない商品。

何しろ蜂を駆除するために着る防護服ですから。

 

長野県中川村というところに「ハチ博物館」というのがあり、

おととし訪ねてみました。

 

 

この写真のハチの巣、直径が約1.5mあります。

 

あっちこっちから実際のスズメバチの巣を取ってきて一カ所に集め、

壊れた巣を補修しようとする習性を利用してつなげていくやり方、と言えばそれまで。

 

ところが実はそう簡単ではありません。

通常、違う女王蜂のスズメバチ同士を一カ所に集めると殺し合いになってしまうのです。

 

ではどうすればいいか?

詳細を知りたい方はぜひ長野県に行った際、この博物館を訪ねてください。

地元の方々の奮闘記、笑えるし泣けます。

様々な試練を乗り越える情熱が感じられました。

 

ところで彼らはスズメバチの巣を取る時にラプターⅢを着ていたか?

 

なんと! ちょっと厚手のカッパとゴム手袋だけでした。

危ないとは思うのですが、彼らはそれで大丈夫という信念があるようです(笑)。

 

信念だけではやっていけない人もいらっしゃいますので、

完全防備のラプターⅢ、必要ある方のために、全国一安く提供させていただいてます。

 

どうぞお買い求めを!

と、たまには商売っ気を出してみました(笑)。

2015.07.23:壱岐産業:[事務局ノート]