ハモコミ通信2016 2月号

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今年も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。

 

◎ 成功者

  川の中の魚は、どうすればとれるでしょう。

  「一日中、川の底をのぞいていたとて、魚は決してとれるものではない」と、岩崎弥太郎は言いました。

  貧しい家庭環境の中で育った弥太郎は、勉学に励み、才能を発揮して、三菱財閥を築き上げました。

  人生の成功者である弥太郎は、チャンスを捉える方法について、こう述べています。

  「たまたま魚がたくさんやってきても、その用意がなければ、素手ではつかめない。魚は招いてくるものでなく、来るときに向こうから勝手にやってくるものである。だから魚をとろうと思えば、常平生(へいぜい)からちゃんと網の用意をしておかねばならない。
人生全ての機会を捕捉(ほそく)するにも同じ事がいえる」

 人生におけるチャンスは、待っていれば必ず与えられるものではありません。また、チャンスが訪れても、それをつかめなければ、手にすることはできません。

 大切なのは、チャンスが訪れた時にそれを活かせるよう、準備を怠らないことでしょう。

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<コメント>

魚のようにわかりやすいものはともかく、人生のチャンスが訪れていても、それがチャンスなのか、どうなのか、気づきにくいものもたくさんあると思います。

まずはそういう気づきの感度を高めておくことが、網の用意に相当することかもしれませんね。

それだけの知識を得ておくとか、思いを高めておくとか、そういうことに加え、体調を整えるというのもバカにできません。

早寝早起き、スッキリと目覚めてチャンスを捉えたいですね。


◎ 熱い風呂

 関東地方のある海沿いの町では、今も銭湯が健在です。番台があって、富士山のペンキ絵が描かれている、昔ながらの銭湯です。

 その町はかつて漁師町だったので、銭湯が社交場の役割を果たしていました。その日の漁や海の状態について、銭湯で情報交換をしていたのです。

 海で冷えた体を温めるため、お湯の温度はかなり高めでした。今もそれは変わりません。熱い湯を求めて、常連の年配者たちが毎日通い続けています。

 その一方で、銭湯のオーナーには悩みがあります。
古い銭湯に、若い人がなかなか来ないのです。何しろお湯が熱いため、子どもには敬遠されます。

 長年支えてくれたお客様は大事にしたい。とはいえ、新しいお客様にも来てほしい。

 お湯の温度を下げ、今風に改装すれば、客層は広がるかもしれません。しかし、馴染み客の足は遠のくでしょう。経営を維持できるかも不安です。

 町の銭湯文化を絶やさないために、一番いい方法は何か。老舗の銭湯オーナーは、まだ答えが出せないままです。
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<コメント>

皇居周辺の銭湯は、ジョギングを楽しむ人でにぎわっています。私も2回ほど、東京出張の際やってみて、その混雑ぶりに驚きました。

施設が古かろうが富士山の絵があろうが、都合のいい場所でお風呂に入れるというだけでニーズはあるのでしょう。

ただしお風呂の温度については確かに問題はありますね。
私もあまり熱いのは入れませんし、かといってぬるいのもイマイチです。

時間帯によって温度を変えるというのはどうでしょう?
子どもが利用する時間帯と漁師さんが利用する時間帯は違うような気がするので。

あなたなら、どういう解決策を提案しますか?

2016.02.01:壱岐産業:[事務局ノート]