本日の日経新聞にトヨタ自動車の雇用形態の変更の記事が掲載されていました。
詳しくは以下を参照して下さい↓↓
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ0400E_U4A700C1EAF000/?dg=1
期間従業員(契約社員)を正社員化する人数が増加してきいるということです。
まだ、ピーク時年間1,000名を超えていたわけですので、現在の100名という数字はまだまだではありますが、増加に転じていることは注目です。
通常企業としては契約社員で採用していたほうが、業績には対応しやすいわけですが、そのメリットを上回るリスク(メリット)があるようです。
それは日々ピッチが上がっている採用難・人材不足というリスクです。
どんなに素晴らしい事業の仕組みでもそれを運営する人がいなければ、売上も立たないわけで、そのリスクを現実の危機として感じているのではないでしょうか。
実際山形でもその傾向が強まっているようです。
山形で大手の製造業からは派遣社員が取れなくなってきたとの声が聞こえてきます。
人口減少などの趨勢も勿論ですが、山形県周辺地域の給与などの雇用条件が改善していることにより、そっちに人が流れていることが大きな要因かと思います。
おそらく今後山形の企業も給与条件などを改善していくかと思いますが、その他企業も更によい条件を提示していくと思います(なぜなら人がいなければ事業を運営出来ないので)。
今後は更に山形県内企業同士での人の取り合いになるかと思います。
また、もう1つ重要なのは今いる社員の処遇です。
これまでは給与もそれなりだし、愛着もあるしということでずっと勤務していたパートなどが相対的にさすがにこれではということで外に出て行く可能性があります。
一度出て行かれたら昨今の人材不足の中で同程度の経験を持った人を採用するのは至難の業です。
したがって、新たに採用する人の雇用条件を改善するのも必要ですが、今いる社員の雇用条件を見直すのも同じく重要です。
まさに企業は人なりです。
この記事へのコメントはこちら