今日の日経新聞朝刊に「とがった能力」結集 地方発成長のヒントという記事が掲載されていました。
まず、「とがった能力」とは、前例を突き破り革新的な技術やシステムを生み出すような能力とでも言うのでしょうか。
この能力を持った人材をたくさん地方に集めることが地方発展に繋がるという記事です。
では、どのようにすればそんな人材が地方に集まってくるのか。
事例も記載されていました。
富山県高岡市にある素材メーカーの事例では、賞与をぐ~んと増やして地域で一番賞与の高い企業にして人を集めるということをやってみました。
当初賞与が50万円だったのを100万円にしたとのことです。
そうしたら東大なども含め全国から優秀な人材が大挙して応募に来たそうです。
思い切った施策ですよね。
賞与コストが倍ですから。
ただ、そんな施策で入社してきた人材が画期的な商品を開発して大きく利益に貢献しているようです。
社長曰く「連結利益から見れば賞与の額など大したことはない」とのこと。
太っ腹です。
ただ、すごく大切な考え方だと思います。
よく給与で来るような人材はいらないと経営者の方から言われますが、給与はその会社の仕事を選択する上での重要なファクターの一つです。
給与しか見ない人は論外ですが、給与も見ることは当たり前の事ではないでしょうか。
人にはそれぞれ支えなくてはいけない家族だったりコミュニティーがあります。
その人達のことを考えると給与はすごく大切です。
ですから、この会社の社長の決断は優秀な人材を集める上で当然のことだと思います。
こと山形に関しては、時々そんな話は聞きますが、そこまで目立った話はないですよね。
「山形だから給与水準はこの程度でいいんだ」では山形出身の優秀な人材や他県の優秀な人材は来ないです。
「山形だけどこのくらい支払うよ」という意志が見えないと魅力的に見えないです。
まだ山形ではそうじゃない今こそ、上記のような考えを持った会社が山形に出現すれば、話題にもなって優秀な人材も集まると思うのですが・・・。
他にも事例が記載されていますので、ご興味ある方は下記を参照してください。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB29015_Z20C13A8SHA000/?dg=1
【山形での転職をご検討の方はご相談ください。】
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