ふるさと「東根」には、美しい田園風景が広がります。果樹やごんぼ、ビニールハウスなど、他地区に誇れる農産業も盛んです。その農産業に欠かせないのが水です。
本校では毎年、4年生が大切な水を供給してくれる「諏訪堰」の学習を行っています。
まずは、スクールバスに乗り込み、諏訪堰頭首工に向かいました。
ここでせき止められた水が、諏訪堰へと流れていきます。
今回は特別に管理棟にも入らせていただきました。
中には大きな機械があり、水門の開閉の管理やそのしくみについて教えていただきました。
この模型は何だ?
これは、昔、水をせき止めるために使われていたものだそうです。米俵に石をつめて川の中にたくさん沈めていたそうです。
現在はその役目が水門に代わったとのことでした。
とても意欲的な子供たち!疑問や聞きたいことがあると、どんどん質問する姿があり、その熱心さに驚かされました!
次は、穴堰を見学しました。昔は山に沿って水路があったそうですが、大雨などにより山が崩れ、水路が埋まってしまうことがあったため、トンネルを掘ったそうです。
このトンネルを通って、東根地区に水が運ばれていくのです。
ここは、諏訪堰開拓の一人目の偉人、沼澤伊勢さんの碑です。浅立地区にあります。
今から400年も前に工事が行われたのです。もし失敗したら処刑されるのを覚悟で工事を進めたそうです。
次はもう一人の偉人、新野和泉さんの碑のある場所へ・・・
あれ!?なんか、おいしそうなものをいただいている・・・・
とても暑かったので、広野地区の公民館(広翔館)で休憩させていただきました。その時に、町のほうから冷たいおいしいものをいただいたのでした・・・・ありがとうございました!
エネルギーをチャージし、いざ、新野和泉さんの碑へ!!
2人の偉人達の綿密な計画と自分たちの生活のためにということで、地元の人たちの並々ならぬ努力の結果、諏訪堰が見事完成したのです。
ここは広野稲荷神社。諏訪堰の道のりを2匹のキツネが導いてくれたという伝説が残されています。
その2匹のキツネがまつられているところです。
そしてそのお堂の中には、新野和泉さんの像がありました。貴重なものを見せていただき、子供たちも感動でした!!
途中、諏訪堰揚水機場を車窓から眺めながら、最後は、畔藤排水機場に到着です。
ここは、大雨が降った時最上川からの逆流により、水田が水没するのを防ぐための施設です。
施設内には3台のポンプがあり、1台で1分間に2リットルペットボトル19000本分をくみ上げることができるそうです。子供たちも驚きを隠せない様子でした。
この見学を通し、自分たちの生活を支えている水のありがたさや、それらを守ってくださっているたくさんの人々の努力や工夫をたくさん学ぶことができました。とても有意義な学習でした!!お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。