私のお勧め本

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今回私がお勧めする本は、約14年程前に発売され物凄く話題になった、

『盲導犬 クイールの 一生』をご紹介します。

この本は、当時一般の方々には馴染みが薄かった盲導犬の話です。

どのようにして盲導犬が誕生し、活躍するかを書き綴った本です。

本の発売が好評で、当時映画やテレビ放映された実物語です。

皆さんもご承知と思いますが、盲導犬は『選ばれて・選ばれての優秀な犬です。』

視覚障害者の目となり、より良く生活をする事が出来る様に手助けをします。

『自ら命をかけ、守り通す犬です。』

今般、仙台市周辺でも時より訓練の風景を見ることがありますが、

この本にも記載されていますが、声を掛けたり、触ったりは禁句です。

近年このような盲導犬に危害を加え、負傷させる事件がありました。

このような事件があっていいのでしょうか。

選ばれし優秀な盲導犬の良い特徴を逆手にとり、危害を加え何が楽しいのでしょうか。

私は当時ゴールデン・レトリバーと共存していましたので、家族で映画鑑賞もしました。

より一層犬との意思疎通を家族と共に図る事が出来た事を記憶しています。

盲導犬の一生は、

①盲導犬の繁殖で生まれ(血統が関係する)・・・生後2~3ヶ月で第一回目の別れ。
繁殖の殆どがボランティア(ブリーダー)で供出します。


②育ての親での生活(パピーウォーカー)・・・約1歳位まで子犬を育てます。
(一般家庭の生活に馴染ませるためです。)
そして第二回目の別れ。一般の家庭で生活(ボランティア)。この時点で盲導犬としての名前に変わります。

③しつけの親での生活(盲導犬協会・総合訓練センター)・・・厳しい訓練生活の開始。
約1,5~2年で総合適正判断され、盲導犬として合格・不合格の判断になります。
クイール犬は合格となり、第三回目の別れとなりました。

当時、私達夫婦も仙台市青葉区にある盲導犬育成センターの出向き、訓練体験をしてきました。
夫婦での感想・・・信頼関係が大切、命を預けるので!!!。

④視覚障害者との相性判断・・・視覚障害者と一緒に訓練し、相性も判断されます。

⑤晴れてクイール犬は、信頼関係を築くことができ、寝食共に生活して行くことが出来ました。
(新たなパートナーとの新生活開始)

⑥視覚障害者さんが闘病生活に入る・・・約2年程でセンターに戻り、預けられる。

⑦視覚障害者さんとの別れ・・・約3年程センターに預けられていましたが、死去にともない、
盲導犬としての生活に終止符が付く。(他の障害者さんへは行きませんでした)

⑧盲導犬デモンストレーション犬として、新たな生活活動開始。

⑨11歳(人間では60歳の還暦相当)になり、昔のふるさと(育ての親元)へ引き取られる。・・・老後の生活開始。
通常では、育ての親元には戻らないのが通例です。
(盲導犬として心が揺ら動く為、別れたら二度と会わないのが通例です。)
人間とはなんと自由なのでしうょうか!!!。

⑩クイール最後の力を絞って・・・12歳の誕生日2日後に亡くなる。

こんな実話本の話です。
大型犬の場合・・・10~12歳位が平均寿命です。
小型犬の場合・・・12~15歳位が平均寿命と言われています。

さて、我が家の愛犬コロンは何歳まで元気で生活出来るか見守っていきます。

追伸、今回の本も2回目の読書です。私の場合、殆どの本を二度読むようにしています。
(購入した本の場合です)
私は、一度では記憶が薄く、二度読むとはっきり記憶でき、また、別な方向から思考出来るからです。
・・・本の表紙がなんとも愛くるしく可愛いですね・・・。
2015.04.14:h_kato:[コンテンツ]

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