進捗状況を報告させていただきます。
東日本大震災の地震被害で土地が地滑りをして旧建物が不同沈下した物件です。
この度、当社にて新設の擁壁工事を施工させていただいています。
東日本大震災の復旧・復興工事で職人さんが不足し、現在では思うように
コンクリートが入手出来ない状況です。
震災前は現場で配筋・型枠を組んでコンクリート打設をする工事工程が主流でしたが、
現在ではPCコンクリート擁壁(既製品ですが認証品・プレキャストコンクリート)を並べてボルトをジョイントする工事で完了です。
現場施工より短期間で工事が進められ、近隣へのご迷惑をお掛けする期間が短くて完了します。
耐久性も現場施工と同様にあり、現在のコンクリート価格と手間費用を比べると
高額な商品ではありますがお勧めです。
但し、この様な工事は現場状況等により、どちらを選ぶかは現場次第と考えられます。
現場は事前に地盤強度調査を実施し、今回の現場は地盤強度が多少低い為、PCコンクリート底盤下へ
コンクリートを混ぜ合わせ、表層改良で固める施工を実施しています。
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